以前から構想にあった「かんじきウォーク」を始めた。コロナ禍で巣ごもり生活が続き、散歩もままならない冬は運動不足になりがち。スキーはかなり前にやめてしまい、歩くスキーやスケートには道具の準備や出かける煩わしさがある。
近場で手軽にやれそうなのが、かんじき(スノーシュー)だった。そのときに備え、スキー道具を処分した際に、ストックだけは床下にしまってある。
かんじき本体は、ヨドバシ通販で「
ベルモント スノーウォーク PI-1493」を実質2千円弱で購入。試す機会をうかがっていたが、厳しい寒さが緩んで太陽も顔を覗かせた今日、気温はマイナス4度で風もなく、絶好の日和だった。
冬に行ったことはないが、近くにある百合が原公園は広場と木々のバランスがよく、歩くには楽しそうだ。事前に公園事務所に問い合わせ、かんじきウォークをやっても問題ないことを確認した。
防寒具と防寒長靴に身を固め、かんじきとストック、撮影用の三脚やカメラを持参し、14時半くらいに車で出かけた。
およそ30分かけて中央広場周辺を歩く。温室までの道は除雪されていて、かんじきは不要。サイロ近くでかんじきを装着し、ストックを使って自由に歩く。
解けた雪の表面が寒さで固まって、雪面は歩きやすい。かんじきは歩きやすさを重視して細めのタイプを選んだが、自分の体重(52Kg弱)では何ら問題なく使えた。
園内には散策する市民の姿もチラホラ見える。かんじきナシで防寒長靴だけで歩く人もけっこういた。
雪に埋もれたベンチから推測し、積雪深は60〜70センチほどか。雪原にはかんじきのほか、歩くスキーの痕跡も見つかった。それぞれに冬の暮らしを楽しんでいるようだ。
今回はお試しウォークなので用意しなかったが、熱いコーヒーや食べ物などを持参し、園内の東屋で食べるという趣向も楽しそうだ。
およそ30分歩いて駐車場に戻る。固定ベルトに改善の余地はあるが、初めて使ったかんじきの履き心地はまずまず。外れることもなかった。
歩数計の値は3千歩弱で夏場の散歩と大差ないが、冬場の健康対策と70代を迎えての新しい挑戦という点では、意味ある試みだった。