2026年1月19日月曜日

大寒前の本修繕

 未明から厳しい冷え込みとなり、近隣の石狩アメダスではマイナス14.6度を記録。暖房ボイラを55度で終夜運転させたため、朝の室内は暖かさを保っていたが、一部の窓では結露水が内側で凍るという珍現象が発生した。

 こんな日をねらったかのように、今年2度目の地区図書館〜本修繕ボランティア活動日。車のエンジンはかかったが、フロントガラス全面の内外に霜が凍りついている。これも珍しい現象だ。
 外側はスノースクレーパーで除去できても、室内側は難しい。エンジンをかけたまま暖気を最大にしてガラスにあて、10分経ってようやく運転可能な状態になった。

作業前の状態。古い見返しははがさず、上貼りする。

 遅れて9時45分に到着。停車後に車のスマートキーが寒さで効かなくなり、やむなく手動で施錠した。これまた珍しい現象。
(ポケットでキーを温めて、終了時には解錠できた)
 前回手掛けた本のうち、星座図鑑のページ剥離は問題がなくなり、ようやく手が離れた。続けて前々回から作業を持ち越している松本清張の作品集に取り掛かる。

 最初に本体へ新しく見返しをつける。YouTubeで文庫本を上層本に仕上げるサイトを発見。そこでは見返しを先に貼り、背から左右に飛び出した補強用の寒冷紗も同時に見返しの背後に貼っている。工程としてはこちらが簡単で、さっそく真似た。
 今回、ボンドの塗布は範囲が広く、素早さが要求されるため、スクレイパーではなく筆を使用。筆洗いにはカップの水を使った。

新しい見返しをボンドでつける

 見返しの乾燥時間を使い、本体のページ汚れを紙ヤスリで落とす。その後、3つに分解された表紙の貼り合わせ作業に取り掛かった。

 3つのパーツは寒冷紗でつなぐ。背と表紙&裏表紙をつなぐ溝部分の寸法が重要で、大きすぎても小さすぎてもいけない。同じシリーズの本を参考に測り、5ミリに最終決定。
 まず背のパーツに寒冷紗を貼り、5ミリの幅を維持しつつ、左右に表紙&裏表紙を配置。透明ブックカバーを細く切って寒冷紗を仮止めし、そのままの状態でズレに留意しつつ、表側から筆でボンドを塗った。

寒冷紗を貼った表紙の背の左右を透明ブッカで仮止め

 全体を裏返し、表紙の色が薄くなった部分を赤のマーカーでタッチアップして目立たなくする。
 表紙の厚みを考慮して溝より2ミリ広く、7ミリ幅に細く切った表紙と同色の色画用紙を、表側から溝を埋めるようにボンドで貼った。
 表紙に図書館の分類用シールを2枚貼ったところで13時となり、この日の作業は終了。

 気持ちとしては一気に本体と表紙の接着までやりたかったが、見返し全体を表紙に貼るための幅広い刷毛が図書館にないことが判明。以降の作業は次回に持越しとなった。

表紙と同色の色画用紙で溝を埋める
合体した表紙が完成

 デリケートな未知の作業が連続して疲れたが、およその先は見えた。透明ブックカバーをかけ終えて完了するまで、残る作業日数は2回となりそう。