5年前に15個の球根を3ヶ所に分けて植えた庭のグラジオラス、数年後から花の数がじょじょに減ってきた。
もしや球根の植え替えが必要?と、理由を調べてみると、要は肥料不足が大きな要因と知る。そこで今年は春先に鶏ふんをたっぷり与えてみた。
すると7月末あたりから3ヶ所全てで次々と花が咲き始め、ここ数年咲いてなかった色の花も復活。やはり肥料不足が原因だったらしい。
ただ、色が2色の花や黒の花は咲かない。改良種は生命力が弱い傾向にあり、強いのは単色の赤や黄色、ピンクの花だ。
可憐で華麗だが雨風に弱く、支柱を立てて支えている |
一昨日の本修繕ボラで、1年前に難しい補修を手掛けた厚い昆虫図鑑に、再びページ外れが発生したことを知る。作業には自信を持っていただけに、軽いショックを覚えた。
バラバラになったページをまとめ、背の部分にノコで切り込みを入れてタコ糸でボンド補強したもの。マニュアルにも載っている標準手法だが、この夏休み中の度重なる閲覧には耐えられなかったらしい。
別の補修手段についてずっと考えていて、昨日は釘を使った補強を思いつき、手頃な自作本でテストしてみた。千枚通しと金槌を使い大工仕事に近いが、強度は抜群。ボンドのような乾燥時間も不要だ。
釘製本は以前はやっていたが、サビに弱いことで糸綴じや無線綴じに変わっていった。だが補修としてなら、使えるのでは?と考え、本の返却と貸出のついでに、サンプルを持って図書室の係員に会ってきた。
釘を使ったページ補強を試す |
結論は「子供の読者が想定される図書館の本に、怪我の可能性がある材料(釘)は使えない」という、半ば予想していたもの。
厚い本のページ外れ補修は今後も発生すると思われ、他の手段を検討することに。
安全確実なのは、一昨日も別の本でやったタコ糸の返し縫いで綴じ直すこと。ページ外れの可能性はゼロに近づくが、問題は3センチを超す厚さの図鑑に、どうやって通しの針穴を開けるか?である。
千枚通しでは無理で、キリか電動ドリルを使うしかないが、穴が大きすぎても小さすぎてもダメ。夜まで試行錯誤し、ようやく使えそうな手法を見つけた。これに関しては次回の本修繕ボラで試す。