長女と長男が生まれた際に、当時勤めていた会社の上司(部長)から出産祝いとしていただいた毛布が2枚ある。薄手のウール100%で使い勝手がよく、日々愛用していたが、最近になって汚れが目立つようになった。
ウール物はそう頻繁に洗うものではないが、使い始めてから数十年、一度も洗った記憶がない。
「ウール毛布は汚れがつきにくく、洗う必要なし」とのネット情報もあったが、一度は洗っておくべきかも?と思い立った。
ウールのセーターや小物類は専用洗剤で年に一度手洗いをするが、毛布は大物でバスタブにぬるま湯を張ってやるにしても、難易度が高そうだった。
いろいろ調べて、以前に何度か布団の打ち直しと丸洗いを頼んだことのある布団店で、毛布の丸洗いもやっていることを知る。価格もいくつか調べた一般クリーニング店より、かなり安い。
暑い盛りで、毛布はしばらく不要。洗濯するには絶好の時期で、店に直接持ち込んで状態を見てもらうことになった。
顔見知りの店主に見積もってもらうと、1枚は普通のウールで828円、カシミア製の1枚は扱いが難しく、550円増の1,378円、計2,206円だった。それでも他店に比べて安いことに変わりなく、依頼することにした。これが8/1のこと。
お盆休暇を挟んだこともあり、仕上がりの連絡は3週間後。車で受け取りに行くと、毛布は見違えるように蘇っていた。
ただ、襟元の汚れを完全に落とすことは難しかったらしく、「このシミはとれませんでした」との注釈シールが貼ってある。そう大きな問題ではなく、リーズナブル価格でやってもらったことに感謝したい。