2021年5月17日月曜日

高齢者とネット通販

 コロナ禍吹き荒れる札幌だが、最低限の用事は済ませなくてはならず、決死の覚悟でゆうちょ銀行窓口まで行ってきた。
 自分の軽自動車税、実家の固定資産税と電気代など、いずれも納付期限のある手続きを無事に終える。外出自粛要請発令中のせいか、ガラガラに空いていた。

 実家不動産相続登記で、期限のある手続きがもうひとつ残っていて、最低あと2回は窓口に出向く必要がある。
 目下回覧中の関連書類がようやく最後の相続人まで回ったとの連絡があり、今週中にはなんとか終わらせたいが、果たしてどうなるか?


 会社員時代の妻の同僚で、50年近い交流のある友人から昨日電話があった。
 コロナ禍で外出がままならず、プランターで花でも育てようとホームセンターに花の土を買いに行ったが重くて持てず、配達を頼もうとしたら、商品代の倍近い送料を要求されて、結局断念したという。
 70代半ばの一人暮らし女性で、首都圏在住。車は所有せず、自転車はパンクしたまま。買い物カートは持っていない。

 ネット通販を勧めたら、怖くて一度もやったことがないという。クレジットカードは所有し、PCやインターネット操作は一通りできる。
 送料無料で安全なサイトを紹介し、アカウントの取り方やパスワードの決め方と管理方法など、留意すべきことを列記し、商品のリンクアドレスと共にメールで送った。
 さっそくアカウントを作り始めたらしく、今日になって再度の連絡があった。パスワードをブラウザに保存させるべきかどうかの質問だったが、金銭を伴うサイトのパスワードは多少不便でも、別にメモしておいて購入するたびに入力するのが無難であると助言。
 パスワードをブラウザに保存したままだと、万が一PCが盗難にあった際、高価な商品を勝手に購入されるリスクがある。

 コロナ時代を高齢者が無事に生き抜くために、ネット通販は必須アイテム。ぜひモノにして欲しい。