上空に梅雨前線が居座り、このところ愚図ついた天気が続く北海道。猛暑には程遠い肌寒さで、いったん片づけた長袖シャツを再び引っ張り出した。昨年の猛暑再来に備えて準備した冷風扇の出番は未だにない。このまま夏が終わってしまうのか?
天気が悪いと外仕事はやれず、先日の路上イベントで明らかになった譜面の使い方に関し、改良を試みた。
陽射しが強い場合、液晶の輝度を最大にしても電子譜面では反射があって見づらいことが判明。2〜3曲限定で、歌う曲が事前にはっきりしている場合、予備として持参しているA5サイズの紙譜面のほうが扱いが簡単で、見やすいことがわかった。
セットと入替えの時間を短くし、万一の雨対策まで考慮して、A5用紙専用のクリップ板を自作し、会場に常設の鋼製譜面台に磁石でつける手法を考えた。
冷蔵庫で固着テスト |
ベースとなる板は試行錯誤のすえ、強度と軽さの両面から、A5版より一回り大きい165×225の3ミリ厚ベニヤ板に最終決定。
表側の下端には幅7ミリと幅20ミリのプラ板を両面テープで2段貼りにし、譜面を差し込んで風でめくれないようにした。
裏側下端には磁石をボンド固定。表側上端を同じく磁石つきのクリップで全体を挟み、鋼製譜面台にくっつける。
磁石つきのクリップは養護学校を何度か訪問した際、お礼としてもらった手作り品。磁石は強力でネコのデザインが愛らしく、屋外ライブでは重宝してきた。
前回ライブでも使ったが、譜面の下端が風でめくれる以外は問題なかった。
雨の場合に備え、板と同じサイズの透明プラ板も準備した。紙譜面の一番上に置いて全体を挟む予定。
裏面の様子 |
一通り終わって久しぶりにマイク前で歌い、使い心地をテストしていたら、突然スマホが鳴った。
過去に14回歌った近所のデイサービスからのライブ依頼だった。実に6年ぶりのことで、固定電話はとうに廃止しているが、よくぞ携帯番号を記録しておいてくれたものだ。
介護施設系のライブはこのところ動きがなく、このまま先細りかと具体的な行動は全くしてなかった。思わぬ復活に不思議な巡り合わせを感じる。