午前中から気温が上がり、お昼過ぎに今年初めて20度を突破。寒さに震えていた庭の水仙も、ようやく花を咲かせた。ムスカリやチューリップの蕾も膨らんでいるが、満開はもう少し先。
陽気に誘われ、雪で傷んだラズベリーの囲いを全面的に修復することにした。
これまでラズベリーの周囲には18×45の古い胴縁材を打ち込み、周りにロープを張り巡らすことで支柱代わりとしてきた。
ところが経年で杭が傷んで折れてしまう。防腐処理もやってなく、より丈夫な手法が必要だった。
車庫屋根の裏側に作った廃材収納スペースから45×45のタルキを見繕う。1200長を2本、1800長を2本取り出し、1800長は半分に切った。
マサカリの刃を傷めぬようライラックの切り株を台代りにし、計6本のタルキの先端を削って打ち込みやすくする。その後先端部と頭に木酢液の原液を塗って防腐処理を施した。
木酢液による防腐対策はウッドデッキ床板で実績があるが、木杭では未知数。効果を期待しよう。
珈琲タイムの間に木酢液を乾燥させたあと、古い木杭をすべて引き抜き、ロープをいったん外した。
ラズベリーの高さに合わせ、まずウッドデッキ側に長い杭2本をマサカリの背を使って打ち込む。残りの4本はバランスよく周囲に打った。
木杭の頭にビスを止め、そこを起点に順にロープを張って一周させる。余ったロープを中に折返し、中央部にあるラズベリーを支えるよう2ヶ所で交差させた。
抜いた木杭の大半は腐食して使えないが、やや太い1本だけが再利用可能。南側にある小さなラズベリーの群生の一部に転用した。
ラズベリーは芽が吹き始めたばかりで、本格成長はこれから。伸びすぎて時に持て余すので、早めの対策だった。