2021年2月12日金曜日

暗証番号の共有

 溜まっていた用足しに、午後から銀行と地区センター図書館を順に回る。
 寒波が去って気温が上り、雪解けが一気に進み始めた。予報では来週始めから、かなりの雨になるらしい。春が近づいてきた。

 3つの銀行で4通の預金通帳の暗証番号を変更した。実は先月末から、いわゆる「終活ノート」のような文書をPCでまとめている。内容は多岐にわたるが、その一環で、各種暗証番号を子どもたちに伝える必要が出てきた。
 相続や葬儀、仏壇や墓のことは文書で残せるが、暗証番号やパスワードはうかつに記録に残すと、いつどこで漏洩するか分からない。
 そこでリスクを避け、暗証番号を子供たちと共有することにした。記憶による伝授なので、漏洩のリスクはない。


 子供が最初にキャッシュカードを作ったのが、確か高校生のころ。「暗証番号はどうすれば?」と相談され、類推不可能で家族だけが覚えられる画期的な数字を提案。「それ、いいね!」と即決し、今日に至る。

 なぜかその番号、親である私が使っているものとは異なる。万が一将来認知症にでもなり、預金の管理を自分でやれなくなったときに備え、子供と統一しておけば面倒がない。
 両親を介護した際、暗証番号どころかキャッシュカード自体を持ってなく、長姉が中心になって新たに申請し、苦労した覚えがある。元気でいるうちに、親として最低限備えておくべきことのひとつだろう。
 事前に調べたら、どの銀行でもATMで簡単に変更できることが判明。手続きはあっけなく終わり、ついでにクレジットカード暗証番号の変更も申請した。こちらは郵送による手続きで、10日ほどかかる。
 終活ノートそのものはほぼ書き終え、残るは共同執筆者となる妻のチェックを残すのみ。確定後、pdf形式で3人の子供たちにメール送信する。つまりは、「WEB終活ノート」という位置づけである。