地区図書館の本修繕ボランティアで修理中の松本清張作品集に関し、作業が詰めの段階に差し掛かり、必要な道具類の再チェックをした。
バラバラになった表紙の合体作業と、本体の補強と見返し付けまでは図書館にある道具と自宅から持参した赤色画用紙&赤マーカーでやり終えた。
残る作業は本体と表紙の接着。表紙の溝部分にボンドを塗り、大型木製クリップで締め付ければよいが、問題は表紙への見返しの接着。
ページ全体に広くボンドを塗るには、幅広の刷毛が必須。図書館にはないとのことで、自宅で塗料用の刷毛を探したら、100均で買った幅5センチほどの刷毛があった。何とかこれで代用できそう。
糊は菓子缶の蓋を持参し、水で薄めつつ塗る。
YouTube動画によれば、接着後に本と同サイズの板で両側から締め付けて数日置いている。これを効率的にやる道具が大掛かりなもので図書館には存在せず、やむなく代用品を自作することにした。
対象の本はB6の単行本サイズ(128×182)だが、余裕をみてB5判(182×257)まで使えるものを作ることに。
手持ちの端材を見繕い、表面が滑らかな19ミリ厚シナランバー合板を180×285で2枚切り出した。
端部から10ミリ内側の四隅に上板にはΦ4.5の穴を、下板にはΦ3.5の穴を開ける。対象本を板の間に挟み、上板からL=75のコースレッドを穴に通し、下板に固定した。
| コースレッド通過部をダボで補強 |
ところが作業中に穴のひとつが割れた。シナランバー合板単独では強度不足のようで、以前に子供のベットを作った際にやったように、コースレッドの通る箇所をΦ10の木製ダボで横から埋めて補強。これでどうにか持ちそう。
対象本の厚みがが35〜45ミリ前後ならこのまま使えそうだが、もしこれより薄い本の場合、別の板をはさむなり、コースレッドの頭に厚いワッシャーのようなものを挟んで調整するなど、工夫が必要だ。
| 板を挟んで厚みの調整 |
この道具、試作中で名前はないが、用途からして「木製製本プレス機」ではどうだろう。
→と思ってネット検索したら、なんとアマゾンでほぼ同じ用途の製品(200×300)が3,160円で売っていて拍子抜け。まあ、ほとんどタダで自作できたので、よしとしたいが。