2023年4月13日木曜日

学習机を高くする

 小学校に入学した孫娘が使う学習机が低すぎるので、高くして欲しいという。
 メルカリで買った現状の机は無垢材の良品。天板は580×840と充分な大きさがあるが、高さが450と低い。対象が6歳児までだから、幼稚園児が集まってお絵かきなどをする用途だった。
 孫娘の身長は120cmで、必要な机高さは身長×44%の530。机を9cm高くして540とし、将来的にメルカリで再転売が可能なよう、キズは一切つけないという難しい条件だった。


 進行中の自宅補修工事は難易度の高い土台と柱の交換を終え、補強金物で頑強に固定した。雨水侵入部には内外から防水コーキング処理を施し、作業の大きな山は越えている。

 要望に応えるべく、あれこれ対策を検討した結果、4本ある脚の下端に木製の「キャップ」を下からかぶせ、全体を嵩上げする案に到達した。本体にキズはつかないが、脚とキャップの寸法を厳密にしないと、ぐらつきが発生する。


 脚の採寸をやってもらい、学習机のメーカーサイトから寸法図も手に入れた。材料は手持ちの端材をかき集めてやりくりする。
 ヌキ板3枚を加工して脚を挟み込むようにし、側面は5ミリ厚のハードボードで蓋をした。
 脚に約4度の微妙な傾きがあり、パーツの加工にかなり手間取って、2日がかりで完成。今後の成長にも対応可能なよう、さらに5cm高くできる余地を残した。身長135cm(10歳女児)までは使えるはずだ。

 机の現物を自分で採寸してないため、誤差の可能性があり、ビスで現場調整が可能な構造とした。あとは長男の家に完成パーツを持ち込み、取り付けるだけ。うまく合うとよいが。