先月上旬から動悸の乱れを感じるようになった。季節の変わり目に現れる不整脈(期外収縮)で、特に秋から冬へと移行する時期に多い症状だった。
不整脈を初めて自覚したのが16歳の夏に企てた稚内への単独自転車旅行の折で、睡眠不足と緊張による自律神経の乱れが原因と思われた。
その後、強いストレスに苛まれるシーンでしばしば現れ、時に胸の痛みまで伴うようになる。症状が悪化した20代後半のサラリーマン時代、思い余って休暇をとり、循環器系の専門病院を訪れた。
心電図を始めとする各種精密検査を受けたが、心臓機能には異常なしとの診断。係長に昇格した直後で、多忙と責任増による心理的要因によるものに違いない。
脱サラして事業を立ち上げ、ほどなく軌道に乗って寝る間もないほどの忙しさに追われていた40代、またまた症状が現れた。市の集団健診で心電図に異常ありと指摘され、再び精密検査を受けることに。
最初の精密検査にはなかった運動負荷心電図のほか、胸にセンサーを貼り付けたまま長時間を過ごす心電図検査も受けたが、結果はやはり「心機能に異常なし」。医者も首を傾げたが、おそらくは事業維持への心理的負担が原因だったろう。
ときは流れ、子育ても終わって事業維持の負担も軽減され始めたころ、またしても市の集団健診で引っかかった。前回同様に「心電図に異常あり」との指摘で、循環器科での精密検査を勧められた。これが2014年のハナシ。
このときは心電図→エコー検査→冠動脈CT検査→レントゲン(正面&側面)等々の各種精密検査を3時間かけて受けたが、ここでも結果は「心機能に異常なし」。心理的な要因だろうとの結論で、処方されたのは「ワイパックス」という抗不安薬。要は鎮静剤、精神安定剤の類いである。
実は60代に入った2009年にも「救心」という市販薬を飲んで症状が収まった経緯がある。心機能には異常がなく、自律神経の乱れを薬などで解消してやれば、症状は改善に向かうようである。 症状が長引く今回、再び抗不安薬をもらいに循環器科に行こうと考えたが、以前に試して効果のあったカモミールティーのことをふと思い出した。煮出して飲むと自律神経を整え、抗不安薬の代用となることが実証されている。
不整脈から遠ざかっていた最近は飲んでなかったが、家庭菜園の片隅で咲くカモミールを毎年わずかずつ収穫し、乾燥保存してあった。
さっそく10〜12個の花を煮出して飲んでみる。寝つき際と明け方に決まってやってくる動悸の乱れはその日から大幅に緩和され、やはり効果はあった。その後も5日ほど続けてカモミールティーを飲んで備え、循環器科は回避できそうな感じだ。
冬は日々の散歩やDIY系の外仕事が難しくなり、気分転換の手段が雪かきくらいしかない。日射量の減少で気分も落ち込みやすい。
加えて昨今は内外を取り巻く政治状況の混迷により、テレビやネット経由で見たくもない醜悪な政治家の顔や醜態が否応なく突きつけられ、ストレス悪化に拍車をかける。
うまく回避して自律神経を整える手段を考える必要に迫られているのだ。