2023年4月29日土曜日

卵が手に入らない

 最近になって卵がスーパーの店頭から消えた。発端は3〜4月に千歳市の養鶏場で起きた鳥インフルエンザ。殺処分となった鶏は3ヶ所合計120万羽で、北海道全体の2割に当たるという。
 価格もじわじわと上がり、1パック200円台は普通。多少高くても店頭にあれば買えるが、とにかく並んでいないのだ。
 入荷しないわけではなく、どうやら早い時間帯に売り切れてしまうようだ。まさに「奪い合い」状態で、かっての米騒動を思い出させる。

 麺類やおかず、スープやケーキ作りまで、卵のない食生活は考えられず、夫婦2人で週に1パック(10個)は食べる。最近は料理で使う際、「卵を使っていいですか?」と妻におうかがいをたてるほど。


 2日前、ついに卵の在庫がゼロになった。数カ所のスーパーを妻が回ったが、どこも売り切れだったという。緊急事態なので、昨日は自転車の鍵を買うついでに、午前の早い時間帯から卵を探して車で回った。

 まず、地元の大手コンビニに行く。スーパーではなく、卵入手の穴場と思っていたが、10時の時点で売り切れていた。価格は10個で360円ほど。かなり高価だが、それでも売り切れる。
 妻の提案で、イオン系のスーパー「ザ・ビッグ」に回ってみることにした。2日前の昼近くにも行ったばかりで、そのときは売り切れていた。だが、今回は時間が早い。
 スーパー前で妻を降ろし、私は連休に備えてガソリンを給油しに行く。戻ってスーパーで合流すると、一人1パック限定だが、かろうじて買えたという。価格も200円ほどで、この時期にしてはリーズナブル。これで1週間しのげる。
午前の早い時間帯に、大手スーパーに行く」どうやらこれが卵を首尾よく入手するポイントらしい。

 調べてみたら、鶏は生まれてから120〜150日くらいで卵を産み始めるという。鳥インフルによる北海道の卵不足が解消されるのは、順調にいっても秋以降か。
「供給量が元に戻るまで1~2年はかかる」という別報道もある。卵狂想曲は当分続くと考えたほうがよさそうだ。

2023年4月28日金曜日

自転車の鍵

 昨日の午前、「キッチンタオルが安い」といってスーパーに自転車で出かけた妻が、自転車の鍵を落としてきた。スーパー2店のほか、皮膚科医院や地区図書館にも寄っていて、最後に行った店まではあったという。用事が多すぎて、注意力が散漫になったのか。
 帰宅後に来た道を再度戻り、道端を丹念に探したが、見つからなかったとションボリ戻ってきた。2千円近くもしたロック式の高価な鍵だったので、拾った誰かに持ち去られたのだろう。


 妻の自転車に関しては過去にさまざまなトラブルがあり、単純に盗まれたことが2度。地下鉄駅に自転車を停めたあと、階段か通路に鍵を落とし、そのままパートを終えて戻ったら、自転車が消えていたという苦い経験もしている。
 15年使った強固なU字ロック鍵が解錠できなくなり、車に積んで持ち帰って電動グラインダーで切断したこともある。自転車とその鍵をめぐるトラブルは枚挙にいとまがない。

 私がそろそろ免許証の自主返納を考える年齢に差し掛かったのと同じく、妻も自転車を返上すべき時期なのかもしれない。この4月からは自転車のヘルメット着用が義務化され、わずらわしさが増している。
 若い頃には自転車で日本一周もやり遂げたが、20年くらい前から自分用の自転車は廃棄し、たまに借りていた妻の自転車にも、最近はほとんど乗っていない。同じ距離でも、自転車より歩くほうがメリットが多いと知った。

 しかし、妻はまだまだ自転車に執着するつもりのようだ。過去の鍵トラブルが頭に染み付いているせいか鍵なしで乗る気はなく、今日は車で鍵を買いに行った。
 ねらいはホームセンターではなく、100均ダイソー。ひとまず盗難抑制くらいにはなるだろう、という程度の安価な鍵でいいのでは?とアドバイスした。
 以前と違って駅に長時間停めておくことは考えられず、買物や図書館、病院での短い駐輪である。盗難リスクは格段に下がっている。

 最寄りのダイソーに行ってみると、ワイヤーが太くて強固な300円の品は置いてなかった。春到来で売り切れてしまったのか。
 やむなくワイヤー直径が7ミリと脆弱な110円の鍵を購入。番号式もあったが、安価な品は簡単に解錠されてしまう。番号を忘れてしまう可能性もあり。これまで同様に、安全性でやや勝る鍵式を買った。
 妻は高価なU字ロック鍵に未練があるらしいが、再び落とす可能性があり、賛成はできない。

2023年4月27日木曜日

まだまだマスク

 2年前に50枚498円で買った箱入りマスクが残り少なくなった。厚生労働省推奨のアルキルアミンオキシド入りの洗剤消毒液に浸しつつ、月に2枚ペースで使ってきたから、ちょうど無くなる時期到来だった。

 今年3月13日からマスク着用が緩和されたといいつつも、人混みや屋内では、まだまだ怖くて外す気になれない。
 マスクをつけ始めた3年前からピタリ風邪をひかなくなり、病院に行かなくなった。新型コロナからの防御以外にも、明らかに効用がある。「個人の判断」で、当分はつけるつもりでいる。


 新たに箱入りのマスクを買おうと決めたが、あちこちの店頭にあふれていたマスクも、最近はあまり見かけない。やむなくネット通販を探し、51枚入り495円の格安品をヤフーショッピングで見つけた。
 幅175の普通サイズ、色はこれまでと同じチャコールの不織布マスクで、北海道でも送料無料がありがたい。

 17枚ずつ3つの袋に分かれていて、薄い封筒型のメール便で送られてきた。色はこれまでよりやや薄め。使用開始日をマジックで書いているので、洗っても消えにくそう。


 進行中の木材腐食補修工事は玄関ドア枠を残して、すべて終わった。ドア枠の処置を最後にしたのは、雨水の侵入部だったからで、万一新たな雨水侵入があれば目で確認できる。
 補修後に何度か雨が降っているが、いまのところ問題は起きていない。そろそろ完全に蓋をしていい時期かもしれない。

 夕方、久しぶりに土手の散歩道を歩いた。ささやかな桜並木が7〜8分咲きの見頃。ようやく花を観る気持ちの余裕がでてきた。

2023年4月22日土曜日

欲しい物を自分で作る

 5日前、長男の家に学習机の補修パーツをセットしに行った折、机上に不思議な工作が置いてあった。
 二つ折りにしたダンボールがあり、下の段には台形に切り取ったプラスチック板が整然と並んでいる。上の段には絵が描かれていた。聞けば1年生になったばかりの孫娘が、廃材で作ったノートパソコンなのだという。
 ゴミ箱に捨ててあったジョイントマットの切れ端を目ざとく見つけ、拾い上げてハサミで切り抜いてマーカーで着色。手頃なダンボールと組み合わせ、一気に作り上げたという。親は一切関わっていない。


 タブレットPCは父親と共用でときどき使っているが、キーボードのついたノーパソは大人専用で、まださわらせてもらえない。タッチ操作とはひと味違うキーボードに、憧れがあったのだろうか。

 理由はともかく、お手本なしで独自に作り上げたにしては出来がいい。不思議なことにキーに文字らしきものは一切なく、すべて何かしらのマークか絵である。昆虫や動物、キャラクターらしきものもあり、カラフルで独創性に富んでいる。
 オリジナル性と同時に「欲しい物を自分で作ってしまう」という心意気が気に入った。
 私が孫娘と同じくらいの年だったころ、祭りの屋台でオモチャのピストルが売っていて、欲しくてたまらなくなった。買えるだけのお小遣いは持っていたが、なにか買うときは親の許可が絶対条件だった。
 恐る恐るお伺いをたてると、即座に却下。ピストルなどという暴力的なオモチャは一切買ってはならぬ、という厳しい教育方針である。

 絶対に譲歩しない親だったので、割と簡単にあきらめた私。しかし、(ならば自分で作ってやるわい)と、家にためてあったキャラメルや和菓子の箱をひねくり回し、世界にひとつしかない「ピストル(もどき)」を自分で作り上げてしまった。
 もちろん屋台のピストルのように玉はでないし、音も出ない。しかし、思いついて構想を練り、独自のピストルを作る過程そのものに、私は充分に満足していた。

 当時の満足感はその後も途切れることなく育ち、いまに至っていると思う。「三つ子の魂百まで」なのである。
 孫娘の作品に、幼き日の自分の思いが重なった。もし何かがひっそりと受け継がれているのだとしたら、これに勝る喜びはない。

2023年4月19日水曜日

スマホ完全開通

 4/6にアマゾンで購入し、Wi-Fi接続でセットアップに励んでいたスマホ arrows We FCG01が、ようやく完全開通となった。
 操作方法にも慣れ、4/15には同じくアマゾンから格安SIMスターターパックを2,900円で購入。ただちにWEB経由で申込みを済ませ、3日後の今日、SIMが送られてきた。

 各種移行作業は終えているため、さっそく開通にむけての手続きをやる。同封のマニュアルに従って進め、15時50分には作業を終えた。切替えは1時間以内に終わるとのことだったが、わずか2分後には完了のメール連絡が届く。
 SIMをスマホにセットし、端末の手続きをやろうとしたら、なぜか何もしないうちに使える状態に変わっていた。
 妻のガラホを相手に、まずは通話の送信と受信を試み、なんなく成功。続けてSMS(ショートメール)の送受信をやって、いずれも問題なく操作できた。


 調べてみたら、最初のPHSからau携帯に変えたのが2006年7月。その後延々17年間使い続けてきたが、それもようやく卒業である。

 今回新たに契約したのは、日本通信SIMシンプル290プラン。各種ネット情報や長男の勧めで、自分の暮らし方に向いていると判断した。
 1Gのデータ量を含む月額基本料が290円で、通話料は11円/30秒。ネット利用はWi-Fi接続が中心で、外出時にデータ通信を使う可能性は低く、常時オフ状態にしてある。(使うときのみオンにする)
 通話は使った分だけ請求がくる従量制で、単価は従来の半分と格安。
 スマホ導入にあたり、過去1年間の累計通話料を調べてみたら、94分間で4,140円。SMS(ショートメール)が156円である。月額通話40分まで無料の1,100円を払ってきたが、結果としてかなりの無駄だった。

 今後同じペースで通話したとして、通話料は月額8分間〜180円程度。これに基本料290円とSMS利用料を加えても、月額使用料金は480円程度に過ぎない。これまでのガラホ使用料1,100円との差が620円で、初期費用2,900円は5ヶ月で回収できることになる。
(スマホ本体費用9,280円も、1年余で回収可能)

 事業からは完全撤退し、今後通話を使うシーンはボランティア関係と生活関連の事務手続きくらい。
 試算してみて驚いたが、格安SIMによるスマホ導入は、シンプルな生き方暮らしに合致した合理的なものだった。

2023年4月18日火曜日

遅れてタイヤ交換

 2日ぶりに晴れたので、進行中の自宅補修工事のうち、窓&ドア周りコーキングの追加補修をやろうと思った。
 ところが明日からまた雨の予報。外回りのコーキング作業は少なくとも2日間は晴れてくれないと、硬化に影響が生じる。金曜から数日は晴れるらしく、延ばすのが賢明と判断。
 時間がぽっかり空き、遅れている冬タイヤ交換を先にやってしまうことに決めた。


 14時くらいから始めたが、まだ腰の調子が完全ではない。新車購入後4度目の交換で、手順には慣れているはずが、腰をかばいつつやったせいもあってか、1時間15分もかかってしまった。
 春はタイヤローテーションを実施する時期で、ボルトのサビを落としつつやるなど、手間取る要素もあるにはあった。


 珈琲タイムののち、車に備え付けのパンク修理用コンプレッサを使い、空気圧を調整する。こちらはごく短時間で終えた。
 その後、汚れた冬タイヤを水洗いし、溝に詰った小石を除去。あれこれやって、終わったのは17時。タイヤ交換で1日を終えた印象だったが、終了後にギター弾き語りの練習をやる元気はまだ残っていた。

庭のレンギョウが開花

2023年4月17日月曜日

本修繕と学習机の改造

 新年度2度目の地区図書館、本修繕ボランティアの日だった。日中の気温が3度くらいまでしか上がらず、冬のような陽気。長引く自宅補修工事のせいか腰の調子が思わしくなく、無理せず車で出かけた。
 到着は10時半。参加者は私を含めて8名で、すでに作業を終えて帰った方もいた。

 待ち受けていたのは、ページがバラバラになった四文字熟語系の本。修理を重ねた痕跡があり、分離したページが不規則にズレている。
 方針としてページの不揃いをまず整え、背の部分にノコで刻みを入れて糸とボンドで補強しようというもの。前回手掛けたタコ糸でとじる手法とはまた異なり、初めて手掛ける補修だった。


 以前にネット上で同じ補修方法を見た記憶があり、いつもやっている木材のDIYと似た部分もあって、なんとかやれそうだった。
 まずバラバラになったページを整える。過去の補修で残った透明テープを剥離液ではがし、背の部分についたボンドは切り落とす。何度も繰り返し、ようやく凹凸のない状態で全体をそろえることができた。

 いよいよ刻みを入れようとしたが、肝心のノコがないと係員が言う。カッターでの代用を提案されたが、カッターでは溝が狭すぎる気がした。そこでノコを取りにいったん自宅に戻ることにする。
 帰ったついでに、保存してあった資料から、ノコを使った補修手順を再度見直した。


 図書室に戻ると、なぜかノコが机に置いてある。倉庫を探したら見つかったらしい。私のノコより小ぶりで本には向いている。こちらを使うことにした。

 ページを小口と地の部分でそろえ、自宅から持参した板とCクランプで強固に挟み、背の部分をノコで切ろうとしたが、どうしてもズレてしまう。思いついて小口を目玉クリップで仮固定してみたら、ようやく安定した。
 およそ15ミリほどの間隔で、深さ2ミリ程度の刻みを慎重に入れてゆく。ズレないよう、別メンバーの助けを借りた。
 刻んだ溝に糸を2本入れ、ただちに強力ボンドで固定。ボンド固定は係員がやってくれ、つまりは3人がかりの作業である。


 ボンドが固まるまで1日は動かせず、その状態のまま自宅に持ち帰ることになった。
 糸が固まったのち、自宅で背全体に補強用の寒冷紗布を接着して、次回の作業時に持ち込むことに決まる。これにより、計2回の作業で全体の補修が終わるはずだ。
 帰路にスーパーやコンビニで用事を済ませ、家に戻って昼食をとったら、どっと疲れが出た。そのまま1時間ほど午睡を決め込む。

既存の机の脚に木製キャップをかぶせる
ちょっとゴツいが、安定している

 起きてオヤツを食べたのち、4日前に完成した孫娘の学習机を9センチ高くする木製パーツをセットしに長男の家に行く。メールの打合せだけで作ったが、やってみると現物とピッタリ合ってうれしくなった。
 雨にミゾレも混じる悪天候のなか、精力的に動いて予定していた用事をすべてこなせた。

2023年4月16日日曜日

スマホのセットアップ

 未明からの雨が延々降り続き、今日は玄関周りの補修工事ができない。大手ネット通販経由で購入し、昨日届いたスマホの格安SIMスターターパック申込みをWEB経由でやった。
 契約している携帯(au)のMNP予約番号が事前に必要で、取得に一晩かかった。24時間受付だが、深夜に申請した関係で、番号は翌朝9時にショートメールで連絡がくる。
 これにより、現状の電話番号をそのままに、他通信会社に切り替えが可能になる。auの場合、手数料は無料だった。

 免許証コピーの準備も必要で、PCから操作した関係で、スキャナーからコピーをとった。広告ブロック機能拡張をオフにしないと手続きできず、手間取ったがどうにかやれた。

新しいスマホで撮った画像

 格安SIMの申込みは8月末が期限で、MNP転出の予約番号には申請後15日間という期限がある。しかも有効期限が7日間以上残ってないと、SIMの申込みはできないルール。実質8日以内に手続きを終える必要がある。そうのんびりはできない。
 書類等に不備がなければ、申込後4日程度でSIMが送られてくる。実際の切り替えはそれ以降だ。
 スマホを購入して1週間余が経ち、Wi-Fi接続で日々セットアップに励んでいる。
 ガラホから転送した電話帳とグーグル連絡先との統合にはかなり手間取った。ガラホの電話帳にはメルアドの記載がなく、逆にグーグル連絡先には電話番号の記載がない。相手先の重複は多数あり、作業が煩雑になった。

 ガラホでよく使う機能は「歩数計」「メモ」「カレンダー」「アラーム」あたり。スマホで同じ機能をすべて探し出し、トップページにアイコンを配置。QRコードを読んで一発で飛ぶ方法も会得した。
 たいして期待してなかったカメラは、手持ちのデジカメより性能がいいかもしれない。画像転送はグーグルフォト経由で簡単にやれる。外出時に携帯とデジカメの両方を持つ煩わしさから開放されそう。

 セットアップ作業中心だが、丸6日間充電せずに使えた。電池残量19%から充電を始め、2時間弱で設定値の85%まで充電完了。ガラホとさほど変わらず、思っていたより長く使える。通話SIMを入れると、どう変わるか?

2023年4月14日金曜日

年間灯油消費量微減

 今冬最後の灯油を給油した。前年同時期より2日遅れたが、給油量は261.4Lで8.6L減った。日平均灯油消費量も0.31L/日減った。
(気象データは直近の石狩アメダス値を参照)

・2021.3:4.82L/日
 月平均気温1.8度、真冬日3日、日照時間163.0h
 年間灯油消費量 1187.3L
・2022.3:4.82L/日
 月平均気温0.8度、真冬日0日、日照時間138.6h
 年間灯油消費量 1137.4L
・2023.3:4.51L/日→今回
 月平均気温2.6度、真冬日0日、日照時間177.6h
 年間灯油消費量 1107.8L


 3月が記録的な暖冬で、月平均気温にもそれが表れている。灯油価格は101.2円/Lで、前回と同じ。相変わらずの高値安定だが、30L減で3千円の節約になった。

 例年この時期に締めている年間灯油消費量は1107.8Lで、減少傾向だった昨年から、さらに30L(3%)減った。
灯油消費量には給湯分を含む)
 2月に玄関ドア周辺に気密断熱の欠損が発覚したが、そこを修復すれば、数値はさらに向上したかもしれない。悪い部分はしっかり直し、来冬の数値に期待しよう。

2023年4月13日木曜日

学習机を高くする

 小学校に入学した孫娘が使う学習机が低すぎるので、高くして欲しいという。
 メルカリで買った現状の机は無垢材の良品。天板は580×840と充分な大きさがあるが、高さが450と低い。対象が6歳児までだから、幼稚園児が集まってお絵かきなどをする用途だった。
 孫娘の身長は120cmで、必要な机高さは身長×44%の530。机を9cm高くして540とし、将来的にメルカリで再転売が可能なよう、キズは一切つけないという難しい条件だった。


 進行中の自宅補修工事は難易度の高い土台と柱の交換を終え、補強金物で頑強に固定した。雨水侵入部には内外から防水コーキング処理を施し、作業の大きな山は越えている。

 要望に応えるべく、あれこれ対策を検討した結果、4本ある脚の下端に木製の「キャップ」を下からかぶせ、全体を嵩上げする案に到達した。本体にキズはつかないが、脚とキャップの寸法を厳密にしないと、ぐらつきが発生する。


 脚の採寸をやってもらい、学習机のメーカーサイトから寸法図も手に入れた。材料は手持ちの端材をかき集めてやりくりする。
 ヌキ板3枚を加工して脚を挟み込むようにし、側面は5ミリ厚のハードボードで蓋をした。
 脚に約4度の微妙な傾きがあり、パーツの加工にかなり手間取って、2日がかりで完成。今後の成長にも対応可能なよう、さらに5cm高くできる余地を残した。身長135cm(10歳女児)までは使えるはずだ。

 机の現物を自分で採寸してないため、誤差の可能性があり、ビスで現場調整が可能な構造とした。あとは長男の家に完成パーツを持ち込み、取り付けるだけ。うまく合うとよいが。

2023年4月9日日曜日

家族会でスマホ情報

 午後から長男一家が遊びにやってきた。このところ月1回ペースで続けている家族食事会だった。私の運転負担を軽減するべく、長男は自転車で、孫娘とお嫁さんは地下鉄とバスを乗り継いできた。
 孫娘は3日前に入学式を終えたばかり。動画や写真でその様子を見せてもらい、スマホを入手したばかりの私が操作法等の相談に乗ってもらう目的もあった。

 今回は2日前に連絡があり、迎える準備にも余裕があった。掃除とフルーツケーキの準備は私で、妻は夕食にお祝いの赤飯を作ると言い始めた。
 赤飯は2年前の誕生会以来である。前夜から小豆を仕込み、当日もあれこれと忙しく動いていた。


 14時半ころに長男がまずやってきて、遅れて孫娘とお嫁さんが合流。例によって孫娘は「お腹が空いた」を連発。長男が買ってきたケーキと私の手作りケーキを並べ、さっそくおやつタイムとなる。お店のケーキはさすがにプロの味で、濃厚だった。

 当初は夕食に「はま寿司」のテイクアウトを予定していたが、急きょ赤飯に変更になり、寿司を楽しみにしていたという孫娘はかなり愚図った。しかし大人たちは頑として譲らず、寿司の追加注文はナシ。可愛そうに思ったのか、妻は急きょ孫娘の好物であるシャケご飯を追加することに。


 紙細工やキーボードなどで遊びつつ、スマホの不明点を精力的に情報収集。指紋認証や歩数計のセット方法、電話帳の管理、バッテリーセーバー、ウィルス対策などを具体的に知る。
 ガラホからの電話帳転送は、変換したvcfファイルをGmailに添付して読み込むことを思いつき、自力でやり終えた。手探りだが、少しずつほぐれつつある。

 18時くらいから夕食。赤飯やシャケご飯のほか、唐揚げといまどき貴重な卵焼きが並んだ。愚図っていた孫娘も機嫌よく食べ、19時にはお開き。バス時間の都合で、孫娘とお嫁さんは最寄りの地下鉄駅まで私が車で送っていった。

2023年4月7日金曜日

遅れてスマホ購入

 かねてから準備していたスマホが昨日届き、自宅の腐食部材補修工事と併行しつつ、セットアップに励んでいる。
 ずっと拒否していたが、2月下旬に立ち会った息子の手術がきっかけで気が変わった。久しぶりの一人旅でスマホが必要になるシーンが何度かあり、帰宅後に具体的に調べた。

 ネット接続は自宅Wi-Fiでやるのが基本。スマホを使うシーンは外出時にWi-Fiのない環境下でネットにつなぎたいときか、マイナポイント申請のようにスマホ使用限定である場合だった。
 いまや70代のスマホ所有率は76%であるとか。(北海道は65%)通話はこれまで通りのガラホとし、ネット接続だけのプランなら月額500円程度で済む。スマホ本体はAmazonでフリーSIMの格安品を見つけ、3月上旬に注文を済ませた。


 ところが注文した中国の業者が3週間後に着くよう発送したと連絡をよこしたきり、待てど暮らせど届かない。追跡番号にもアクセス不能で、結局商品は約束期日までに届かなかった。
 価格は8千円でどこよりも安く、ユーザー評価のない新規業者に飛びついたのが間違い。5日経ってカスタマーセンターに電話で泣きつき、全額返金扱いとなった。安さに目がくらんだが、いい勉強をした。
 昨日届いた品は、返金を確認してから別業者に注文したもの。価格は9,280円に上ったが、ユーザー評価の高い業者で、2日後には届いた。

SIMフリー arrows We FCG01
 ・Android11(→その後14までバージョンアップ)
 ・SIMロックなし
 ・5G対応/防水仕様/172g

 現状のガラホに比べて大きくて重いが、薄い。ズボンのポケットにはギリギリ収まる。
 まだSIMを購入してなく、当面はWi-Fi接続でセットアップを行う予定。使い方はAndroid5搭載のタブレットPCに似ているが、違う部分も多い。しばしの慣れが必要のようだ。


 充電にはガラホのケーブルが使えると思い込んでいたが、Type-Cの最新仕様が必要と判明。100均ダイソーで高速充電可能という3.0A仕様のType-C充電ケーブルを買ってきた。
 さっそく試してみたが、50%から87%まで充電するのに、55分かかった。ケーブルをつなぐUSBコンセントが2.0A仕様なので充電時間は制限されるが、予想よりも早い。使用頻度は低く、しばらくこれで様子をみたい。

 過去のガラホ通話記録を調べたらあまり使ってなく、無駄が多いことがわかった。基本料と通話料が安く、データ通信量が最低限で済むフリーSIMに変えれば、維持費は現状のガラホよりも安くなりそう。

2023年4月3日月曜日

本の修繕と家の修繕

 新年度最初の地区図書館、本修繕ボランティアの日だった。
 折しも土台&柱の腐食補修作業の真っ最中で、前日から仮設の柱を設置し、最後の腐食部分撤去にとりかかっていた。一刻も早く終わらせたかったが、新年度早々に活動を休むのも考えもの。事情を話して短時間で済ませるつもりで出かけた。

 いつもより早めの10時に到着。参加者は私を含めて7人。係員に右手中指に巻いた絆創膏を目ざとく見つけられる。自宅の補修工事で作った傷だったが、説明のついでに、この日は早めに帰る旨を告げた。
(ボランティアの作業時間は各自の都合に任されている)


 まずは2回連続で手掛けている絵本修理の最終仕上げをやる。
 バラバラだった本文と表紙は補修を重ねてきれいに仕上がっていた。今日は表紙と本文の間に透明テープを貼り、タコ糸で綴じた部分がほつれない措置を施すこと。

 簡単に終わって次の作業に取りかかる。表紙が外れかけている対象本が2冊あったが、今日は時間がない。作業方針を検討するうち、新刊文庫本の透明ブックカバーかけが別にありますよ、と係員が言う。
 前回もそうだったが、ブックカバーかけは苦手。ましてや新刊本である。時間に余裕のない状況では、前回のような小さなミスをしかねない。結局は回またぎ覚悟で、古い本の補修をすることになる。


 本文は問題ないが、表紙の傷みが激しい。同じ本を別の図書館から取り寄せ、表紙のカラーコピーをとって完全交換する案もあるという。
 ただ、カラーコピーは用紙の厚みとインク退色の問題があり、賛成できなかった。現状の表紙の裏に糊をつけたクラフト系補強紙を差し込み、最後に透明カバーを天地だけに貼るという補修案に落ち着く。

 以前に似た補修をやったことがあり、クラフト紙は色違いを常に用意してあった。表紙に似たグリーン系を使って作業。大きな問題なもなく、比較的短時間で作業を終えた。
 11時15分で退出。あわただしいが、ある程度のことはやれた。

補修作業中の玄関は修羅場状態

 帰宅後、ただちに土台&柱の腐食補修作業の開始。本に比べてこちらは規模が格段に大きく、手間や時間もかかる。
 腐食部分の大半は撤去し終えていて、細部をていねいに除去し、ホウ酸溶液で全体の洗浄を施す。新しい土台の切断と基礎ボルト用の穴あけ加工を行い、ホウ酸溶液に浸して防腐対策を徹底した。

 作業中に雨水侵入の元凶部分を発見した。腐食の最も激しい土台水切とドア周囲枠の鋼板接点部で、防水コーキングが施されていない。これでは雨水が入り放題である。
 原因がはっきりしたので腐食部の対処作業と併行し、侵入部を内外から防水コーキングで完全にブロックする対策を検討中。

2023年4月1日土曜日

電動ドライバー買い換え

 1年前に買った電動ドリルドライバーが壊れた。正回転は普通にできるが、逆回転が機能しなくなった。切り替えスイッチを押してもすぐに正回転に戻ってしまう。
 切り替えスイッチを手で押さえながらレバーを引くと逆回転を始めるが、パワーが極端に弱い。分解して調べたが、手に負えない。

 買って1年ギリギリなので、もしや保証範囲かも…?と期待して調べたが、保証期間はわずか6ヶ月と短く、すでに切れている。
 以前に買った品は全く同じメーカーの同じ型番だったが、車庫&物置作りというハードワークに耐え、4年使った。同じくらいは持ってくれると期待していたが、さすがに1年は短すぎる。

右が新しい製品

 折しも玄関周辺の木材腐食問題が勃発していて、修復作業の真っ最中。電動ドリルドライバーは必須アイテムのため、ただちにアマゾン通販を見繕って新製品を買った。

山善 電動ドリルドライバー TRYBUILシリーズ TAD-250

 中古品を買った関係で3,599円と安い。(使った痕跡がなく、陳列品の類だったと思われる)
 今回も充電の面倒がない100V電源タイプ。最大トルクが14N・mと、これまでの7.8N・mより強力になったが、その分消費電力が250Wと大きくなり、重さも1,350gと400g増えた。
 ただカーボンブラシが交換可能になり、長く使えることを期待。

 さっそく使ってみたが、重さはあまり気にならなかった。パワーが強すぎて、ネジ締めに使うには、多少の慣れが必要だ。


 進行中の木材腐食補修工事は、土台部分の損傷が事前調査よりも大きく、結局柱内側から70センチまで交換することになった。105の角材が足りなくなり、ジョイフルAKに行って材料を買い足してきた。
 玄関反対側の切断処理は終え、今日は腐食した土台水切を除去し、隙間を腐食リスクのある木材ではなく、スタイロフォームで埋めた。厳重にコーキング処理して、虫や水の侵入を防ぐ。

 その後柱と間柱の一時的な取り外しに備え、暫定的な補強柱を作って固定した。明日から、いよいよ玄関側の土台と柱の取り外し、そして交換作業に取りかかる。