2022年2月24日木曜日

度重なる豪雪への対応

 今冬何度目かとなる激しい冬嵐が、3日間にわたって吹き荒れた。2月上旬の記録的豪雪のダメージからようやく抜け出したばかりで、度重なる試練に庶民は立ち上がる気力も萎えてしまったように思える。
 JRや航空機、道路は3日間機能不全。多くの学校は休校を余儀なくされた。仕事や受験、旅行で出かけた人々は、空港や動かないバスの中で、ひたすら耐える時間を過ごしたらしい。

 嵐の襲来に備え、直前の日曜日に予定を前倒しして、食料を多めに調達しておいた。灯油タンクは先週満タン給油したばかり。自宅敷地内の雪置き場は、暇をみつけて拡張してある。
 おかげで月曜からの3日間、一歩も外出することなく過ごせた。収集遅延を想定し、ゴミは出さずに物置にしまっておいた。


 不安だったのは、豪雪による建物への障害。北側の壁に設置してあるFF暖房ボイラの給排気筒は、万一雪に埋もれると点火や燃焼に影響する。一酸化炭素中毒の恐れもある。
 ユーテリティ窓から毎日様子を確かめていたが、埋もれそうなときは周囲を広範囲に除雪して日々対応。

 除雪はこれまでと同様に、分割方式で毎日少しずつ処理した。初日の月曜は細い人道のみを確保。ようやく車を出せる状態になったのは、4日目の今日だった。


 新たに降った雪で、近隣のホームセンターとレストランの入り口屋根が雪で倒壊するという事故が昨日起きた。どちらもよく行く店で不安になり、DIYで作った自宅車庫を再度チェックする。
 梁と桁の歪みは許容値の範囲内に収まっていたが、柱にわずかな傾きを検知した。600ミリの水準器で1ミリ弱。柱の全長2500で換算すると、上端が4ミリほど南に傾いている。
 これが積雪に起因するかどうか断定できないが、緩い傾斜屋根に載った雪のベクトル方向と歪みは一致する。雪もやんで久しぶりに晴れたので車庫屋根に上り、部分的に雪を30センチほど削ぎ取った。

 落とす場所は事前に確保してあり、作業はごく短時間で終えた。結果的に屋根の積雪深は約1.2Mまで減少。設計値1.4M以下となり、ひとまず安心できそうだ。


 南側家庭菜園の雪置き場が窮屈になり始め、次なるドカ雪に備えて、ウッドデッキ西の空き地に新たに雪置き場を確保する。初めて使う場所で、昨年買ったスノーシューをはいて踏み固めた。

 朝から夕方まで雪の処理にかかりきりの一日だったが、不思議なことに腰痛は起きていない。記録的豪雪に身体がじょじょに慣れてきたように思える。もうひとがんばりだ。