5月のGWに初めてトライしたメルカリの出品(無線LANルーター)が、わずか30分で売れたのに気をよくし、次なる出品に挑戦した。
今回の出品は、51年前の古いスポーツ新聞。先日亡くなった長嶋茂雄さんが引退した試合を特集した報知新聞である。
熱烈な巨人ファンだった私が結婚する前年のことで、詳しく報道されていた報知新聞を駅の売店で購入し、資料箱の奥底に大切に保存しておいたもの。以降6度の引っ越しにも耐えてきたが、自分自身が終活をすべき年齢に差し掛かり、いまが処分の時期と判断した。
幸いにカビや汚れはなく、シミ虫に食われることもなく、経年に寄る色あせ以外に、大きな傷みはない。ただ、なにせ50年を越す古い資料。はたして価値があるものなのか、まるで見当がつかなかった。
出品する前にメルカリやヤフオクで調べてみると、似た商品はあったが、全く同じものは存在しない。ただ、この種の資料にも買い手はいるとわかり、出品を決めた。
防水袋と緩衝材で仮梱包を済ませた商品 |
初回の出品で要領はつかんだので、その記録を見ながら作業。まず写真を5枚撮って明度などの微調整を施す。
続けて商品の説明を考える。出版物なので出版社と記事の内容以外に書くことはなく、商品の状態にかなりの説明を割いた。カテゴリは「スポーツ→野球」と決め、メルカリが活況となりそうな週末の金曜〜6/13、22時半に出品の手続きを開始。
前回と同様にまず写真を順にアップロードすると、メルカリ側から商品タイトルや説明文、ジャンル、商品価格を提案してきた。
準備していた内容とは大きく異なり、商品名や説明文の多くを簡潔でわかりやすいメルカリの提案に従った。保存状態や記事説明の一部のみをオリジナルで追加。カテゴリもメルカリ提案に従い、「本雑誌漫画→雑誌→スポーツ」とした。
商品価格はメルカリから6,200円と提案されたが、こちらは他の似た商品に比べて、明らかに高い印象。当初は1,500円のつもりだったが、少し上げて2,000円に決めた。
商品配送方法は前回の「らくらくメルカリ便」から「ゆうゆうメルカリ便、ゆうパケット(¥230)」に変更した。写真撮影後に仮梱包してみたらサイズが微妙で、こちらが最安値で送れると判明。メルカリ独自の配送サービスであることは同じで、大きな違いはない。 出品手続き後、じっと連絡を待つが、出品後わずか30分で売れた前回のような早い動きはない。2時間ほど経って確かめると、閲覧数はわずか5で、売れる目安となる「いいね!」もゼロだった。
日付が変わっても変化はなく、この日はあきらめて大人しく寝た。
一夜明けて閲覧数は8まで増えたが、動きは鈍い。早く売るためには価格設定に問題がありそうだった。
そこで価格を200円だけ下げ、1,800円にして再出品。出品時間は22時半では遅すぎるとネット情報から知り、20時に手続きした。
すると、閲覧数が一気に19まで増え、「いいね!」も2個ついて2時間後には売れた。価格を下げたことがよかったのか、土曜の20時という時間帯がよかったのか、メルカリの経験が少なくて、よくわからない。
仮に時間帯のせいだとしたら、値下げせずとも売れた可能性はある。しかし、最初に相談した息子のアドバイス「欲張らないで低めに価格設定すれば、すぐ売れるよ」の言葉通りの結果だろう。
購入者から「防水処置を念入りに」との要望があり、ビニール袋を2重にして封印も厳重に再梱包した。
売れたのが土曜夜(6/14)で、送付手続きは郵便局でやろうと思ったら、最寄りの集配局が土日は休みに変わっている。やむなく他の送付手段であるローソンに変更。
近所のローソンに行き、「Loppi」という専用機で手続きをする。スマホのメルカリ専用アプリから商品のQRコードを表示させておき、「Loppi専用コードをお持ちの方」のボタンから進んで、商品のQRコードをアプリから読み込ませる。
出てきたレシートを30分以内にレジに持ち込み、従業員が印刷してくれた送り状を自分で封筒に貼って提出すれば終了。ここで配送料は支払わない。多少の違いはあるが、「らくらくメルカリ便」と基本的な扱いは同じだ。
送付して2日後の今日、商品が無事に届いて購入者の評価も得た。残高は少し増えたが、いまのところ現金化せず、メルカルでの別商品購入か、キャッシュレス決済「メルペイ」で有効に使おうと考えている。