2022年9月29日木曜日

入院の日

 胃ガン内視鏡手術の入院日だった。9年前の大腸ガンのときは当日入院、即手術だったが、病院の内規が変わったのか、今回は前日入院の指示。入院が1日長くなるが、選択の余地はない。

 病院に行く時間は14時。準備は前日までにほぼ終えていて、洗面道具類とノートPCだけを当日にパッキングした。
 前回は2泊3日で、今回は1週間の入院と言われている。出口側(大腸)よりも入口側(胃)のほうが、より対応がシビアになるらしい。


 昼食後、最寄りのバス停まで歩く。入院で車の利用はできず、荷物はカバンひとつにまとめたが、前回はなかったノートPCがあるせいで、6kgと重い。妻が自転車に荷物を載せてバス停まで送ってくれた。

 バスと地下鉄を乗り継ぎ、ゆっくり歩いて13時40分に病院に着く。諸手続きを終え、14時5分前に病室に案内された。


 病室は3階4人部屋の窓際で明るい。音は筒抜けだが、カーテンで仕切られていてプライバシーはそれなり。看護師さんの案内でシャワー室やデイルームなど、院内の施設を見て歩く。

 事前情報はなかったが、Wi-Fiが病室でも無料で使えるようになっていた。さっそく持参のノートPCをネットに接続。しかし、なぜかタブレットPCにはつながらない。OSが古いせいかもしれない。
 ネットはタブレットPC中心でやるつもりでいて、ノートPCの電源ユニットを持参してなく、数日でバッテリが空になりそうだ。なんとか対策を考えよう。


 ぼんやりしていたら看護師さんが現れ、病衣に着替えるよううながされる。明日からの点滴に備え、予め点滴用の針を刺された。

 17時に予約制のシャワーを浴びる。点滴用の針には厳重に防水カバーを施してもらった。
 シャワー室は2つあり、片方にはバスタブもついていた。術後2日間はシャワー禁止のため、浴びておくのが得策。
 シャンプーと石けん、タオルやバスタオルは持参したが、ドライヤーがなく、洗った髪の乾燥にやや手こずった。女性や髪の多い人は持参すべきか。(その後、施設で貸してくれることを知る)
 18時から夕食。まだ手術前のため、平常食である。ご飯におかず3皿の和食メニュー。温かいほうじ茶もあった。
 副食はアコウダイと舞茸の蒸し焼きゴボウ人参&油揚グリンピースの煮物小松菜の昆布煮浸し。味噌汁がなくて残念だったが、どれも美味しく食べた。
 明日から2日間は絶食、その後もしばらく病人食となるので、ゆっくり味わった。



 消灯21時までの時間、ネットや電子本、ラジオなどで時間をつぶす。ICカードを買えばベット横にあるテレビも観られるが、いまのところ観る予定はない。
 夕食前には主治医の先生も顔を見せてくれた。いよいよ始まる。