掘コタツ回りには合計6枚の座布団が常駐しているが、元々が結婚のときに妻が持ってきたもので、模様は和風である。そのままでは自然素材を主としたこの家にはマッチしない。
そこで、端布を使い、部屋の雰囲気に合った座布団カバーをいつも自作している。だいたい数年で擦切れてしまうので、定期的に作り直す必要がある。生地は原則として余り物しか使わない。
私が普段座っている座布団カバーにとうとう穴があいた。都合何度目かの作り直しである。今回は妻が若い時期に買い、いまは着なくなったジーンズのフレアスカートをリメイクすることにした。
ミシンは中学生時代に覚え、結構得意だ。ズボンの裾上げなども自分でこなす。
裁断に多少のズレがあったようで、縫い目が完全な対称形にはならなかった。しかし、それもご愛嬌。使い勝手に問題はなく、見た目もそれほど気にならない。
生地が厚いので、今回はかなりもつだろう。「妻の若いときの思いを共有できる」という点でも、意味あるリメイクなのだ。