2006年9月17日日曜日

スリット棚

 以前にも「スリットベンチ」という、隙間のあるベンチのことを書いたが、「スリット」は、自宅の重要な設計コンセプトのひとつである。

 今回記すのは、トイレにある自作のスリット棚。写真のように無垢材の端材で自作した簡単なものだが、予備のトイレットペーパーが4個入る。
 中央のスリットが広いのは、そこからペーパーをぎりぎり入れるため。上部には民芸品と時計を置いてある。


 DIYのレベルとしては低く、初心者むけだが、この種の棚は放っておくと、ツマラナイ市販品がいつの間にかサービスでつけられていることが多いから、自作したい場合は要注意だ。

 他から設計を依頼された場合、ランバー合板で同寸法の棚を作り、扉には集成材を使って、ごく普通の中が見えない棚にしてしまう。
「中が一部見えてしまう」という棚をトイレに使うことには心理的な抵抗があるらしく、「この棚を我が家にもぜひ」という要望が出たことは、いままで一度もない。