先日の函館ひとり旅で使った鞄は、車による家族旅行や飛行機での小旅行、そして昨年の入院の折にも重宝して使った。
他にも鞄はいくつかあるが、ポケットが多数あり、収納力がある割には軽くて持ちやすいため、自然に出番が多くなる。
ところが酷使がたたってか、今回の旅行中にショルダーベルト金具が壊れてしまった。
徒歩での移動が予想外に多く、重さはそれほどなくても、取手で下げると意外に負担が大きい。普段はあまり使わないショルダーベルトを装着し、首にかけて斜めに背負うようにして歩いたので、金具に無理が働いたのかもしれない。
金具を固定する革パーツの糸が両側ともほぐれ、脱落寸前。旅の半ばに気づき、ちょっと困って他のベルトや金具部分に無理やりストラップを通して応急処置。何とか乗り切った。
記録にはないが、買ってから20年近く経つ気がする。本体には問題がなく、他の鞄より使いやすさでは勝るため、自分で修理して使い続けることにした。
ほぐれた革パーツをミシンで固定し直す。本来ならロックミシンを使うべきだが、持ち合わせていない。ごく普通の廉価ミシンで慎重に縫い直した。
過去の経験から、足で踏むと加減が難しく、針を折ってしまう可能性が高い。右側にあるはずみ車を手で回しつつ、少しずつ運針した。
続いて、万一またストラップ金具が壊れたときに備え、予備となる金具を適当な位置に2ヶ所つけた。Dカン金具はおそらく100均でも売っているが、廃棄した鞄類から取り外して保管してあるものを使った。
あと何度機会があるかわからないが、もうしばらくは使えそう。