2025年12月15日月曜日

修繕納めて来年に続く

 今年最後となる地区図書館〜本修繕ボランティア活動日。未明から湿った雪が降り、車庫前の除雪に手間取った。時期外れのプラス気温でぬかるむ道を走り、9時35分に到着。参加メンバーは6名だった。

 前回手掛けた修理本をまずチェック。対象4冊のうち、1冊に再補修の箇所を見つけ、ボンドで処理。
 簡単に終わって新規の修繕作業に取り掛かるが、この日の修理対象本は少なめ。透明ブックカバーの上端と下端が剥離した本の部分貼替えを2冊続けて行ったが、2冊目の赤川次郎の本で手こずった。


 閲覧数が多いせいか、上端部のカバー剥離を修理した痕跡が複数あり、新旧の透明カバーが折り重なっている。さらなる透明カバーを貼り重ねると、ダンゴ状になってしまう。
 係員と相談のすえ、古いカバーをすべて剥がしたのち、新規の透明カバーを貼ることに決まる。

 苦しみつつも、長い時間をかけてようやく格好がつき、透明カバーをぐるり貼って終わらせようとしたら、見計らったように係員のAさんが別の修理本を持ってきた。棚には置いてなかったが、修理が非常に難しい本なのだという。
 表紙の大半が取れかかっていて、脱落寸前。普通なら廃棄対象だったが、希少な人気本なので、なんとか延命させたいという。
 1985年の検印が押された松本清張の古い作品集だった。修理方針を含めて、相談に乗って欲しいとのこと。


 主旨はわかったので、進行中の作業を急ぎ進めて終わらせ、ただちに処理を始めた。
 まず表表紙と裏表紙を切り外し、傷んだ見返しは切り取って廃棄。続けて背の部分を本体から取り外す。本来は背が本体から浮いているべき厚い本だったが、過去の修理過程でボンド固定されていた。

 どうにか終わって、本体を含めた4つのパーツを簡単に清掃。この時点で係員と再協議する。
 本体の背に新たな寒冷紗を貼って補強。見返しは新しいものに全交換し、表紙は3つのパーツを寒冷紗でつないだのち、本体と接着することが決まる。


 表紙に貼った古い透明カバーをすべて剥がす面倒な工程があり、バラバラに分かれた表紙をつなぐ作業も過去に例がない。超難解作業であることは確かで、終了時刻が迫ったこともあって今年の作業はこれで終了。続きは来年に持ち越すことになった。
 難しい作業ほど工夫とやりがいがあり、楽しみも続くと前向きに考えよう。