2022年7月10日日曜日

足場なしで遮光ネット張

 雪解け直後から少しずつ準備していた2階寝室窓外の遮光ネットを、ついに張り終えた。
 これまで木製枠に張った遮光ネットを窓ガラスの外側からはめこんでいたが、固定が難しくて何度も落下させた。ガラスと遮光ネットとの距離が近すぎ、強風時にはネットがガラスをたたく音がうるさく、安眠をさまたげる。
 根本的な解決策は1階居間のように窓枠全体を外側からおおい、鋼製支持棒を使ってネットを窓から離すことだった。

 問題は2階窓には脚立はしごが届かず、作業が難しいこと。試行錯誤を重ね、室内からネットの支持枠を設置する手段を考えつく。


 最初に新規の遮光ネットをアマゾンで見繕う。遮光率75%、2m×2mの商品が783円で買えた。続けて窓枠上端にはめこむ角材を調達。ジョイフルAKで24×30角材、1800長を398円で入手した。
 他の諸作業と併行し、角材を加工してエコ塗料を塗る。ネットをガラスから極力離すべく、角材は横使いとし、端材を追加してさらに20ミリほど外に持ち出した。

 遮光ネットは園芸用の外径16ミリ鋼製支柱パイプを上下に使って張るため、角材の両端にはパイプが収まるS型ヒートンをねじこんだ。
 室内から窓枠外側上端に支持材をはめこむ。厳密に採寸してピタリ収まったが、乾燥収縮で落下の可能性があり、室内から届くギリギリの位置1ヶ所にドリル穴を開け、窓枠にタッピングビスで固定した。


 最高気温が30度を越え始めたころから、遮光ネットのミシン加工を始める。窓幅方向の仕上がり寸法が1670。上下方向は切らずに両端を40ほど折り返した。
 結果的に上下方向の寸法は1900となり、上端から吊るすと、下端部は南側木壁の上端やや下あたりになった。


 端材を加工し、木壁上端に鋼製パイプを固定するための補助材を作る。壁からの突き出し寸法は1階居間の補助材80を参考に150とした。
 脚立はしごを伸ばして補助材をビスで固定する。はしご高さがギリギリで、ヘルメット装着で作業。


 両端が袋状になった遮光ネットに園芸パイプを入れ、動かないようケーブルできつく締めつける。下端部には補助材に固定するためのステンレス針金も巻きつけた。

 すべての準備が終わり、室内から遮光ネットを外に持ち出して、遠いほうのS型ヒートンにパイプ端部をまずセット。続けて近いほうのS型ヒートンにもセットして、そのままネット全体を下に垂らした。


 外に出て再び脚立はしごをかけ、ネット下端部を補助材に固定する。補助材に止めたビスにステンレス針金を巻きつけて作業終了。

 現段階で窓は5センチほど開けられる。通風としてはぎりぎり足りている。強風時のネットの動きは未知数。万一ガラスをたたく場合は、ネット両端にケーブルを入れて張るなどの対策を講じたい。