2021年2月21日日曜日

かんじき異空間

 かんじきウォークを始めたせいか、このところ体調がよく、夜のトイレにも起きなくなった。持病の不整脈も、とんとご無沙汰。50Kgスレスレだった体重がじわじわ増え始め、52.6Kgに到達。8年前の大腸ガン手術前の体重に迫ってきた。
 長く患った母を送ってやがて1年。諸手続きや片づけで残っているのは実家の不動産処理くらいで、諸々のストレスから解放されたせいもあるのかもしれない。


 すっかり気をよくし、今日も夕方5時前後から自宅東側の土手をかんじきで散策。陽がすっかり長くなり、あたりはまだ充分に明るい。
 気温はマイナス1度くらいで、日中の陽射しで解けた雪がほどよく締まり、歩きやすくなっている。この時期特有の「堅雪(かたゆき)」という状態だ。
 一般道路は全く歩かず、自宅前からいきなり土手に出る。かんじきは家の玄関で装着した。今回もストックは使わない。

 いざ歩いてみると、町内の道路から重機で押し出された雪塊が土手道のあちこちで山になっていて、そのまま歩き続けるのは不可能だった。
 そこで土手の緩い傾斜を下り、川面と同じレベルの岸辺に出る。さすがにここまで雪は押し出されていない。


 夏場はぬかるんでとても歩けない広い岸辺を、好き勝手に歩き回る。川の水量は少なく、半分凍っていて危険はない。
 21年住んでいるが、これまで一度も足を踏み入れたことのない場所だった。かんじきウォーク限定の異空間である。

 キタキツネらしき足跡を始め、正体不明の鳥や小動物の足跡が多数。キツネが雪の下にいるエゾヤチネズミをしとめたらしき痕跡もあった。
 あちこち30分ほど散策し、家に戻る。ひとけは全くなく、持参したマスクはつけなかった。次回は東側から迂回して西へ続く土手道をたどってみようか。