大腸ガンの転移を調べる腹部エコー検査(超音波検査)の日だった。胃腸炎のダメージはまだ回復してなく、体力回復時期に朝からの食事抜きは厳しいが、これも試練である。
予約は13時半。15分前に病院に着くと、待合室は意外に空いている。コロナ爆発で皆が病院の混雑を避けているのか。
これまで口頭確認だった体温測定が、液晶パネルを使った最先端のオート体温測定器に代わっていた。大病院なのになぜ?とずっと不審に思っていたが、ようやく納得。表示は36.5度で特に問題なし。
1時間待ってまず問診。体調の確認があり、春先からときどき左の膀胱付近がジクジク痛むことを訴えた。昨年のエコー検査で左腎臓に小さな石があると指摘され、その石が動いているように思えた。
普段はやらない膀胱周辺も検査してもらい、16時半ころに再度診察室に通される。
消化器系に大きな問題はなかったが、腎臓の石はまだ残っていて、左の尿管が肥大している疑いがあるという。前立腺にも嚢胞らしきものが見られ、別の泌尿器科での精密検査を勧められた。
事業開始直後の34歳で右腎臓結石の激痛に苦しんでいる。大量の水摂取や運動で自力排出できたが、その悪夢が蘇った。幸いに当時のような疼痛はない。手を打つなら、早めがいいに決まっている。
妻が集団住民健診で指摘されて行った大きな泌尿器科が近くにあり、主治医が紹介状を書いてくれることになった。
大腸内視鏡検査のほうは昨年までの経過が良好のため、手術後9年目となる今年から隔年検査に変更となった。胃の内視鏡検査はピロリ菌治療後10年間は毎年やる必要があり、8/10に実施が決まる。これが2025年まで続く。
いろいろあって、自宅に戻ったのは18時近く。治療費は3,760円で、紹介料は増えたが、大腸検査食がない分、昨年の4,728円より減った。
検査終了後に持参のカステラを1個だけ食べたが、長い絶食でさすがにフラフラになった。
昨日4回目のコロナワクチンを接種した妻は、早めに漢方系解熱剤(板藍根)を飲んだせいか、副反応としての熱は37度どまり。夕食も普通に作ってくれて助かった。
夫婦で健康面での試練がこのところ続いているが、そういう年代なのだろう。覚悟して生きるしかない。