2024年7月16日火曜日

自転車タイヤ自力交換

「自転車のタイヤがおかしいの」と、買物に出ようとしていた妻が訴えた。空気を入れるとタイヤが異常に歪んだという。確かめると後輪のタイヤの一部が裂けていて、バースト寸前。中のチューブに異常はないが、早急にタイヤの交換が必要だった。
 その日は段差を極力避けて慎重に走るよう伝え、ただちに交換すべきタイヤをネット検索する。


 ブログの記録によると、自転車を買ったのは6年前の4月。当時も7年乗った自転車がタイヤのバーストを機に新しく買い替えている。
 前回に比べて数ヶ月早いが、週に3回×5キロ乗ったとして、月に60キロ走行。3月中旬から12月中旬まで、9ヶ月間は乗るから、1年で軽く500キロを超える。6年乗って3000キロとなり、酷使でタイヤに寿命がきてもおかしくない。


 自転車のタイヤ交換は過去に何度もやっているが、前輪に比べるとチェーンが関わる後輪の作業難易度が格段に高い。直近では2009年に後輪タイヤの交換をやっている。

 タイヤの仕様はリムの空気バルブ横に刻印してあり、24×1-3/8。価格はヨドバシカメラのネット通販が最も安く、「シンコーDEMING製」が送料込みで1,190円だった。
 ただちに注文し、4日後の今日届く。気温が30度を超す真夏日で、25度まで下がって凌ぎやすくなった16時半から交換作業を始めた。
 まず後輪タイヤの空気を抜く。ハブ軸ナット&ワッシャーの両側をモンキスパナで外し、次にペダル横にあるチェーンカバー固定ビスを緩め、中のチェーンをマイナスドライバーで外側に外した。



 スタンド、リヤーキャリア、泥よけステーの両側を順に外す。チェーン引き金具のナットをプライヤーで緩め、ナットは残して金具だけを車体から外す。



 うしろ側にあるチェーンカバー固定ビスを緩め、チェーンカバーを取り外す。


 後部ブレーキを固定しているボルトナットを取り外す。(ブレーキ本体はそのまま)


 以上で後輪は車体から外れて自由になり、タイヤやチューブの交換が可能な状態になる。


 取り外したパーツは組立時に迷わないよう、順に並べておく。


 ブレーキ本体はつけたまま、タイヤレバーを使って手前からタイヤだけを取り外す。中のチューブを傷めないよう注意。

古いタイヤが外れた状態

 新しいタイヤをセットし、タイヤレバーで少しずつ押し込んで装着する。中のチューブがねじれないよう注意。



 分解とは逆の順序で部品を組み立てる。(分解時に写真を撮りながら進めると間違いがない)後輪のねじれの多くは、チェーン引き金具ナットの位置調整で解決する。
 空気を少しだけ入れ、チューブにねじれがないかタイヤをもんで確かめる。空気を完全に入れて終了。


 タイヤのねじれ調整に手こずり、終わると丸2時間が経過していた。外注すれば工賃だけで3千円〜6千円程度。(後輪が高い)タイヤまで含めると、バーゲンの新品に買い替える選択もありそうだ。
 今回も暇に任せて自力でやり遂げたが、DIY難度は最高レベルの5段階中の5。あまりお勧めはしない。