2010年10月8日金曜日

人生のやり残し

 下旬に実施予定の小学校同窓会の会場が変更になった、との連絡が幹事からあった。予想をはるかに超える参加者となり、当初の会場が手狭になったそうで、今度はなんと京王プラザホテルでやるという。
 女子の参加表明が多いとの事前情報を実は聞いていたが、なんで?と、その理由を追求してみると、「小学校時代に気になっていた××君が、どんなふうにカンレキを迎えたのか、この目で確かめたい」のだそうな。

 へえ〜、そんなものかと感心させられたが、そんな私も、ちょっと気になっていたT子さんには会ってみたいと気持ちが動いたのだから、似たようなものだ。
(そのT子さんは東京在住で、今回は不参加らしい)


 以前に50代女性から、「人生に何かやり残した気がする…」という、ちょっとシリアスな話を聞いたことがある。
 ごく普通に恋愛し、ごく普通に結婚し、ごく普通に子供を育て、ごく普通の晩年を迎えようとしている境遇の方である。世間一般の基準から見れば平凡だけどもシアワセに見えるその方が、いったい何を人生にやり残したのか、当の本人さえも分かっていないように思われた。
 幸福感は本人だけの感覚だから、傍目から見た第三者がとやかく言うのは意味がない。しかし、経済的充足や社会的地位がその幸福感に必ずしも結びついていないのは明らか。
 カンレキ世代の同窓会には私も含め、この「人生のやり残し」があったのかなかったのか、一気にタイムワープして確かめてみたい、という潜在願望があるのかもしれない。

2010年10月7日木曜日

縄文DIY

 天気がよいので、玄関ポーチと基礎の間にできた1センチほどの隙間を補修することにした。

 11年前の新築時、あまりの緊縮予算で玄関ポーチを作るお金がなく、ブロックやレンガ、そしてセメントをホームセンターで買い集め、自分で玄関ポーチを作った。基礎に砂利を転圧し、ブロックをベースにして一番上にはレンガを敷き詰めた本格的なもの。モルタルを練って目地も自分で処理した。

 できあがってみると、仕上がりは粗いが、家本体とのデザインバランスも程よく、それなりに見られる。「素人とは思えない」などと、工務店の担当者にもおだてられ、まんざらでもなかった。
 月日が流れ、この玄関ポーチの沈下がじょじょに進んだ。家本体は支持地盤まで深く打ち込まれた24本の杭で支えられているが、玄関ポーチは単に砂利を転圧しただけなので、経年によってどうしてもズレが生じる。
 小さなクラックはその都度モルタルでふさいできたが、いよいよ本格的な補修が必要になった。


 まず、写真上のような状態だったポーチ端部の目地モルタルを、タガネで叩いて完全に砕く。1センチ以上の隙間が全体にできるので、その隙間を完全に埋める必要があった。
 手っ取り早いのはここでモルタルを大量に練り、まんべんなく流してしまうことだ。しかし、アンバランスな沈下は今後も続くはずで、基礎壁とポーチとを必要以上に強固に固めても、あまり意味がない。

 そこでこの隙間を小さな砂利と砂でまず埋めることにした。いわゆる「骨材」というものだが、ホームセンターで買うとバケツ1杯単位で、それなりの値段である。いまどき、砂も石もタダで手に入るわけでなく、すべてお金である。
 しかし、最近になってこの「骨材」をタダ同然で入手する方法を見つけた。写真中がそれで、不要になったコンクリートブロックのかけらを、漬け物石の上で丹念に砕くのだ。下にシートを敷けば、細かい砂も同時に手に入る。
 こうして得た骨材をシート毎運び、隙間に流し込んでゆく。ブロック半分ほどで隙間は埋まったので、水を流して固く締め、最後にセメントを1センチくらい充填し、霧吹きで水を軽くかけてから目地コテで押さえて作業終了。
 上端だけをモルタル状にしたのは、砂が風で飛ぶのを防ぐためと、見栄えの2点から。完全なモルタルを目地に埋めるのは相当のキャリアが必要だが、素人レベルで無難なのはこの方式。縦積みの目地には使えないが、横積みならOK。通路のレンガにも同じ手法を使った。

 せっかくのDIYも、湯水のように金をかけてはツマらない。普通はゴミとして捨てる物をうまく活用し、節約と資源保護の両方を目指すのが「縄文DIY」の極意である。

2010年10月6日水曜日

何もしない時間

 屋根の頂点まで達したツタの剪定のため、新たな投資をせずに長いハシゴを調達する方法を考えていた。
 手持ちのアルミ脚立の両側に木製アタッチメントを装着する方法は、持ち上げる際にハシゴがあまりに重すぎて扱いが困難と知った。だが数日経って、(木製アタッチメントを両側でなく、片側だけに2個装着しては?)と、突然思い当たった。

 問題が行き詰まったとき、有効なのはずっと解決法を考え続けるのではなく、ある一定の「何もしない時間」を置くことだ。デザインでも文章でも同じで、この「何もしない時間」が不思議なことに新しいアイデアを生んだり、これまでの問題点を暴き出したりする。


 その特製ハシゴ、さっそく修正作業をやってみた。足りない材料は昨日買ってあり、今回は既存のアタッチメントの下部内側に、新たに木製の「脚」を木用ビスで固定する方式である。
 ハシゴの幅はこれまでよりさらに広がるが、支えの横棒も追加してあるので、強度的には問題ない。
 だいたいイメージ通りに出来上がり、試しに南側壁に立ち上げてみる。「下は重いが上は軽い」というバランスは、予想通り格段に扱いやすい。一人で問題なく立てかけられた。
 上端は2階窓まで達しているので、伸びすぎたツタの剪定も楽々。長いので昇る際に少し揺れるが、体重50キロ代前半の身軽な身であるので、大きな問題はない。
 総費用はおよそ600円で済んだ。(1820のタル木3本)やっぱり手作りです。

 終了後は追加した「脚」だけを二つに分解し、物置に収納。既存の木製アタッチメントはこれまで通りウッドデッキ外に架け、アルミ脚立は屋内に収納する。木製アタッチメントの塗装作業がまだ残っているが、冬が来るまでにゆっくりやる。

2010年10月4日月曜日

リクエスト

 昨日に引き続き、譜面の整理に励む。譜面下部への曲タイトル書込みは、すべて終わらせた。いざやってみると、たいした時間はかからなかった。
 作業の中で分類の不適切な譜面をかなり発見し、再移動。印刷してはみたがほとんど歌っていず、今後も歌う可能性の低い譜面は、この際すっぱり処分した。

 この種の譜面は過去に一度だけリクエストを受けて作ったものが大半だが、もともと自分の琴線に響いたものではないので、そのままお蔵入りしてしまうケースも多い。
 介護施設などでのリクエストはありがたい反面、ある特定のファンによる限定的な要望であることも多く、その場合は要注意である。特にマニアックな曲であった場合、他の聴き手から暗黙の反発がくるケースもある。時に場が冷えてしまったりもする。
 これを恐れて、最近は特別なことがない限り、こちらからリクエストの働きかけはしていない。どんな曲でも自在に歌いこなす力など、残念ながら持ち合わせていない。

 幸いに、最近はリクエストそのものが皆無に近く、それとなく探っても「おまかせします」との対応がほとんど。現状の路線がひとまず受け入れられているらしい。


 今回の分類整理に使ったファイルは手持ちのものだが、厚みが27ミリしかなく、見出し頁分をのぞくと、収納可能な譜面は250枚でギリギリである。現段階ですでに飽和状態だが、取捨選択を繰り返したとしても、今後減る可能性はまずない。
 ファイルの数はあまり増やしたくないので、市販のファイルのうち、40ミリ厚くらいのものを新たに買おうかと思案中。

 仕事柄、カタログや技術資料には多数のファイルを使っているが、A4版の27ミリ厚と60ミリ厚のものが大半。安くて使いやすいのはコクヨの紙製ファイルだが、40ミリ厚が市販されているかどうかは不明。
 まだまだ試行錯誤は続く。

2010年10月3日日曜日

譜面体裁の改変

 このところずっと検討していた譜面の体裁に関し、ようやくひとつの方向を見つけた。「A4ペラ横置き」というこれまでの方式は変えずに、移動や風で飛ばされず、照明の影響を受けず、聴き手に圧迫感がなく、しかも素早くめくれる。
 そんな難しい条件を満たすべく、試行錯誤を繰り返した結果、以下のような方式に落ち着いた。

・端部から9ミリの位置に、4つの穴をパンチで開ける。
・穴の間隔は中央部のみ標準2穴の80ミリ、端部は90ミリとする。
(標準4穴は80-80-80間隔なので、端部のみやや広い)
・2ミリ径のボールチェーン50ミリ長で4つの穴を止める。


 箇条書きにしてしまうと簡単だが、ここにたどり着くまでが大変だった。穴の数は当初2穴でやってみたが、端部のめくれが落ち着かない。いっそ30穴に増やそうかとも考えたが、新しいパンチを買わねばならず、二の足を踏んだ。
 決定案の4穴方式は、欧米のファイルシステムの標準であり、穴開けは既存の2穴パンチでやり繰りできる。サンプルを作ってみると、何とかやれそうだった。
 最も悩んだのが穴を止めるリングで、既存の事務用リングを初め、ホースの輪切りやコードをしばる細いバンドなど、数種類を試した。
「譜面を素早くめくれる」「譜面が脱落しない」「着脱が容易」「直径が20ミリ以下」
 これらすべての条件を満たしたのが、キーホルダーやネックレスに使うボールチェーンである。ニッパで長さを任意に切ることで、好きな直径(今回は16ミリ)が得られる。ここが大きなポイントで、大き過ぎるリングは目障りでめくりづらいのだ。
 ボールチェーン単体は100円ショップやホームセンターでは見つからず、家中を捜索してどうにか4セットのボールチェーンを発見。実は1本だけ直径が細く、不揃いだが、そのうちきっと見つかるだろう。

2010年10月2日土曜日

壁面メンテナンス

 10年前の夏に1本の挿し木から育てたナツヅタが、南壁の大半を覆いつくし、東壁や車庫へも回りこみ、一部は屋根突端まで到達したことは先日のブログでもふれた。
 西壁の下にも別の種類のツタを植えてあり、来年には北側をのぞいた大半の壁がツタで覆われるかもしれない。

 ときどきふれているように、壁面緑化には主に日射抑制による省エネルギー面で大きな効果があり、我が家でもそれは実証ずみ。外壁のさらに外側を覆う「第2の外壁材」としての役目も期待できることが分かった。
 ところが成長に伴い、ちょとした問題が出てきた。あまりに伸びすぎたために、2階窓の開閉にやや支障があり、軒裏を覆ったツタは、軒裏換気に多少の影響を及ぼしている可能性がある。


 壁面緑化に関しては、東京都環境局による「壁面緑化ガイドライン」が分かりやすく解説されている。
 それによると、ナツヅタは丈夫で手間がかからず、設置補助材も不要でお手軽だが、育ちすぎた場合は外観が不快になりかねないので、定期的な剪定が必要、とある。
 我が家の例では、すでにその剪定時期にきているように思え、なるべく長いハシゴの必要性に迫られている。
 手持ちのアルミ脚立は1.2mで、ハシゴとして使用した場合は2.4m。10年前に木材で作った特製アタッチメントをつけると、3.6mまで伸びる。
 これまで大半のDIY作業はこれで足りていたが、高所のツタ剪定には、5m近いハシゴが必要である。さて、これをどう調達するか?

2010年10月1日金曜日

フラガエル

 一昨日のカフェ巡りの帰路、隣にあったイオンにちょっとだけ寄った。単なるウィンドウショッピングのつもりが、とある瀬戸物系の店で、妻が箸を見つける。
 妻は正月になると、毎日使う夫婦の箸を必ず換える。だいたい1年で傷んでくるが、まだ使える場合は予備としてとっておき、新年にはやはり新しい箸に換える。

 1膳1,000円前後の、私たちにしてはかなりの高級品をいつも買う。必ず二人で選ぶ習慣で、意見が一致しないと買わない。費用は妻負担と決まっているが、今年は1膳420円で手頃な品が見つかった。
 前の年と似たデザインではツマらないので、雰囲気をガラリ変えるのが定番。今年はややキラキラ系のデザインにした。年賀状と同じで、箸のデザインはその年の気分を反映する。


 店内を散策するうち、縁起物コーナーに多数のカエルを発見。持っていない品ばかりだったが、中でも特に愛らしい「フラダンスガエル」を360円で購入。裏に「福」のマークの入った福ガエルでもある。
 来年の「第3回カエル自慢コンテスト」にむけた、エントリー有力候補だ。