豪雪とコロナのダブルパンチで外出もままならず、除雪排雪作業の合間に数日かけ、昨年の家計費収支のまとめを粛々とやった。
事業で青色申告をやっていた時期に自作したデータベースソフトを転用。売掛帳は収入帳、経費帳は支出帳にリネームし、項目を微修正したもの。昨年初めてやってみて、家計の収支状況と問題点が明確に把握できるため、今年も使うことにした。
預金通帳やカード決済一覧、ネット通販の確認メールや紙の領収書などを参照しつつ、地道に入力する作業は青色申告と変わらない。紙台帳への転記や事業と家事分の按分作業がなく、その点では楽だ。
同時に不要になった7年前の領収書類を廃棄処分。光熱費関連の数値は別のデータベースに入力保存した。
集計の結果、かねてからの目標だった「年間100万円生活」に、今回限りなく近づいたことを知る。厳密には数万円オーバーしたが、妻の個人使用分も含めた家計収支なので、信頼性は高い。
一昨年と比べて、収入は定額給付金と音楽系収入がなくなった分減ったが、同時に支出も15万円以上減ってトータルプラスをキープ。
昨年4月に新車を購入したが、価格が高くて10数年に一度の要素のため、収支には含めずに特別会計とした。
支出が大きく減った理由として、医療費負担が3割から2割に変わったこと。新車購入により定期点検代がなくなり、燃費向上でガソリン代も減ったこと。固定電話と携帯電話契約の整理。新聞夕刊の購読中止。2年払の火災保険支払いがなかったことなどが挙げられる。
家族旅行の復活や灯油価格の上昇は支出増の要素だったが、それを補って上回る減少だった。
項目別で今後減らせそうな要素はほとんどなく、強いて挙げるなら、ネット接続でもう少し安い手段が見つかるかもしれない。
水道光熱費で比重の高い灯油代は今回1万円増だったが、寒さを我慢するつもりはなく、今後の原油価格次第で流動的な要素。消費税は上がっても、「1日千円」と決めている食費雑費は横ばいを維持した。
どんな生き方暮らし方をすれば年間100万でやれるか、肌感覚でわかった気がする。今後の目標は、いかにして現状のペースを維持するか?である。
大病などの突発事情がない限り、むこう2年はいまのペースでやれそうに思えるが、火災保険2年払と車検が重なる2024年が問題。以降2年ごとに、ある程度の支出増は覚悟している。
それでも年間収支で赤字になる可能性は低い。食事と運動に留意し、ストレスを避けて健康でいることだ。