3日連続で30度を超す真夏日となったが、市内中央区にある幌見峠のラベンダーが見頃。富良野のラベンダー園は遠く、近場の幌見峠は穴場だった。午後から妻を伴い、珍しくエアコン全開で観に行く。
暑さのせいか道路も峠も予想外に空いている。1時間弱で着き、入口で500円の駐車料を払って入場。来るのは2度目で、記録を調べたら実に17年ぶりだった。
小高い峠に吹く風は涼しく、身も心も洗われる思いがした。来てよかった。
店内は8席ほど。導かれるままに窓辺のカウンター席に座る。椅子はすべて種類が異なり、カウンター素材は2×10(38×235)のツーバイフォー材。内装も我が家によく似ている。
女性店主が一人で切り盛りしていて、私は夏季限定メニューの抹茶パフェ1,200円を、妻はブレンド珈琲「桜」600円をそれぞれ頼んだ。
抹茶パフェは抹茶アイス、白玉団子、つぶ餡、クッキー、チョコレート、ゼリー、蜜などがびっしり詰まった贅沢なもの。クッキーのリスがクルミ菓子を食べるストーリーで造られ、上から順に味の変化が楽しめる仕掛け。
なみなみと注いでくれた珈琲は、ネルドリップで落とした本格派。ソーサーには季節に応じて変わる小さな花瓶が添えられている。我が家では味わえない芳醇でまろやかな風味で、非常に美味しかった。
居心地がよくてずっと座っていたくなるが、店内には「滞在時間は90分以内にお願いします」との貼り紙があり、40分ほどで退去。
以前に行った市内南区の「カフェ崖の上」にコンセプトがやや似ているが、刺激的な非日常空間を堪能するには、短めがよいのかも。