2024年12月22日日曜日

自撮り棒を自作

 昨秋から自由参加型の路上イベントに参加しているが、記録写真の撮影にけっこう苦労している。
 参加者が多く、スタッフが少なくて多忙。簡単に撮影を頼める雰囲気ではない。以前に活動していたチカチカパフォーマンスも似た状況だったが、マイクスタンドやキャリーカートの三脚転用で不便はなかった。音響機材が自分のものでない場合、これができない。

 最初は簡易な三脚を持参して撮っていたが、移動時の重さが気になった。参加者に知人がいれば撮影を頼むことができて、歌唱中の写真も撮れるが、毎回いるとは限らない。
 今後のことも考え、自撮り棒を使ってスマホで撮影しようと思った。スマホのカメラは古いデジカメと比べて遜色ない画像が得られることがわかってきた。モードをインカメラに切り替えれば、画像を確認しつつ写せる。
 シャッターは最大5秒のセルフタイマーを使うと、手ブレが少なくてタイミングの調整が容易だった。


 市販品もあるが、調べると自分でも作れそうな気がする。手頃なパーツをかき集め、試行錯誤しつつ3日ががりで作り上げた。

 スマホの保持は大型目玉クリップを使い、当たりを柔らかくして角度をつけるため、薄い木片とガムテープで内側をカバー。
 支持棒は100均で買った外径10ミリの薄肉スチールパイプ(のれん用?)58センチ分を使った。先端に6センチ長の木片を差し込み、目玉クリップの接合部は斜め(≒60度)にカット。目玉クリップの穴を利用し、裏側からビス固定する。


 全体の長さは64センチとなり、これだけでも充分使えるが、必要に応じて譜面台の中間パイプをつなぎ、計100センチまで延長することも可能。
 単体での重量は70gで、ギターケースの外ポケットに入れて簡単に持ち運べる。介護施設系ライブでも職員さんの手が離せないシーンが多くあり、今後使うことになるかもしれない。

譜面台の中間パイプをつないで延長使用