2022年2月6日日曜日

災害レベルの豪雪

 朝起きて階段を降り、1階居間に入ると、なんだか薄暗い。ウッドデッキに面する2つの窓が雪で半分ほどふさがっているのだ。昨夜寝る前にはなかったことで、一夜にして今冬何度目かのドカ雪に見舞われたらしい。
 テラス窓が半分ほど雪でふさがったことは過去にもあったが、ベンチ側の窓までふさがることは初めて。外は雪に埋もれていて、南西角の楓の木は幹の半分まで埋まり、ウッドデッキの風力計は雪で完全に隠れてしまった。


 玄関ドアを開けて車庫内を点検すると、風がなかったせいか車の雪はそれほどなく、道路だけが深い雪に覆われていた。

 あいにく前日の雪かきで腰に違和感があり、朝食後に入念にストレッチをする。手始めに道路までの通路を細く確保。雪質はパウダースノーで、以前のように湿った重い雪ではない。
 作業中も雪は降り止まず、これ以上やっても無駄になりそうで、早々に切り上げて家に戻る。


 昼食後、居間ベンチでひと眠りしたら雪がやみ、薄日がさしてきた。雪雲レーダーで確認すると、夕方まで雪は小休止の気配。外に出てこの日2度目の除雪を始める。
 食料の備蓄は充分で、車で外出する予定はない。車周囲の除雪は明日以降とし、南側軒下の雪を踏み固めて、雪運搬用の通路を確保する。そのままウッドデッキに回って、雪に埋まった2つの窓を掘り出した。


 家に戻って珈琲タイムとする。テレビで直近の土木センター積雪深を確かめると、172センチに達していた。朝9時の記録が147センチ、昨日9時の記録が120センチだったから、記録的な豪雪だったことは間違いない。
 テレビやネットでは、札幌の24時間降雪量が観測史上初の60センチに達したと報じていた。道路は再びズタズタに切り裂かれているようで、車での外出はしばらく控えたほうがよさそう。


 夕方、気になって北側壁にあるFF暖房ボイラ給排気筒周りの除雪をした。過去に2度凍結して点火不能に陥ったことがある。窓から見た限りでは問題なさそうだったが、念のための措置。

 夕食後にまた雪になり、5センチほど積もった。明日の札幌駅発着のJR列車は除雪が追いつかず、終日全面運休になるという。雪に埋もれた道路は集中する車で大渋滞に陥るだろう。
 新型コロナ爆発と豪雪の連続パンチで、都市機能は完全にマヒしている。どちらも行政にはあまり期待できそうになく、庶民のささやかな知恵で乗り切るしかなさそうだ。