2024年12月2日月曜日

効率よく本修繕

 今年度11回目の本修繕ボランティアの日。近隣アメダスで−2.9度まで下がったが風はなく、日照もほどほどあって、寒さはあまり感じない。
 9時半に到着して、ただちに作業開始。前回、精力的に作業したせいで、修理対象本は少なめ。メンバーも4人全員が集まり、効率がよかった。

修理対象の作業棚

 持ち越し分の作業はなく、修理対象棚に並んだ本のうち、今回も「ヤブレ」の記載がある本を中心に作業をする。

 最初に手掛けたのは、紙芝居のケース修理。紙芝居も立派な図書貸出しの対象で、人気がある。
 ビニール製ケースの四隅が破れ、程度はかなり悪い。透明ブックカバーを使い、破損の激しい箇所は内側と外側の両方から補修する。初めてやったこともあって、ここでかなりの時間を費やした。

修理を終え、ボンド乾燥待ちの作業棚

 続けて通常のページ破れを中心に作業する。安易に透明ブックカバーは使わず、ページの破断部分に金属製編み針の先端でビニダイン(接着剤)を直接塗って固める。水で薄めて筆を使うより難易度は上がるが、乾燥時間が早いという利点がある。

 メンバーと雑談を交わしつつも、休憩なしで続けざまに作業し、6〜7冊を仕上げたあたりで12時となり、この日の作業を終えた。
 12月〜3月までは作業日が休日と重ならず、修理対象本はじょじょに減ってゆくと思われる。