2021年3月7日日曜日

春待ち昼食会

 長男一家を招いて、正月以来2ヶ月ぶりに昼食会を開いた。元来が引きこもり気質の私たちは別にし、孫娘が「ジイジの家に行きたい」と、毎日のように訴えるらしい。終わりなきコロナ禍と長引く厳しい冬で、幼児にまでストレスが及んでいる。

 北海道のコロナ集中対策期間がようやく終わるが、用心して時間が長引きがちな夕食会ではなく、短時間で済む昼食会を提案した。
 昨年末のXmas会をベースにし、参加は大人4人で移動は全て車。玄関での消毒と車内でのマスクを徹底する。昼食メニューはXmas会と同じく、はま寿司のテイクアウト。前日夕方に参加者の健康を確認したうえで、ようやく決行の断を下した。


 12時に長男一家のマンションまで迎えに行き、自宅に戻る途中で前日に予約しておいた寿司を受け取る。長い自粛が終わるせいか、店内はこれまで見たことがないほど混雑していた。
 全員空腹で、到着後すぐに食べ始める。互いにあまり会話せず、いわゆる「黙食」を徹底して、1時間強で食べ終えた。
 気温は氷点下だが、陽射しが強くて部屋の中は無暖房でも暖かい。孫娘が1階から2階へとせわしく動いてはしゃぎまわり、大人たちが順に見守りを担当した。
 2階では一昨年暮れに作った室内ブランコが大活躍。豪雪で公園のブランコがずっと使えず、乗りたくてウズウズしていたようだ。
 以前はおっかなびっくりだったが、いつの間にか立ち漕ぎができるようになっている。ぐいぐい漕ぐといまにも仏壇にぶつかりそうで、あわてて横にずらす。

 そのうちギターをいじり始めたので、インスタ映像で送られてきた昭和歌謡を順に歌うと大喜び。長男が買ってきた昭和歌謡のカバーCDを聴いて覚えたことが判明。なるほどね。
 この日のために、カウンター机にはまだお雛様を飾ってあったが、孫娘がそれを色鉛筆で描いたあと、妻の提案で3人で片付けることにした。


 15時が近づき、「お腹空いた」との孫娘の訴えで、オヤツタイムへと突入。
 まず孫娘がラズベリーアイスを食べ、お嫁さんが持ってきてくれた各種大福餅と、私が昨夜作っておいたラズベリームースを皆で美味しくいただく。初めて食べた気がする苺大福のまろやかさが絶妙だった。

 その後は妻がPCでネット、長男は持参のノーパソで仕事、お嫁さんはベンチで昼寝、私と孫娘はYoutubeと思い思いに過ごし、17時でお開きを宣言するが、「まだ帰りたくない」と、遊び足りない様子の孫娘が珍しく愚図る。
「またおいでね」と言い含め、お土産にフルーツヨーグルトやホワイトデーのお返しなどを渡して、どうにか納得させる。短時間だったが、互いの安否を直接確かめられてよかった。

孫娘による「帰りたくない」意思表示