2022年7月4日月曜日

本の修繕ボラで消耗

 地区センター図書館で、通算4度目となる本修繕ボランティアに参加した。
 10時15分に着くと、すでに係員1名を含めて8名のボランティアが作業中。9人目となる私の座る席がなく、少し離れた閲覧用丸テーブルで作業を始めた。
 多くの作業道具は個人用を持参しているため、作業に支障はないはずが、この日の担当はブッカ(透明ブックカバー)の貼り直しから。専用スクレイパーと古いシートをはがす剥離液は図書館にしかなく、丸テーブルに持ち込んで作業を始めた。


 最初の本は新書サイズのミステリー小説珠玉集。人気がある推理小説は傷みが激しい。破れた透明カバーを全部はがしたうえ、貸出し用のシール類を貼り替えてから、新たにブッカをかけるという面倒な工程だった。
 1回目に指導を受けつつやったカバーかけ作業、2ヶ月経つと細部を忘れていて、係員に確認しながら進めた。無難に仕上げたが。これ1冊で1時間半ほど費やしてしまう。


 続けて絵本1冊と紙芝居2セットの傷んだ貸出しシール貼り替え作業。透明カバーはそのままでよく、こちらは比較的短時間で終わった。

 時計はすでに12時半近くで、13時までの終了時間内に済ませるには、残り1冊が限度。
 横長の絵本の背に貼ってある貸出しシールを貼り替えていたら、古い透明ブックカバーの収まり具合がどうにもよくない。係員と相談のすえ、結局全部はがして貼り替えることにした。


 本体を傷めないよう慎重に作業し、古いカバーをはがすだけで1時間が経過。終了時刻はすでに過ぎた。ここでやめるわけにはいかず、冷たい麦茶で一息いれて作業は継続。

 横長の本は本体と表紙カバーがずれやすく、新しく透明カバーをかけ直すのに大変な手間を要した。
 カバーを内側に折り返す寸法が上下で5ミリほどずれるという失態。(均等サイズが美しい)やや斜めにカットすべき箇所を直線で切ってしまうなどの細かいミスもあって、全て終わったのは14時20分という遅い時間だった。


 計4時間の作業は過去最高。30度を超える暑さのなかで疲労困憊し、帰宅して遅い昼食とオヤツを続けて食べて、ようやく人心地がつく。
 ブックカバーの完全かけ直しを1日に2度もやるのは、体力的にちょっと厳しいと悟った。