2024年7月30日火曜日

譜面用磁石クリップ板

 上空に梅雨前線が居座り、このところ愚図ついた天気が続く北海道。猛暑には程遠い肌寒さで、いったん片づけた長袖シャツを再び引っ張り出した。昨年の猛暑再来に備えて準備した冷風扇の出番は未だにない。このまま夏が終わってしまうのか?
 天気が悪いと外仕事はやれず、先日の路上イベントで明らかになった譜面の使い方に関し、改良を試みた。

 陽射しが強い場合、液晶の輝度を最大にしても電子譜面では反射があって見づらいことが判明。2〜3曲限定で、歌う曲が事前にはっきりしている場合、予備として持参しているA5サイズの紙譜面のほうが扱いが簡単で、見やすいことがわかった。
 セットと入替えの時間を短くし、万一の雨対策まで考慮して、A5用紙専用のクリップ板を自作し、会場に常設の鋼製譜面台に磁石でつける手法を考えた。

冷蔵庫で固着テスト

 ベースとなる板は試行錯誤のすえ、強度と軽さの両面から、A5版より一回り大きい165×225の3ミリ厚ベニヤ板に最終決定。
 表側の下端には幅7ミリと幅20ミリのプラ板を両面テープで2段貼りにし、譜面を差し込んで風でめくれないようにした。
 裏側下端には磁石をボンド固定。表側上端を同じく磁石つきのクリップで全体を挟み、鋼製譜面台にくっつける。


 磁石つきのクリップは養護学校を何度か訪問した際、お礼としてもらった手作り品。磁石は強力でネコのデザインが愛らしく、屋外ライブでは重宝してきた。
 前回ライブでも使ったが、譜面の下端が風でめくれる以外は問題なかった。

 雨の場合に備え、板と同じサイズの透明プラ板も準備した。紙譜面の一番上に置いて全体を挟む予定。

裏面の様子

 一通り終わって久しぶりにマイク前で歌い、使い心地をテストしていたら、突然スマホが鳴った。
 過去に14回歌った近所のデイサービスからのライブ依頼だった。実に6年ぶりのことで、固定電話はとうに廃止しているが、よくぞ携帯番号を記録しておいてくれたものだ。

 介護施設系のライブはこのところ動きがなく、このまま先細りかと具体的な行動は全くしてなかった。思わぬ復活に不思議な巡り合わせを感じる。

2024年7月23日火曜日

パッシブ冷房運転開始

 真夏日が続き、1階の室温が目安としている28度を超え始めた。一昨年から始めて効果の高い「パッシブ冷房」を昨日から運転開始。

 システムとしては単純で、床下の冷気を換気扇で1階に導くだけ。床下には100ミリの鉄筋コンクリートを打ってあり、冬は床下に置いた暖房パネルから暖気が上昇し、2階吹き抜け上端から抜けてゆく。温度差を利用して部屋を暖めつ、同時に換気も無動力でやってしまう仕組みだった。
 暖房時には床下コンクリート上に水をまいて蒸発させ、「パッシブ加湿」と称して、無動力の加湿システムとしても利用している。

吹き抜け上の換気扇とダクトを外す

 夏場は特に利用してなかったが、土間コンクリートの温度を測ってみると、真夏でも21〜23度と低い。明らかに冷気を蓄熱している。これを利用しない手はない。
 この冷気を床上に循環させたのが、パッシブ冷房の基本的な考え。

 春秋の無暖房時に暖気を1階に導くシステムを以前から吹き抜け上に作っているが、真夏には使っていない。換気扇と支持枠、循環パイプはビス1本で簡単に取り外せ、そのままそっくり床下に置けばパッシブ冷房として使えるようにしてある。


 外気温が30度、1階室温28.5度のとき、床下温度は22.5度だった。昨日は16時過ぎから運転を始め、19時くらいにオフにした。
 今日は午前中から外気温が30度を突破し、10時には運転開始。そのまま19時まで運転を続けた。ダクト吹出口の温度は25度ほどで、1階居間テーブルに座っている限り、暑さは感じない。

 換気扇の仕様は、風量60m³/h〜5.7W。1階の気積が約97m³あり、連続運転させても家全体を冷やすことは不可能。しかし、局所的な冷房手段としてなら維持費も安く、充分に意味がある。


 夕方の気温が下がった時間を見計らい、近所を散歩してきたが、エアコンを備えた家はおおむね50%といったところ。ただ、エアコンがあっても窓を開けて自然換気させている家もある。電気代を始めとする物価高騰で、少しでも節約しようというのだろう。
 昨年の酷暑にこり、我が家でも冷風扇を購入済みで、試運転も済ませた。しかし、まだ自然換気とパッシブ冷房の併用で充分やっていける。使うのはもう少し先になる。



 6/15に5年ぶりの花を咲かせたクレマチス、暑さに誘われたか、新たに6輪の花がまとまって咲いた。もうすぐ咲きそうな蕾も3輪あり、今年は過去最高の花数になりそう。
 ただ、このところの少雨のせいか、花は前回より小さめ。恵みの雨が欲しい。

2024年7月21日日曜日

酷暑の路上イベント

 通算12回目となる自由参加型の路上イベント「24市電前Live」の開催日。私は都合4度目の参加となる。
 前回は雨をついての強行開催だったが、今回も当日の予報は雨。2度続けての雨はさすがに堪え、その場合は不参加と決めていたら、前日になって予報が微妙に変わり、終了後の15時に小雨が降る程度という。
 このところ真夏日が続いていて、仮に降ってもいい熱冷ましだと腹をくくった。

 当日は午前中から30度を突破。暑さと雨の両方を頭に入れる必要があり、一部に車を使うより出発は早まるが、すべて公共交通機関を利用して向かうことにした。
 徒歩は自宅から最寄りバス停までの10分のみ。10時15分に家を出て日陰を選んで歩き、バスに乗るとエアコンが効いて涼しい。地下鉄に乗り換えても涼しさは変わらず、ルート変更は正解だった。


 11時15分に会場到着。締切15分前だが、すでに12組がエントリー済み。この日は女性ボーカルのユキさんのギター伴奏も務めることになっていて、2人同時に受付けを済ませる。懸念していた自分の弾き語りと他の伴奏とのWエントリーは、過去にも例があって問題なしとのこと。

 その後もエントリーが続き、最終的に19組という過去最高の参加数となった。制限の3時間に収めることが難しく、前回同様に開始を15分早めて12時45分からスタートとなる。入替えを含め、1組10分の持ち時間を厳守するよう代表のMさんから再確認がある。
 私の弾き語りは11番目で、ユキさんの伴奏は15番目。陽射しはそう強くないが気温は高く、水分補給しつつ持参のサンドイッチを食べる。
 あとで知ったが、この日の札幌は猛暑日寸前の34.7度(今季最高)を記録していた。


 記録的な暑さにもめげず、19組が次々とパフォーマンスを披露。音楽系が18組(インスト系6組、ボーカル系12組)で大道芸系が1組。初参加は9組、男女比は12:7(人数は23:16)だった。
 以下は演奏の概要。(注釈なしは男性)
1)サキソフォン独奏(BGM付):テレサテン
2)ギター弾き語りソロ:ビーズ
3)ピアノ&ウッドベース合奏:少年時代他(女性2人)
4)書道パフォーマンス(尺八BGM):(女性&男性2人)
5)ギター弾き語りソロ:オリジナル
6)オカリナユニット(BGM付):昭和歌謡(女性2人)
7)エレキギター弾き語りソロ:オリジナル
8)ギター弾き語りユニット:J-POP(女性2人)
9)ギター弾き語りソロ:フォーク系
10)ギター弾き語りソロ:J-POP、オリジナル

11)菊地トムノ:ギター弾き語り
 「不思議なピーチパイ」(J-POP)
 「野ばら(シューベルト)(クラシック)
 「どうにもとまらない(昭和歌謡)
12)アコーディオン&リコーダー&オカリナ合奏:
  シャンソン、演歌、唱歌(男性2人&女性4人)
13)ギター弾き語りソロ:フォーク、オリジナル
14)ギター弾き語りソロ:J-POP、オリジナル
15)ボカロソロ(BGM使用):J-POP(女性)
16)ギター弾き語りソロ(BGM付):オリジナル
17)オランジェットゆき:独唱(女性&男性)
 「スタンドバイミー」(洋楽・アカペラ)
 「勝手にしやがれ」(昭和歌謡・ギター伴奏〜菊地)
 「学園天国(昭和歌謡・ギター伴奏〜菊地)
18)トロンボーン合奏:J-POP他(男性5人&女性3人)
19)エレキギター&カホン:ベンチャーズ(3人)


 各自が時間短縮に努め、トントンと調子よくプログラムは進んだ。私の出番は13時半あたり。開始105分が経過して10組が終了。ほぼ予定通りの進行だった。
 開始前のユキさんとの音合わせの際、強い陽射しの反射で電子譜面が見づらく、予備として持参した紙譜面を磁石つきクリップで使うことにする。

 この日の隠れテーマは「春から夏へのバラ」。歌詞にすべて「バラ」が入っていて、受けのいい曲を季節順に並べた。テンポや曲調にもメリハリをつけた苦心の構成。
 ただ、時間短縮の関係でテーマに関するMCは一切入れず、単にタイトルを紹介するにとどめた。


 暑さはピークに達していたが、場の反応はまずまず。開始時は20名くらいだった聴き手は、ライブの経過と共に増えて40名前後。聴き手の反応に限れば、雨より暑さのほうがはるかにマシである。
 春先から始まった原因不明の左手首痛は小康状態だったが、コードによっては痛むため、サポーターを巻いて臨んだ。結果として痛みは皆無。今後はライブ時の手首サポーターをデフォルトにすべきかも。

 反省点は、3曲目のラスト近くでピックが割れ、弦にからまって一瞬抜けなくなったこと。抜けるまで無伴奏でつないだが、失態だった。
 演奏中に割れることは過去にあっても、持ち替えることで凌いでいた。弦から抜けなくなったのは初めてで、何が起きるかわからないライブの怖さを思い知った。予備ピックは常に準備しておくべき。


 持ち時間内の9分で歌い終わり、素早く撤収。その後の進行も順調だったが、私が伴奏を務め、15番目に歌う予定だったユキさんの出番が迫っても、本人が現れない。
 会場近くにある職場を抜け出して参加する綱渡りで、14時半ころを希望していたが、進行が想定よりも早すぎた。事務局に事情を話し、順序を後ろにずらしてもらう。
 ユキさんは2つ遅れの17番目(14時40分)の登場となり、同時に私もスタンバイする。
 ユキさんとは介護施設ライブで10数年前に知り合った。先月の「24市電前Live」で突然声をかけられ、7年ぶりの再会。以前はギター伴奏の男性とユニットを組んでいたが、解散してアカペラでの活動をしているという。
「私もここで歌いたい」という話しの流れで、1回限定で伴奏を務めることになった。多忙で直接音合わせをする時間がなく、ネット経由で音源をやり取りしながら進めた。


 ぶっつけ本番に近く、多少の不安はあった。いざ始めると、1曲目「勝手にしやがれ」のイントロを弾き終え、目で合図を送っても、一向に歌い始めない。受付け直後の音合わせでは問題なかったが、目に緊張が走っている。新型コロナがらみで、ライブの場から遠ざかっているという事情があった。
「もう1回」と声をかけてやり直す。今度はうまくいった。ところがサビのリフレインは原曲通り、間奏なしで続けることを確認していたはずが、これまた歌が続かない。
 小声で「終わりますか?」と尋ねると、歌う気はあるようだ。適当な場所で伴奏を切り、目でうながすと、やっと歌ってくれた。時間短縮の意味では好ましくなかったが、まずまず無難にまとめた。

 2曲目「学園天国」は歌詞に合いの手が入って、さらに難易度は上がる。不安なまま始めたが、伴奏のタイミングをボーカルにある程度合わせたこともあり、これといった問題もなく終了。
 場にようやく馴染んできたユキさんが聴き手に掛け声の交歓を仕掛け、場もこれに応じて、大盛りあがりで終了となった。


 実は「学園天国」はレパートリーにはなく、この日に備えて毎日練習を重ねた。F#やBの難解な(自分には)セーハコードの連発で、そもそも他のボーカルの伴奏をすること自体が初めてのこと。
 緊張を強いられたが、ギターストロークのテンポを一様ではなく、歌詞に合わせて逐次細かく変える工夫をこらし、選曲が場にマッチしていたこともあって、予想以上にうまく運んだ。

 終了後に「よかったよ」と、見知らぬ方を含めて多くの声をかけられ、練習したかいがあった。ギターは下手だと日頃から決めつけていたが、毛嫌いせずにやってみるもの。


 その後見事なトロンボーン合奏と夏の定番、ベンチャーズ演奏が続き、予定をやや超えた15時20分で大団円となる。
 閉会を告げる代表Mさんの声が、感動で心なしか上ずって聞こえた。折畳み傘も準備していたが、雨が降り出す気配は最後までなかった。

 地下駅からバスへの乗り継ぎがうまくいかず、帰宅は17時近く。30度近くの暑さはまだ続いていた。
 前回は雨との闘いで、今回は暑さとの闘い。どちらも厳しいが、熱中症を回避して無事に乗り切れたこと、新しい自分を見つけられたことを喜びたい。

2024年7月18日木曜日

幌見峠ラベンダー散策

 3日連続で30度を超す真夏日となったが、市内中央区にある幌見峠のラベンダーが見頃。富良野のラベンダー園は遠く、近場の幌見峠は穴場だった。午後から妻を伴い、珍しくエアコン全開で観に行く。
 暑さのせいか道路も峠も予想外に空いている。1時間弱で着き、入口で500円の駐車料を払って入場。来るのは2度目で、記録を調べたら実に17年ぶりだった。


 畑は前回より拡張され、順路や周辺設備も整備されている。他のラベンダー園に比べて花の密度が高い。ラベンダーはいまが盛りで、濃密な香りが一面に漂っていた。ミツバチが多数やってきて、さかんに蜜を集めている。
 小高い峠に吹く風は涼しく、身も心も洗われる思いがした。来てよかった。



 狭くて急な山道を慎重に運転し、車で10分ほどのカフェ「円山CAFE サカノウエ」へと向かう。前日までにネット検索で探し当てた店で、火水木金の11:30〜18:00限定営業。山間の傾斜地で敷地が狭く、車だと3台分ある駐車場が満車の場合、入店できないというルール。
 カーナビに従ってたどり着くと、暑さのせいもあってか、先客は1台のみ。運良く入店できた。



 建物外壁は無垢材の大和張りで、部材の幅は異なるが我が家の1階南壁と同じ工法。門扉代りの白樺をくぐって中に入ると、無垢材とプラスター塗り壁の自然素材空間が広がっていた。
 店内は8席ほど。導かれるままに窓辺のカウンター席に座る。椅子はすべて種類が異なり、カウンター素材は2×10(38×235)のツーバイフォー材。内装も我が家によく似ている。


 女性店主が一人で切り盛りしていて、私は夏季限定メニューの抹茶パフェ1,200円を、妻はブレンド珈琲「桜」600円をそれぞれ頼んだ。

 抹茶パフェは抹茶アイス、白玉団子、つぶ餡、クッキー、チョコレート、ゼリー、蜜などがびっしり詰まった贅沢なもの。クッキーのリスがクルミ菓子を食べるストーリーで造られ、上から順に味の変化が楽しめる仕掛け。
 なみなみと注いでくれた珈琲は、ネルドリップで落とした本格派。ソーサーには季節に応じて変わる小さな花瓶が添えられている。我が家では味わえない芳醇でまろやかな風味で、非常に美味しかった。


 居心地がよくてずっと座っていたくなるが、店内には「滞在時間は90分以内にお願いします」との貼り紙があり、40分ほどで退去。
 以前に行った市内南区の「カフェ崖の上」にコンセプトがやや似ているが、刺激的な非日常空間を堪能するには、短めがよいのかも。

2024年7月16日火曜日

自転車タイヤ自力交換

「自転車のタイヤがおかしいの」と、買物に出ようとしていた妻が訴えた。空気を入れるとタイヤが異常に歪んだという。確かめると後輪のタイヤの一部が裂けていて、バースト寸前。中のチューブに異常はないが、早急にタイヤの交換が必要だった。
 その日は段差を極力避けて慎重に走るよう伝え、ただちに交換すべきタイヤをネット検索する。


 ブログの記録によると、自転車を買ったのは6年前の4月。当時も7年乗った自転車がタイヤのバーストを機に新しく買い替えている。
 前回に比べて数ヶ月早いが、週に3回×5キロ乗ったとして、月に60キロ走行。3月中旬から12月中旬まで、9ヶ月間は乗るから、1年で軽く500キロを超える。6年乗って3000キロとなり、酷使でタイヤに寿命がきてもおかしくない。


 自転車のタイヤ交換は過去に何度もやっているが、前輪に比べるとチェーンが関わる後輪の作業難易度が格段に高い。直近では2009年に後輪タイヤの交換をやっている。

 タイヤの仕様はリムの空気バルブ横に刻印してあり、24×1-3/8。価格はヨドバシカメラのネット通販が最も安く、「シンコーDEMING製」が送料込みで1,190円だった。
 ただちに注文し、4日後の今日届く。気温が30度を超す真夏日で、25度まで下がって凌ぎやすくなった16時半から交換作業を始めた。
 まず後輪タイヤの空気を抜く。ハブ軸ナット&ワッシャーの両側をモンキスパナで外し、次にペダル横にあるチェーンカバー固定ビスを緩め、中のチェーンをマイナスドライバーで外側に外した。



 スタンド、リヤーキャリア、泥よけステーの両側を順に外す。チェーン引き金具のナットをプライヤーで緩め、ナットは残して金具だけを車体から外す。



 うしろ側にあるチェーンカバー固定ビスを緩め、チェーンカバーを取り外す。


 後部ブレーキを固定しているボルトナットを取り外す。(ブレーキ本体はそのまま)


 以上で後輪は車体から外れて自由になり、タイヤやチューブの交換が可能な状態になる。


 取り外したパーツは組立時に迷わないよう、順に並べておく。


 ブレーキ本体はつけたまま、タイヤレバーを使って手前からタイヤだけを取り外す。中のチューブを傷めないよう注意。

古いタイヤが外れた状態

 新しいタイヤをセットし、タイヤレバーで少しずつ押し込んで装着する。中のチューブがねじれないよう注意。



 分解とは逆の順序で部品を組み立てる。(分解時に写真を撮りながら進めると間違いがない)後輪のねじれの多くは、チェーン引き金具ナットの位置調整で解決する。
 空気を少しだけ入れ、チューブにねじれがないかタイヤをもんで確かめる。空気を完全に入れて終了。


 タイヤのねじれ調整に手こずり、終わると丸2時間が経過していた。外注すれば工賃だけで3千円〜6千円程度。(後輪が高い)タイヤまで含めると、バーゲンの新品に買い替える選択もありそうだ。
 今回も暇に任せて自力でやり遂げたが、DIY難度は最高レベルの5段階中の5。あまりお勧めはしない。

2024年7月15日月曜日

夏祭りの手伝い

 昨年依頼された地区センター夏祭りのボランティアに今年も参加。第3月曜は本来なら本修繕ボラの活動日だったが、夏祭りイベントが優先され、活動は休止。スケジュールが空いたので、今年は進んで協力を申し出た。
 昨年は13〜15時まで射的コーナーを担当したが、今年は射的コーナーそのものが廃止。おもちゃとはいえ、コルク玉が飛び出すライフル銃を使うことに、問題あるとの判断だったのか?

 今年は10〜15時までの開催時間に4つの模擬店を1時間交代で順に担当するという変則的なもの。「古本屋」→「スーパーボールすくい」→「昼休み休憩」→「輪投げ」→「古本屋」という順番だった。


 最初に古本屋の店番をやる。開始20分前には着いて、施設側と簡単な打合せ。釣り銭の入った缶と買った本を入れるレジ袋を受け取る。

 開店前からかなりの人が並んでいて、10時開始と同時に対応に追われた。同年代の男性ボランティアがもう一人いて、昼休み以外は15時まで通しで担当するという。お金の扱いはその方にお任せし、最初と最後しか担当しない私は、説明や袋入れなどの補助役に徹する。
 開店直後の20分くらいは大混雑したが、その後は客足も落ち着いた。やがて次の店に行く11時となる。


 2店目のスーパーボールすくいは水を扱う関係で、玄関を出た外に店があった。行ってみると30名を超す長蛇の列。この日最も繁盛していた店かもしれない。
 お昼休憩に入る若い男性と交代し、継続して店番を続ける同年代女性と2人で対応した。

「チケットを受け取る」→「お玉を渡す」→「すくったボールを小さなビニール袋に移す」→「水を捨てて袋を手渡す」という一連の流れだったが、お玉が2つあるので、店番2人でもてんてこ舞い。気温は30度近くまで上昇し、屋内に比べて暑さが堪えた。
 景品のスーパーボールがなくなりかけた頃に1時間が経過。時間は12時だったが、館長さんがやってきて、もう少し店を続けたいと、追加のボールを調達に行った。


 12〜13時までは私のお昼休憩。ボランティアには400円分の食事券が配られ、模擬店で自由に買える仕組み。飲物は最初に麦茶が支給されていて、焼きそば200円とお握り120円、サンドイッチ120円を購入。不足分の40円は現金で支払った。

 13時に輪投げコーナーに行き、事務局の女性から引き継ぐ。継続して店番をしていたのは、先日の慰労会にも参加していた読み聞かせボラの同年代女性だった。


 輪投げは廃材をうまく利用した完全手作り。本修繕ボラを担当している係員のAさんが作ったことを知る。さすがに手先が器用だ。

 午後になって客足のピークは過ぎていて、親子連れが時折やってくる程度。チケットを受け取って輪投げを3個渡し、終わると回収。得点に応じて景品を渡して終了という流れだった。作業としては難しくない。


 あっという間に1時間が経ち、最初に担当した古本屋にまた戻る。切り替えが慌ただしいが、お昼休憩やボランティアの隙間を埋めるユーテリティ的立場を求められていた。

 14時が過ぎ、古本屋の客足も止まっていた。どの店も似たような感じで、14時以降は一人でも対応できたかもしれない。
 それでも15時まで店番を続け、売上金と余ったレジ袋を事務局まで届けに行く。現金を扱う店は食事の模擬店と古本屋だけなので、扱いには気を使う。
 今年の売上は非常に多く、150冊近くが売れたらしい。長丁場だったが、無難に役目を果たせたようだ。

2024年7月14日日曜日

遅れて遮光ネット

 西側ウッドデッキ上と台所窓外に遮光ネットを張ったのが12日前のこと。例年ならその後数日で1〜2階南側窓外にも遮光ネットを張るが、今年は強い陽射しがやってこず、直近の石狩アメダスでも7月の真夏日はまだゼロ。
 予報では明日あたりから気温が上がることになっていて、遅ればせながら残った遮光ネットを張ることにした。


 1階居間南側の2枚は設置済みの上端支持金具に引っ掛け、下端を補助材に針金で巻きつけて固定するだけで簡単に終了。

 2階寝室窓外の遮光ネットは、まず内側からネット上端をセットして下に垂らし、外側から引っ張って止める必要がある。長い脚立はしごを伸ばして上り、下端を補助材に固定しようとしたら、木製の補助材が真ん中からポキリと割れてしまった。
 作って3シーズン目だが、材料にヒビが入った可能性がある。

作り直した下端部固定補助材

 急きょ補助材の作り直しを強いられ、かなりの手間がかかった。思わぬトラブルだったが、ひとまず作業は終了。
 暑さが本格化するのは、たぶん7月下旬以降。ここにネットを張ることで鳥がガラス窓にぶつかる事故もなくなる。(今シーズン、すでに5〜6回はぶつかっている)鳥にとっても安全なのである。

2024年7月11日木曜日

腹部エコー検査

 月曜に予約した大腸ガン&胃ガンの転移検査の日。以前と異なり、今回は予約時間が自由に選べた。スケジュールを調整し、今日の10時を選択。10分前に着いたが、診察室に呼ばれたのは1時間後。
 1年ぶりで主治医に挨拶し、最近の体調などを問われる。この1年で大きな変化はなく、体重は1kg増えて目標としていたBMI標準体重まで戻している。

 いつも通り、血液検査とエコー検査を続けてやることになる。採血は簡単に終わったが、その後のエコー検査が順番待ちで、検査室に呼ばれたのは1時間後の12時。
 検査自体は20分くらいで終わり、結果がわかるまで持参したサンドイッチと珈琲で軽い食事をとる。検査に備えて昨夜から絶食中で、空腹だった。
 いつものように誰もいない談話コーナーに移動。待合室とは空間がつながっていて、万一呼び出しがあってもわかるようになっている。


 食事後もなかなか呼ばれず、文庫本やスマホで時間をつぶす。10インチタブレットも持参したが、どうやっても病院内Wi-Fiにつながらない。対してスマホはあっさりWi-Fiにつながって、読み残した朝刊や青空文庫の本がスムーズに読めた。
 タブレットはおそらくネットワークの対応が古いのだろう。画面が大きくて見やすいが、時間つぶし用に持参するのは無駄と知り、今後はすべてスマホでまかなうことにする。
 13時近くになってようやく診察室に呼ばれ、結果の説明を受ける。
 血液検査に大きな問題はなく、肝機能に関わるγ-GTPは41まで下がっていた。ASTとALTも基準値の半分ほどで、一時問題のあった数値はいずれも大幅に改善されていた。

 エコー検査では「肝臓嚢胞(水の袋)」「腎臓嚢胞&石灰化」「前立腺肥大&嚢胞」「腹部大動脈の軽度石灰化(動脈硬化)」の4つを指摘された。
 いずれも深刻なものではなく、嚢胞関連は今後も経過観察。前立腺肥大は別の泌尿器科で定期検診を受けている。動脈硬化の兆候は年齢からすれば、普通に見られる程度との指摘だった。
 過去に2つの消化器系ガンに罹患しているせいか、検査は胆嚢、膵臓、脾臓も含め、腎泌尿器領域まで丁寧にやってもらえて安心できた。

菜園の隅に根づいたカーネーション

 胃の内視鏡検査はスケジュールの都合で1ヶ月後に決定。昨年やった大腸内視鏡検査は、今年はやる必要がないとのこと。こちらはすでに術後11年が経過し、このまま寛解という可能性もなくはない。
 13時40分に会計を済ませて終了。治療費は3,360円のカード払い。今回は健康保険証ではなく、マイナカードを使った。初めて利用したが、カメラであっさり認識してくれた。

 出たついでに、朝採ってきたばかりのラズベリー270gを届けに長男のマンションまで行く。
 採ってから4時間以上が経過していたが、大きめの保冷剤とプチプチ袋で包んであり、鮮度をキープしていた。