2023年2月9日木曜日

除雪スコップを補修

 日最低気温と最高気温の平年値が上昇に転じ、札幌の冬はすでにピークアウトしている。寒さは底を脱した感はあるが、降る雪の量はそれなりで、昨日から今日にかけても16センチ降った。
 最近は玄関前と車周辺の除雪は妻がやってくれる。除雪が適度な運動となり、体調がよいそうだ。私の役目は妻が通路脇に積み上げた雪を裏庭の雪置き場まで運ぶこと。いい役割分担になっている。


 この日除雪を終えた妻が、「スコップが壊れた」と訴えた。見ると先端部にかぶせた鋼板がはがれて脱落寸前。以前から具合が悪く、つい最近補修したばかり。しかしこのところの酷使で状態が悪化した。

 除雪スコップを買い換えたのは2019年1月。丸4年使っている。買った直後に傷みやすい先端部に鋼板をDIY加工して取り付けた。
 今回壊れたのはその鋼板部分で、本体のポリカーボネートに損傷はない。鋼板があったほうが丈夫なのは明らかで、調べると端材がまだ残っている。冬はもうしばらく続く。ただちに交換することにした。


 まず新しい鋼板を45×330のサイズで切り取る。次に壊れた鋼板を取り外しにかかったが、Φ4×L8のアルミリベットで強固に止めてあり、簡単には外れない。いろいろ試したあげく、最終的には電動グラインダーの力を借りた。
 3ヶ所あるリベットの頭だけを切り取り、裏側に抜き取る作戦だったが、電動グラインダーのパワーによる熱で、ポリカーボネートに開けた穴が溶けてしまった。外れるには外れたが、同じ穴を利用して止め直すことは不可能だった。


 やむなく本体ポリカーボネートの先端を5ミリほど切り取った。ここでも電動グラインダーを使ったが、熱で板の一部が熱で溶けて分厚くなり、強度としては逆に好ましくなった。
 その後鋼板のカバーをかぶせ、センタポンチを併用して4.5ミリのドリルで貫通穴を開ける。リベットを通し、ハンマーで叩いて固定。当初の構想とは違ったが、ともかく補修は終わった。


 次回の交換はリベットの中心にドリル穴を開けて壊すなど、工夫が必要かも。溶けた穴を別のポリカ樹脂で補修する方法もある。
 アルミリベットは錆には強いが、取り外すことを考えるなら、ごく短いビス止めなども検討すべきか。