通算9度目の地区センター図書館、本修繕ボランティアの日だった。このところ近隣で雪に起因する重大交通事故が相次いでいて、関係者に知人も含まれていた。路面状態が悪い日の運転は極力避けたく、10センチ近くの積雪があった今日は初めて徒歩で行った。
歩道の除雪が充分でなく、早めに家を出たつもりが、着いたのはいつもと同じ11時。参加者は7名と普段より多め。部屋に入ったとたん、「今日はあまり修繕本がないんです」と係員から言われた。
修繕すべき対象の本には波があり、定時までやって終わらないときもあれば、極端に少ない日もある。私はいつも遅めの参加なので影響が大きい。
挨拶だけで帰ろうとしたら、「音楽の打合せをしたいと館長が言っています」と係員が言う。10日ほど前に提出した音楽ライブ企画書のことだった。そのとき館長さんは不在だったが、この日に合わせて時間をとってくれたらしい。
10分ほど待って事務室に呼ばれ、企画書の内容に関して具体的に打合せをした。
ロビーコンサート「叙情歌サロン」ver1/2014.12.6 |
企画の内容は、2014〜2015年にかけて3度実施したロビーコンサートに関すること。「叙情歌サロン」と題し、完全リクエスト形式で計2時間のコンサートを実施した。
当時の提案者も私で、いろいろな事情から地区センター主催でやることになり、予想を上回る集客で好評だった。
その後館長さんの交代で中断し、新型コロナ感染が始まると全てのイベントが長い中断に入ってしまった。
最近になってようやく感染が落ち着きを見せ始め、昨年2度試みたデイサービスライブを無事に切り抜けたことも後押しし、感染対策に配慮した新形式でのロビーコンサートを提案してみようと考えた。 この地に住んで23年経つが、現在の館長さんは私の知る限り4代目。幸いに過去に私のロビーコンサートを2度経験しているという。4年前には地区センター主催のシルバー大学で歌わせてもらったが、そのときも担当だった。
シルバー大学の音楽講義終了時に、「またロビーコンサートをお願いしますね」と声をかけられていた。人員の入れ替わりは激しいが、私の歌とパフォーマンスをよく知っている数少ない方である。
企画そのものは基本的にOKだったが、年度末に差し掛かったり、他のイベントの都合などあって、実施は6月でどうか?との打診。この時期に歌える場があるだけでもありがたく、もちろん異存はない。
演奏時間は半分の1時間に短縮し、リクエスト形式もとらない。マイクと客席との距離、客席の間隔なども前回同様にはやれそうになく、他の公的イベントにならうことになりそう。
コンサートのフライヤー作成は専門スタッフがいるそうで、今回はおまかせした。午後2時開始は不動だが、これまで土曜だった曜日は平日に変わる可能性がある。曲数は12曲前後の見込み。
完全予約制にするか否か、コンサートタイトルを変えるかなど、細部の詰めはこれから。いずれにしても、長く停滞が続く地域音楽活動が復活するささやかな一助になればと考えている。