2025年6月5日木曜日

復活への備え

 テレビの手元スピーカーに使っていたニッケル水素充電池2本が充電不可能になった。2017年に100均ダイソーで買った単3充電池(1,300Ah)で、以前から使っているアマゾン製(1,900mAh)と比べて安かったが、寿命も短かった。
 2014年に買ったアマゾン製はライブ用エフェクターに使っているが、こちらも11年が経過していて、最近は充電間隔が短くなりつつある。手元スピーカー用として新たに2本だけ買うか、エフェクターで使う6本を丸ごと交換し、古い電池2本を手元スピーカーに回すべきか、かなり悩んだ。

 自宅練習ではエフェクターをACアダプター経由で使っていて、充電池は不要。充電池が必要になるのは、外部に持ち出して使うときだ。
 ACアダプターを持参すれば外部でも使えるが、機材の軽量化と設営簡素化の両面から、充電池で軽快に使いたい。


「外部で使う」すなわち「依頼されて歌う」ということで、コロナ禍が吹き荒れた2020年からの5年間は依頼が激減し、ギター弾き語り活動そのものが、このままフェードアウトする可能性も高かった。
 ところがコロナ禍の収束傾向に伴い、昨年後半あたりから各方面でじょじょに活動が復活。ライブ依頼が増え始めた。

 コロナ禍前はNPO法人の運営するボランティアサイトに登録されていて、そこからの依頼が圧倒的に多かった。しかしコロナ禍でサイト自体が閉鎖となった。
 いま依頼が入るのは、過去に何度も訪れていた介護施設や個人経由が中心。自分のHPでも細々と告知はしているが、以前に比べると消極的。今後もその姿勢が変わることはないだろう。


 ギター弾き語り活動を積極的に始めたのは2005年からで、この20年で介護施設や公的空間、自宅や路上を含めて、累計597回のライブを行った。(今日現在の数値)
 よくぞ歌ったと自分でも感心するが、70歳を過ぎたころから漠然と「やめ時」を意識するようになり、同じ時期にコロナ禍に見舞われ、加齢に伴う心身の衰えなどもあって、(やめるなら今かも…)と、その意識は強まった。

 ところが昨年後半から再び人前で歌う機会が増え、いざステージに立ってみると、以前より喉や心身の調整は難しくなってはいるが、歌そのものに大きな衰えはないことが聴き手の反応からわかった。
(人前で歌いたい…)という意欲がまだ自分に残っていて、他から請われている間は、細々とでも歌い続けているべきではないか?と最近は思い始めている。
「終わり」がいつやって来るかはわからないが、年を重ねる1年ごとを自らに課した目標と区切りにし、心身を調整しつつ続けていきたい。
 ということで、機材の一部となる単3ニッケル水素充電池6本を新たに買った。つまりは、再スタートへの備えである。

・富士通  HR-3UTC(1900mAh )×6本:ヨドバシ通販で実質1,289円

 性能的にはアマゾン製と大差なく、10年は使えると期待。おそらくは最後の投資であろう。