2017年6月9日金曜日

ハガキをデジタル保存

 ライブ関係の打合せで、相手がメールに対応していないケースがよくある。私の場合は聴き手対象が中高年なので、なおさらその傾向が強くなる。
 単なるライブの案内状ならハガキに印刷して送ればそれで済むが、いまはハガキ代も62円に上がって、ばかにならない。なるべく安くて早いメールかFAXで済ませたい。

 問題は相手がライブの主催者である場合で、主に電話での交渉になるが、メールやFAXと違ってかける時間が制限され、しかも記録に残らないのが最大の弱点。
 過去に電話だけで打合せを進めた結果、行き違いがあってライブの日付を1週間違えるという手痛い失敗をやらかした。電話だけの打合せは、相手との信頼関係がよほど強固でないと、間違いを犯しやすい。
 メールやFAXに対応していない相手には、携帯のショートメールを補完的に使ったり、それにも対応していない相手には、確認のハガキを郵送したりしている。それも間に合わない場合には、わざわざ面談に出向いたりもする。こうなると、ほとんど明治時代以前である。
 メールにすっかり慣れてしまった身には何とも面倒で歯がゆく、経費もかかる古い手段である。こうした相手との関係は、次第に疎遠になってしまうのもやむを得ないことだ。


 ハガキでの確認は一見確かなもののように思えるが、実は「出した当人に記録が残らない」という、重大な欠点がある。メールやFAXではそうした問題は起きない。近況報告程度ならよいが、厳密な打合せにはやはり不向きな手段だ。
 その欠点を補うべく、大事な打合せはテキストエディタで文章をまず記し、いったんハガキに印刷。同じ文章を自分宛のメールに転送し、「…さんライブ打合せ」などとタイトルをつけて保管するようにしてきた。

 しかし、この場合も手順がやや面倒である。ふと思いついて、ハガキ連絡専用のデータベースファイルを自作し、本文のほか、差出し年月日や宛名も同時に保存管理できるようにした。
 さっそく9月に予定されているライブ連絡に使ってみたが、書いた本文をそのままハガキに印刷したあとそっくり保存され、検索や並べ替えも瞬時。これまでメール形式で保存してあった打合せも、すべてこちらに転送保存した。
 本文は約400字で、文字の大きさは11ポイント。中高年でもまずまず読めて、打合せに最低限必要なことは書ける文字数だ。

 60歳以上のスマホ所有率が50%を超えたなどと騒がしいが、中高年ともなれば、ライブを企画主催しようというツワモノでさえ、まだこうしたお寒い現状。はてさて、どうしたものか…。

2017年6月8日木曜日

妄想カラスの襲撃

 台所の窓越しに花が咲き始めたラズベリーを眺めていたら、葉の上で何やらうごめく茶色の固まり。毛虫だ!いつもこの時期に発生する何かの幼虫で、一匹でも取り憑かれるとまたたく間に増えて、あっという間に丸ごと枯らしてしまう。
 数日前に裏庭のハマナスに取り憑いているのを見つけ、手でつぶして撃退したが、2本あるうちの1本は花の蕾まで完全に食われてしまい、今年は紅色の可憐な花が見られない。

 取り残した何匹かが昨夜の暴風雨で飛ばされ、ラズベリーにたどり着いたに違いない。木酢液をスプレーで吹き付けるのも有効だが、手っ取り早いのは手で捻り潰してしまうことだ。
 軍手をはめ、あわてて外に出る。片っ端から捻り潰し、だいたい退治したので、念のため北側にも回って葉の裏側をチェックした。


 そのとき、北側にあるアカシアの大木からカラスのヒナらしき鳴き声。(もうヒナがかえったのか…)と、何気なく巣の方向を見上げた。これがいけなかった。毛虫退治に気を取られ、「ヒナがかえった直後のカラスの巣を見上げてはいけない」というタブーを、一瞬忘れていた。
 たちまちけたたましい鳴き声と共に、親ガラスが木の上からまっすぐ下りてくる。咄嗟にラズベリーの間に身を隠したが、カラスは目前に迫る。しかも2羽だ。おそらく去年から継続して営巣中の夫婦ガラスだろう。
 素早くテラスドアから室内に逃げ込む。カラスのヒナなど全く相手にしていないが、相手はそうは思っていない。妄想バカカラスには、関わらないのが一番だ。
 カラスはテラスの目前までやってきて、裏庭にあるミズナラやカエデの木をいったりきたりし、1羽は家庭菜園にまで入り込んでガラス越しに室内をうかがい、ギャアギャア鳴いては威嚇し続ける。バカは相手にしないのが一番なので、じっと身を隠してやり過ごした。

 数分たってようやく姿を消したが、ちょっとした恐怖を感じた。これほど脅されても鳥獣保護法の関係で、一切手出しはできないという。法の不条理を感じずにはいられない。


 昨夜の雨で地面がほどよく湿り、枝豆の種を蒔く絶好のチャンスだったが、妄想バカカラスがうろついているので、作業ができない。
 夕方の薄暗くなる時期までじっと待って、18時半から作業を始めた。用心して先日作ったカラスガードで身を固める。しっかり装着できるよう、ロープを通す穴を4ヶ所開けて4点支持方式に改良した。

 蒔く場所が巣からは直接見えない南側だったこともあって、何とか襲われずに14ヶ所40粒の種を第1弾として蒔き終える。家庭菜園の維持も時に命がけである。

2017年6月6日火曜日

カラスガード

 台所の生ゴミバケツを水封して以来、アリは行き場がなくなったのか、昨日は台所横に置いてあった小さな植木鉢の中に巣を作ろうと群がっているのを発見。ただちに植木鉢ごと外に出してバケツに入れ、これまた水封して全滅させた。
 明けて今日、久しぶりに外仕事でもやろうとウッドデッキに出たら、家庭菜園の肥料やBBQ用の炭を入れてある樹脂製ストッカーにアリが多数いる。不審に思って蓋を開けたら、何ということか園芸用の培養土の袋にアリが群がっている。どうやら巣を作り始めているらしい。
 ただちに取り出して袋に水を注ぎ、こちらも水封。全滅させた。

 それにしても、何を好き好んでこんな面倒な場所に巣を作りたがるのか。完全な屋外ではなく、温度の安定した半屋内のような場所が好きらしい。
 そういえば、昨年巣を作られた浴室ドアも同じ条件だった。巣別れの終わるあと2ヶ月くらいは、油断ならない時期が続く。



 自宅周囲の雑草が伸び放題で、ずっと気になっていた。体力も少し回復してきたので、ようやく刈り取る気になった。しかし、カラスの襲撃が怖い。
 すでに先月下旬に何の理由もなく襲われている。電動草刈機で両手が塞がっている無防備な状態で襲われたら、ひとたまりもない。

 昨年は帽子やゴーグルで「変装」して何とか終わらせたが、今年は一計を案じ、後頭部をすっぽり覆い隠す「カラスガード」を自作することにした。
 車庫屋根の張替えで不要になったポリカ波板をシャモジ形に加工。ベルトで止める部分にくぼみを作ると、うまく首に止められた。
 さっそくやってみる。外に出たとたん、さっそく例のカラスがやってきて上空を鳴きながら威嚇し始める。しかし、さすがにこの状態だと低空飛行で襲ってはこない。傘と同じで、下手に襲うと自分の羽を傷めてしまうことをちゃんと知っているのだ。
「傘をさしているとカラスは襲わない」という情報から考えついた方法だが、思った以上に効果的で、作業が終わるまでの30分間、カラスが近寄ってくる気配はなく、無事に道路側の草を刈り終えた。

 欠点は首の部分だけで支持しているので、安定が悪い。背中の下端部に長いヒモかベルトをつけ、腰か胸でもしばるようにすれば、さらに使いやすくなりそうだ。
 このカラスガード、おそらく散歩や自転車のときにもこのまま装着してゆけば効果的と思われる。着脱がスムーズにやれるような改良も必要だ。

2017年6月5日月曜日

風邪のリハビリ

 風邪による体調悪化がかなり回復し、気温も昨日から一転して5度ほど上がった。まだ平年値よりはだいぶ低いが、陽射しはまずまず暖かい。
 都心に行く用事が2つあり、電話で確認したら、明日よりも今日が都合がいいという。体調はまだ万全ではないが、10日以上もずっと出歩いておらず、リハビリもかねて出かけることにした。

 用事のひとつは3月に知人の紹介でライブ資料一式を持参し、挨拶に行ったカフェ。パルコの横にある老舗カフェだが、その後音沙汰がなく、当面のライブ予定はないものと判断していた。
 ところがその知人経由で、再びライブの打診があった。事情はよく分からないが、やはり歌って欲しいような感じだ。初回は挨拶だけで具体的な条件などの話には至ってなかったので、もう一度こちらから出向く必要があるのかも…、と考えた。
 ルートをいろいろ検討したが、万一ライブが実現した場合を想定し、地下鉄ではなく店に最も近くて安い駐車場から歩いて向かうことにした。
 以前からチェックしてあった道庁近くのタワー駐車場が曜日を問わず、30分100円である。これは安い。裏通りにあって分かりにくいが、ここから1.3Kmでお店に着く。幸いに空いていてスムーズに停められた。


 身体がなまっているのでゆっくり歩いたが、およそ15分で店に着く。事前に電話しておいたので、話はスムーズ。
 基本的には演らせてもらう方向だが、店の6〜7月のスケジュールが忙しく、時期は8月末の涼しくなったころ、というところまでしか煮詰まらなかった。

 ライブのスタイルを完全リクエスト方式でやるか、はたまたうたごえ方式でやるか、曜日や時間はどうかなど、細部も未定のまま。
 それでもステージ位置や出演料、プロジェクターを使った歌詞投影などの概要は決まった。今後の具体的な動きを待ちたい。
 その足でタワー駐車場から医大病院に向かい、先日検査入院した身内を見舞う。面会が15時からで、到着が15時45分。16時から何かの検査があるそうで、ギリギリで間に合った。
 私と似た病気だが、定期診断で引っかかった。明日は我が身である。「無事に生き延びてよ」と声をかけてきた。比較的元気そうなのが救い。

 家に戻って一休みしたら、さすがに疲れが出たのか、2階の予備ベットで2時間ほど仮眠してしまった。
 喉の調子もかなり復活してきたので、少しずつ歌の練習を再開している。1週間も休んだ割りに、感じはそれほど悪くない。高音部も普段通りに出るが、まだ少し鼻声だ。声の伸びもいまひとつ。
 しかし、60%くらいまで戻した感じはする。こちらも6日後の認知症カフェライブまで、調整を続けたい。

2017年6月3日土曜日

MacBookも買い替え

 7年ぶりに自費で買い替えたiMacに、妻がすっかりハマっている。液晶サイズは同じだが、画面位置がこれまでより5センチほど低くなり、画面の美しさも向上して見やすくなった。OSのバージョンが一気に5も上がり、ブラウザの障害もなくなった。
 これまでフリーズして進まなかったサイトも、サクサク見られる。パソコン前に座る時間が長くなるのもうなづける。

 最近は検索エンジンで調べたい項目を入力し、欲しい情報を自分で探す技も会得した。テレビ局からただ与えられるだけの受動的テレビ視聴より、はるかに能動的で脳も活性化されるだろう。
 テレビを観るより、パソコンでのネット閲覧のほうが消費電力も40Wほど低い。あらゆる面で買い替え判断は正しかった。


 妻の新iMacに感化され、ついに私まで携帯型のノートパソコンMacBookを買い換えることにした。
 いま使っているMacBookは、1階居間で使える唯一のパソコンとして、さらには旅行時の携行用として2013年11月に中古で買ったもの。
 当時のOSは10.6で、まずまず働いてくれた。旅行時に万一仕事が入っても旅先でこなせるよう、最低限の仕事用アプリも使えるようにしてあったが、この3年半で実際に旅行中に仕事が入ったことはない。
 半年以上前から「このOSは古くてセキュリティ面での問題があるので、早急にアップグレードするように」との警告が起動時のみならず、ネット閲覧中にまで頻繁に出るようになり、それに合わせるように全体の操作が非常に重く(遅く)なった。
 使用頻度は少ないが、妻が寝たあとのPCはほとんど1階に置いたMacBookでやっていたので、早急に手を打つべき時期だった。


 既存のMacBookでは、OSをこれ以上アップグレードすることができない。買い替えが必須である。狙いはまたしても中古のMacBookで、OS10.9以上がインストール可能なもの。これは妻のiMacを探した条件と同じだ。
 あちこちのネット通販をあたったが、条件を満たす機種は25,000〜35,000円といったところ。前回ヤフオクで買ったMacBookが送料込み36,000円だったので、このあたりが妥協点か…、と一時は考えた。
 ある夜、何気なくターゲット機種をそのヤフオクで検索していると、いきなり「送料込み16,000円」の商品が目に飛び込んできた。しかも「即決価格」で、つまりは「16,000円払います」と宣言すれば、ただちに落札できるシステムである。
 商品の状態や出品者の評価を慎重に調査。ヤフオク利用は2年ぶりだが、過去の経験から「問題なし」と即断し、ただちに落札した。この時点での価格はまだ4,000円で、オークション開始からわずか2時間だったが、判断が遅れてはならない。


 支払い等の手続きがあって、今日の午前中に商品が無事に届いた。購入時の箱や取説、付属品一式がそっくり同梱されていて、商品にも大きなキズはない。とても7年使ったようには見えない美品だった。

MacBook_late2009
 ・2.26GHz、IntelCore2Duo、メモリ4G、HDD250GB
 さっそく起動してみたが、OSは最新のSierraがインストールされている。バージョンが一気に6も上がった。メモリが倍の4Gに増強されているせいか、ストレスなくサクサク動く。これまでのもたつき感がウソのようだ。状況次第ではHDDを速いSSDに換装する気でいたが、どうやら必要なさそう。
 まずブラウザをクロームに換えて他のPCと同期。セキュリティソフトを入れ、Dropboxもインストールして同期させた。Google日本語入力を入れてユーザー辞書をインポート。ホームページ管理用として、FTP転送フリーのFileZillaをインストールしたところでセットアップは終了とした。

 問題はデータベースや画像処理系で最新のOSだと動かないアプリがいくつかあること。しかし、これらの作業は2階に置いてある2台のPCで完全にまかなえる。
「旅行先で仕事をする」という当初の目的のひとつが消えたいま、ノートパソコンの用途をネット系の操作のみに限定するなら、現状の最新OSのまま使うのが賢明のような気もする。

2017年6月2日金曜日

アリを水でブロック

 気温の上昇と共に、アリが活発に家の中に侵入してくる時期になった。新築当初はさして気にならなかったが、月日の流れと共に基礎回りにできた微妙な隙間から侵入してくるらしい。

 攻撃的な対策として「アリメツ」という安価な薬が最も効き目がよく、4年前からずっと使ってきた。アリの通り道に数滴垂らしておき、アリに食べさせて巣ごと退治してしまう、というものだった。
 なかなか効果的だったが、アリが群がって薬を食べつくすまでの時間が長く、巣に持ち帰らせるために、退治せずにじっと見守る必要がある。見ていて非常に不快なのが欠点だった。
 じっと観察すると、当然ながらアリの目的は食料で、一時は開けたばかりの菓子袋がアリで真っ黒になっていたこともある。毎朝パンに塗るハチミツの容器も何度もアリに狙われた。
 守備的な対策として、菓子類は開封すると密閉容器か冷蔵庫に入れ、なるべく個別に包装された菓子を買ってくる。ハチミツは珈琲豆の空缶に入れて密封した。菓子のプラ容器類はいったん水に浸し、カスを流し去ってから分別するプラゴミ用袋に入れるようにした。


 残るアリの食料は生ゴミである。生ゴミは蓋付きの10Lバケツに入れる方式で、ペダル式の専用ゴミ入れよりも密封性は高い。しかし、これでもアリは隙間を見つけてやってくる。魚の骨や肉類の残りが好物らしい。

 毎晩寝る前に蓋をとって異常はないか確認するが、朝起きるてゴミ箱まで延々アリの行列が出来ていると、ウンザリする。その時点でバケツごと外に出して隔離し、残ったアリは雑巾で一網打尽。しかし、この作業も頻繁だとけっこう疲れる。
 ゴミ箱の取手を高い位置にぶら下げ、床から離すとかなり効果があるが、それでも吊り下げたフックやヒモ伝いにやってくるから、アリの執念たるやすさまじい。
 ふと画期的なアイデアが思い浮かんだ。生ゴミバケツを水に浮かせてはどうだ?
 アリは水には非常に弱い。浮かべておけば数分で溺れ死ぬし、泳げないので水のある場所には決して近寄らない。昨夏に浴室ドア内に作られたアリの巣も、ドアを外してバスタブ内に常時浸けておくことで、ようやく壊滅させた。


 生ゴミバケツよりも一回り大きいプラスチックたらいがあった。新婚時代に買ったもので、ほとんど使っていない。入れてみるとうまく収まる。バケツとたらいの間に水を700ccほど入れると、ほどよいドーナッツ状の水路が確保された。
 空のバケツだと浮かんで傾くので、内側に20ミリ厚のタイルを重し代りに3枚敷く。内側に市指定のゴミ袋を入れ、あとはこれまで通り蓋をして台の上に載せて使う。

 2日間試してみたが、アリの姿を台所でほとんど見かけなくなった。お城の堀と同じ考えだが、生ゴミをアリという敵から完璧にブロックできる欠点の少ない方法である。
 唯一の不安は、誤ってたらいをひっくり返してしまうこと。水の量は意外に少なくて済むので、仮にそうなっても大きな問題ではないかもしれない。

 高断熱住宅のせいかい、アリは年中やってくる。究極とも思えるこの防御策、一時的ではなく、通年やっておくべきかもしれない。

2017年6月1日木曜日

歯根治療に残念

 2週間くらい前に予約してあった大学病院での歯根治療の日だった。起きると咳はかなり治まっていて、ひどい鼻水もない。口腔外科はいつも混んでいて、完全予約制。今回キャンセルすると、次もまた2週間は待つ。迷ったが、診てもらうことにした。
 麻酔して歯根を切開すると聞いていたので、用心して風邪薬は飲まなかった。代りにビタミンドリンクを朝に1本飲む。念のため数日ぶりにハチミツ大根も作って断続的に飲んだ。どちらも治療には支障ないはず。

 予約は15時半。薬を飲んでいないので運転にも支障はなかったが、午後から降り始めた雨が本降りになってしまった。全く忌々しい。
 まずレントゲンを2枚撮ったが、近くの歯科で書いてくれた紹介状に病状が詳しいので、話は早い。15時45分くらいから手術は始まった。

裏庭のライラックがほぼ満開

 麻酔で感覚がなく、詳しいことは分からなかったが、前歯上部の歯茎をザックリと切り開き、歯根周囲の化膿した患部をまず切除。さらに歯の根部分に穴を開け、内部の清掃と薬詰めもやったらしい。
 表側にあたる下側にも穴を開け、同様に内部清掃と薬詰めを実施。予定ではトンネル工事のように貫通させるはずが、石灰化した神経の残滓の一部に、どうしても除去できない箇所があったようだ。
 ともかくも、1時間で手術は終了。心配していた出血はあまりなかった。切開部は糸で縫合したので、1週間後に抜糸することになる。
 状態はあまりよくないので、予後はあまり期待できない、と悲観的な見通しを言われた。患部が再び化膿した場合、歯周病も進んでいる歯なので、抜歯したほうがいいだろう、とも。
 風邪と雨をおして治療にやってきたはずが、かなり残念な結果に一人落ち込んだ。治療費は薬代を含めて7,000円弱で済んだ。1万円は超えると予想していたので、これだけが救い。

 帰宅後、麻酔が切れてジクジクと頭に抜ける痛みに襲われた。酒も風呂も風邪薬も禁止。夕食後に指定された薬と痛み止めを飲んだら、ようやく少し楽になった。
 風邪はようやく終息の気配。鼻水は止まり、咳も出ない。夜、長男のお嫁さんに電話して安否の確認をしたら、やはりどん底は脱したようだ。長い長いトンネルだが、少しは出口が見えてきたか。