2022年9月5日月曜日

手術前に本の修繕ボラ

 通算6度目の地区センター図書館、本修繕ボランティアに参加。前回と同じ11時過ぎに図書館に行くと、私を除く参加者は5名だった。
 うち1名はすでに帰宅し、もう1名も帰るところで、残ったのは係員を含めて4名。素早く準備を済ませて、ただちに作業に取りかかる。

 ボランティア組織が発足して半年、メンバーが慣れたせいか、この日は修繕対象の本が残り少なかった。手間のかかる補修はなく、作業棚の手前にある本から順に作業を始めた。


 手始めに絵本のページ脱落の補修をする。単にボンドで止めるだけと思いきや、脱落したページが本体からわずかに飛び出ている。
 以前にも同じ箇所を補修したらしく、ノド(ページの谷間)の部分が背から微妙に浮いていた。スクレイパーで手前のページもはがし、脱落ページと共にまとめると、ぴったりそろった。そのままボンドを流し込み、Wクリップで3ヶ所を固定する。

 続けて絵本のページ破れを補修。古い補修跡である半透明テープを剥離液ではがし、新しい透明テープを貼る。
 絵本の補修が続き、1時間後の12時までに計4冊の絵本を補修し終えた。子供が扱う絵本は、どうしても傷みがひどくなるようだ。


 作業棚から補修対象の本がすべて消え、この日の作業はこれで終わりか?と思いきや、補修対象となっていない閲覧棚に並ぶ本のうち、小口の汚れがひどい本のヤスリがけをやって欲しい、との要請が係員からあった。
 人気があって閲覧数の多い推理小説の汚れが特にひどいという。案内されたのは西村京太郎の書架。かなりの数があり、確かにどれも手垢と思われる汚れがひどかった。

 10冊ほど取り出し、木片に包んだ紙ヤスリで順に作業。木工系DIYで普段よく使っているので手慣れている。45分で15冊ほどを仕上げ、定刻15分前にこの日の全作業を終えた。


 終了後、胃ガンの手術&入院とその後の静養のため、しばらく活動を休みたい旨を係員に告げた。患部の進行程度によっては、そのまま退会の可能性もある。
 始めたばかりの活動で、作業にも少しずつ慣れてきたところ。任期終了の来年3月までは細々とでも続けたい気持ちはあるが、先方の都合もあり、現時点ではなんとも言えない。まずは身体を治すことだ。