2024年9月25日水曜日

運転免許証更新

 3年ぶりに運転免許証を更新した。更新時に75歳となる今年は、高齢者講習と認知機能検査を事前に受ける必要があり、7月上旬に近隣の自動車教習所で受講済みだった。
 事前講習を受けた高齢者の更新は、試験場が空いている14〜16時に行うよう推奨されている。3年前と同様に13時半に自宅を出発。ガソリン節約のため、帰路に安売りスーパーに寄って定番食料品の買物を済ませようと、妻も同乗した。

 前回カーナビの動作がおかしく、遠回りを強いられたこともあり、今回は目的地として試験場正門に至る通り沿いにあるイオンを設定。30分強で到着し、ここで妻を降ろす。その後14時10分に試験場に着いた。


 前回同様に試験場はガラガラ状態。入口でATMのような機械に免許証を通し、プリンタから出てきた書類を窓口に持参し、手数料として2,500円の収入証紙を買う。
 必要事項を記入して別の窓口に行き、免許証、高齢者講習証明書、認知機能検査証明書と共に提出。ただちに視力検査を受けた。

 7月の高齢者講習では、視力が更新に必要な両眼0.7ギリギリと指摘され、最近になって近隣のメガネ店で視力検査を受けた。状況次第ではメガネを作り変えるつもりでいたら、なぜか両眼1.0で何ら問題なし。
 今日の検査も問題なく通過できた。結果として、自動車教習所での検査が怪しかったということになる。


 その後、待ち時間なしで写真撮影へと移行。さらに10分ほど待って、新しい免許証が交付された。前回なみの正味25分で全手続きが終了。
 昨年初めに遭遇したサイドミラー接触事故の扱いを懸念していたが、単なる物損事故扱いだったようで、ゴールド免許は継続となっていた。

 今年は車検と免許証更新が重なる稀な年だったが、今回でようやくすべてをやり終えた。まだ免許証を返納する予定はなく、次なる目標は3年後の更新までを無事故無違反で無事に乗り切ることだ。

2024年9月22日日曜日

敬老家族会

 彼岸3連休の中日、長男一家が遊びにやってきた。この日は午前中の室温が20度近くと寒く、今季初めてポータブルストーブを1時間ほど点けて部屋を暖めた。

 まず13時半すぎに長男が自転車で来訪。地下鉄とバスを乗り継いでお嫁さんと孫娘が合流した。
 長男が買ってきたおはぎを仏壇に供えてみんなでお参りしたあと、これまた長男が買ってきたケーキで早めの珈琲タイム。その後、孫娘とお嫁さんが手作りしたという「敬老額縁」をプレゼントされた。手描きの花と文字とのバランスよい。


 孫娘は持参したタブレットPC(iPad)で、ずっと動画を作成していた。「うごピク」というAppleのお絵描き無料アプリで、タッチペンで絵を描き、音楽をつけて簡単にパラパラアニメが作れる。
 YouTubeに仕組みが似ていて、アップロードすると「いいね!」やコメントがつき、世界のユーザーと交流ができるとか。

 孫娘の過去作品を見せてもらったが、大好きなクレーンゲームをウサギのキャラが遊んでいる動画がよく出来ていて驚いた。コメントや「いいね!」も多くもらっていて、すっかりハマっているらしい。子供の熱の移り変わりは早い。


 この日はコメント欄からリクエストがきたというキャラクターのアニメを一心に作っていた。
 作る過程を見せてもらうと、色の交換やプロセスのアンドゥ(取り消し)など、素早い動作で迷いなくこなしている。デッサン力はこれからとしても、8歳でタッチペンをこれだけ使いこなせれば、今後いろいろな場面で役立ちそうな予感がする。

 iPadもタッチペンも親が買い与えたそうで、高価なゲーム機よりも創造性の面で、よい買い物だったのではないか。
 長男が小学生のころ、大流行したファミコンをずっと買わず、代りにパソコンとキーボード、マウスを買い与えて自由に使わせ、ゲームの基礎(プログラム)やその作り方を学ばせたことを思い出した。


 長男とDIYに関していろいろと情報交換。応急修理中の自転車のビスをストック分から見つけて本修理したり、故障した浴室換気扇の点検口を自力で作った話や、構想にあるというマンション和室の洋室化に関し、具体的手法を教えたりした。
 40代後半に差し掛かり、手元の細かい作業が難しくなったという長男に、メガネを外して裸眼で作業する裏技を伝授。いずれは私のように近々両用メガネを作る必要がありそうだ。


 16時半に頼んでおいた寿司をとりに行く。8月の家族会は長引いてバスに乗り遅れたこともあり、早めの17時過ぎから夕食を食べ始めた。
 これまでのオーダーを微調整して注文。寿司が好物の孫娘はマグロや鮭を中心によく食べた。
 ただ、時間がやや早すぎたことと、妻が別におでんを作ったこともあり、寿司が9個余ってしまった。翌日の昼食に美味しく食べたが、調整はなかなか難しい。

 直近バスの最終便が19時で、18時45分に解散。パラパラアニメを大人たちに褒められたこともあってか、孫娘も機嫌よく帰っていった。

2024年9月21日土曜日

今季最後の草刈り

 昨日からぐんと肌寒さが増し、日中の気温が20度ほど。衣類や布団を秋モードに変更し、パッシブ換気の給排気口も半分を閉じた。
 西側の裏庭とそれに続く隣地の雑草が伸び放題で、このまま放置して秋枯れを待つ考えもあったが、介護施設系ライブを無事に乗り切って一息ついたこともあり、運動をかねて今季最後となりそうな草刈りをやることに決めた。


 前回やってから26日が経過していて、今季5度目の草刈りとなる。5月末に最初の作業をやり、以降月1回ペース。
 前回初めて試して作業しやすかった草刈りブレードを今回も継続使用した。
「小石が飛びやすい」という前回の反省をふまえ、ブレードを地面から浮かせ気味にして慎重に作業。縁石や境界杭の際などは無理をせずに残し、あとから手作業で抜くという安全策をとった。

 草刈りブレードの慣れもあってか、30分強で電動草刈り機での作業を終え、予備バッテリは使わずに済んだ。その後の手作業と後片付けを含め、正味50分で全作業を終了。外気温は15度と低めでも、作業後は汗ばむほどだった。
 冬が来る前に済ませるべき外作業で残っているのは、庭木の剪定とウッドデッキ床板の補修あたり。天気と相談してすすめたい。

裏庭の紫苑が満開で、彼岸の仏壇に供えた

2024年9月19日木曜日

6年ぶり15度目のライブ

 2014年に最初のライブ依頼があり、以降年に数回ペースで計14度の依頼が続いていたデイサービスから、6年ぶりに招かれた。最後の依頼は2018年で、2年後に始まったコロナ禍で縁が途切れたと思っていた。
 記憶があやふやだが、昨年の地区センターイベントで手伝いをやっていた際、同じ施設の職員さんから声をかけてもらったはず。思いがけない復活は、そのことがきっかけだったのかもしれない。

 今年に入って介護施設系ライブは先週の近隣デイサービスに続き、2度目。久しぶりの責任ある場と加齢に起因する体調不良などあって、前回は苦戦を強いられた。その反省をふまえ、入念に調整を重ねた。
 喉の対策として黒豆茶を飲み、季節の変わり目で風邪の前兆があって早めに板藍根(漢方薬)を飲んだ。筋肉痛&関節痛はストレッチやサポーターで軽減に努めた。

 開始は14時で、20分前に到着。先週の施設よりはやや遠いが、車だと10分で移動に関わるストレスはない。
 6年ぶりに施設の門をくぐると、施設長を含めた職員さんは大幅に入れ替わっていた。ライブ開始直後に進行の方が確かめると、私を知る利用者は皆無。施設そのものは変わってないが、全くゼロの状態から始める気構えが必要だった。

 開演前にマスク装着の有無を確認したが、施設側の方針がはっきりしない。「他のボランティアの方は?」と尋ねると、「実は今回がコロナ禍以降、初めてのボランティア受入れなのです」と意外な答え。
「先週歌った施設では、歌う直前までマスクを装着し、ライブ中は外して終了後に装着という流れでした」と伝えると、では同じようにお願いします、と最終決着。どの施設もコロナ後のボランティア対応には腐心しているようだ。
 施設側の敬老イベントがやや長引き、10分遅れの14時10分ころから開始。アンコールを含め、45分で以下の14曲を歌った。

「高原列車は行く」「おかあさん」「お富さん」「瀬戸の花嫁」「三百六十五歩のマーチ」「高校三年生」「荒城の月」「君恋し」「矢切の渡し」「夜霧よ今夜も有難う」「涙そうそう」「月がとっても青いから」「青い山脈」「また逢う日まで(アンコール)」


 気力体力の問題もあり、セットリストは先週別の施設で歌ったものと大差ない。いわば「秋の定番ソング」である。
 進行の職員さんが1曲目から手拍子で盛り上げてくれ、歌い手としてはやりやすい。利用者は30名ほどで、一緒に歌ったり、「いい声だ!」と掛け声をかけてくれる方が複数いて、調子よく進んだ。

 前回ギター演奏に問題のあったアルペジオ系の曲「瀬戸の花嫁」「荒城の月」「夜霧よ今夜も有難う」は、事前の調整がうまく運んで問題なく弾けた。
 以前は傾聴型のおとなしい場だったが、賑やか手拍子系の場にガラリ変貌していて驚いた。ライブ中に確かめたら、週に3回はみんなで歌うイベントを開いているという。そのせいか、ノリのいい曲への反応が熱かった。
 喉の調子はまずまずで、出だしは高音部がやや不安定に感じたが、進行と共に解消。低音部の音程とロングトーンは終始安定していた。
 半分を過ぎた「君恋し」から数曲は、場の反応がやや弱くなった。ラスト3曲で盛り返したが、おそらくは施設側のイベントから休憩なしで私のライブへと突入し、聴き手に疲れが及んだものと思われる。
 スケジュール的に厳しかったとライブ後に職員さんから聞いたが、自主判断で1曲減らす選択もあったと反省。

 ともあれ、6年のブランクを一気に埋めることはできたと思う。先週より10分長く、2曲多く歌ったが、不思議に前回ほどの疲労感はなかった。やはり「ライブ」という修羅場に対する慣れは必要のようだ。
「近々またお願いしますね」と帰り際に声をかけられたが、準備さえ怠らなければ、体力的にも精神的にも、もう少しやれそうな気がしてきた。

2024年9月17日火曜日

廃棄品でポシェット

 買い替えで不要になったジーパンをリメイクし、ポシェットを作った。使ったのはジーパンの右太もも部あたり。左側は膝に穴があき、補修痕があって再利用はできない。

 主な用途は図書館で借りた本を返却する際に入れること。徒歩で行くことが多く、単行本が入る手頃なバックがない。
 やむなく大きめのバックを使っていたが、小型のポシェットがあれば、夏にポケットの少ない衣類を着たときに免許証やスマホなどの小物類を手軽に入れて持ち運ぶこともできる。


 実は以前に古いリュックを解体処分した際、外側についていたサイドポケットを切り取り、しばらくポシェットとして代用していた。大きさが手頃でファスナーもついていたが、吊りベルトがなく、外観もみすぼらしい。
 このサイドポケットを見本にポシェットの大きさを決めた。おおむね210×240の横長で、B6判や四六判の単行本がぴったり入る。


 ファスナーは廃棄品のストックを再利用。吊りベルトは紙袋の持ち手(L=550)2本をミシンでつないだ。
 単純に袋を作るだけで、ミシン作業としては難しくない。サイドポケットはないが、今後使ってみて内側に追加するかもしれない。
 廃棄対象のジーパンは10年以上もはいた愛着のある品。もうしばらく役立ってくれそう。


 5日前に外した南側遮光ネットに続き、西側ウッドデッキ上と台所窓外の遮光ネットを外した。朝晩はめっきり涼しくなり、日中の陽射しを遮るよりも積極的に取り込んで、室温を上げる方向になりつつある。
 来季に備え、傷んだゴムベルトの一部を交換し、物置内に収納。記録的猛暑だった昨年ほどではないが、今年も省エネルギーで夏を乗り切る原動力として働いてくれた。

2024年9月12日木曜日

夏の終わり

 7月中旬から南側窓外に張ってあった遮光ネット3枚をまとめて外した。もっと早い時期に外した年も過去にはあったが、今年は数日前に30度を越した日があって遅らせた。
 手順はルーチン化していて、まず下端支持棒を固定してある針金を外し、続いて上端支持棒をヒートンから外して丸めるだけ。西側ウッドデッキ上と台所窓外の遮光ネットは、例年通りもう少し張っておく。


 長い脚立はしごを外に出したついでに、車庫屋根にも上って、屋根材を固定してあるビスの点検をする。例年なら数個の防錆キャップが外れているが、今年に限ってはゼロ。
 さらには、車庫と母屋の境目を塞ぐブチルゴム系シーリング剤も点検する。
 昨年7月に新たに施工したが、雪解け後からの半年間、雨水漏れは起きていない。シーリング剤としてはなかなか優秀だ。多少クラックの入っていた箇所を新たなゴムシーリング剤で塞いだ。

 その後、秋にむけて3度目となる山東菜の種まきをする。前半は昨年同様にナメクジの食害にあったが、珈琲のカスがナメクジ対策に有効と知り、集中的に散布したら、被害はかなり減った。

土手の散歩道に咲いていた野の花

 予報では今後最高気温が30度を超えることはなさそう。街には秋風が吹き始め、赤トンボが飛んでススキがそよぎ始めた。夏も終わりだ。

 昨年の記録的な暑さに懲り、猛暑対策としてメルカリで4,400円で買った冷風扇、結果的に試運転以外は一度も使わなかった。今年のように平年並みの暑さなら、床下に設置したパッシブ冷房用の換気扇だけで充分で、エアコンはもちろん、冷風扇も不要のようだ。
 すでに片づけた冷風扇は、想定外の猛暑に備えた防災用品のような位置づけになりそう。

2024年9月10日火曜日

介護施設ライブで消耗

 社会福祉協議会の仲介で昨年のクリスマスに歌った近隣のデイサービスから再び招かれ、6日間続く敬老会イベントの一環として歌った。
 今年に入り、自由参加型の路上イベントでは3度歌ったが、介護施設系では同じデイサービスでのXmasライブ以来となる。ボランティアとはいえ、自由参加イベントとは異なる責任を伴う場だった。
 加齢に伴う関節痛&筋肉痛や喉の衰えなど、取り巻く状況は厳しかったが、可能な限りの調整で臨んだ。

 ライブ開始は14時で、集合は13時半。施設は車で5分ほどの距離にあり、自宅で軽くリハーサルを済ませて向かった。
 到着後、ステージと電源の位置、マスク装着の有無などを新担当のKさんと打ち合わせ、基本的には前回と同じ要領でやることに決まる。
 13:45から食堂ホールの壁際に設営を始め、5分前にはスタンバイ。客席にはすでに40名ほどの利用者が開演を待っている。Kさんの判断で予定3分前の13時57分からライブを始めることになった。


 前回のXmas・冬メニューとの重複を極力避け、アンコールを含めた35分で以下の12曲を順に歌う。

「高原列車は行く」「二輪草」「お富さん」「瀬戸の花嫁」「三百六十五歩のマーチ」「高校三年生」「荒城の月」「君恋し」「夜霧よ今夜も有難う」「涙そうそう」「青い山脈」「高校三年生(アンコール)」
 出だしからKさんのリードで賑やかに手拍子が飛び出す。4曲目は一転してアルペジオ奏法での「瀬戸の花嫁」。タイトルを告げると会場から歓声が上がり、歌い手としてはやりやすい展開だった。
 この日は賑やか手拍子系の曲と、静かな傾聴型の曲とのメリハリに気を配ってセットを構成したが、だいたい思惑通りに運んだ。

 折り返しとなる6曲目には、ハズレの少ない「高校三年生」を配置。ここで曲にまつわるMCを少し入れ、後半に向けて場の気分を変えた。
 その効果か、後半は場の反応がじわじわと向上し、ラストまでほどよい緊張感が続いた。「荒城の月」「君恋し」「夜霧よ今夜も有難う」「涙そうそう」等々、どの曲にも熱い手応えを感じた。

 時間ぴったりに終えると、ただちにKさんがマイク前にやってきて、アンコールの打診。特に打合せはしてなかったが、利用者のノリがよかった「高校三年生」をもう一度歌い、若きよき日を懐かしく思い出して締めくくって欲しいとの要望。
 この日の喉は100%とは言い難い状況で、調整ミスというより、加齢に伴う衰えだとの自覚。ブレスやマイクの使い方などでごまかしている状況だったが、それでもギリギリ聴き手には届いていたようだ。
 特に男性利用者が喜んでいたのが印象的だったと、終了後にKさんから言われた。男性比重が高いのはこの施設の大きな特徴で、女性に比べてイベントへの積極性に欠けるのが悩みだという。
 前回からその傾向には気づいていて、男性に人気の高い北島三郎、石原裕次郎、千昌夫のうち、1曲はセットに入れるよう心がけた。

 反省点として、「夜霧よ今夜も有難う」の後半でアルペジオ奏法が怪しくなったこと。この曲は「4拍子の3連符」で弾く典型で、1小節のピッキングが12個と多い。普段なら問題なく弾けるが、今回は関節痛が右手親指にも及んでいて、ピッキングがおぼつかなくなった所以。
「瀬戸の花嫁」から異変は感じていて、ストローク奏法に変える選択もあったが、メリハリの面からアルペジオ奏法にこだわった。右手にもサポーターを巻くとよかったかもしれない。

 責任ある場で久しぶりに12曲も一気に歌い、帰宅後はどっと疲れが出た。曲間のMCをもっと効果的に入れるなど、工夫の余地はあった。
 体力との相談になりそうだが、今後も要望がある限り、細々とでも続けられたらいい。

2024年9月6日金曜日

黒豆茶で喉対策

 今月は珍しく3本のライブ予定があり、うち1本は自由参加型ライブで実際に歌うかは流動的だが、残る2本は介護施設からの依頼。体調悪化などの事態がない限り、必ず歌うことになる。
 9月はいわゆる敬老月間で、コロナ禍前までは12月のXmasライブと並び、ライブの依頼が最も多かった。

 加齢に伴い、喉を中心とする体力のピークは過ぎていて、これに新型コロナによる長い中断が入った。人前で責任をもって歌うこと自体がじょじょに難しくなり、やめ時をうかがいつつステージに立っているのが現状だ。
 それでもライブの依頼があるのはありがたいことで、可能な限りの準備をして備えている。


 春先に発症した原因不明の左手首痛は、手首サポーターを巻いてギターを弾くことで、なんとか凌いでいる。

 以前から試行錯誤していた喉の調整は、ここ数年は最も効果的だった黒豆煮汁で対処していたが、作るのが面倒で費用が高いという欠点があった。いろいろ探して、「黒豆茶」なるものがあると知った。
 黒豆を焙煎してお茶にして飲むというもので、効能自体は黒豆と変わらず、含まれているアントシアニンには喉の痛みを抑える抗酸化作用と去痰作用があり、サポニンは喉の粘膜を潤すという。
 ヨドバシ通販で2gパック15袋入を108円で見つけ、お試し購入した。
 2gパックで300mlの黒豆茶が飲める。中火で5分煮出すだけで、黒豆煮汁のように豆を一昼夜つけて煮る手間が不要。
 1日150mlをお茶として飲んでみたが、即効性はなくとも、4〜5日続けると喉の調子が向上することがわかった。感覚では黒豆煮汁に極めて近い。

 効果に自信を得て、6gパック26袋入を413円で購入。6gパックだと1L分の黒豆茶が煮出し可能で、飲む量を増やせそうだ。
 黒豆茶には視力回復、冷え予防、アンチエイジング、高血圧抑制、便秘解消、育毛、睡眠の質向上など、喉以外にも多くの効能があるという。(グーグルAIによる情報)
 そう高価なものではなく、ライブ対策に限らず、普段から珈琲の合間に妻を誘って飲んでみようかと思う。

2024年9月4日水曜日

冬物洗濯日和

 昨日からの2日間で、冬物衣類の洗濯をまとめてやった。先日やった電気毛布洗濯の続編のようなもの。21Lの洗面台シンクに32度のぬるま湯を張り、ウール系洗剤を使った手洗いだ。
 すべて室内の陰干しだが、天気が良くて湿度が低く、窓を開けてやれば湿度はみるみる下がって50%台。絶好の洗濯日和といえた。



 このところ洗面台排水の流れが悪く、先日やった電気毛布とマット類の洗濯で、配管経路に繊維くずが詰まった可能性があった。
 そこで洗濯の前に排水トラップを分解し、トラップと排水管の掃除を専用ブラシでやる。予想通り、かなりの繊維ゴミが詰まっていた。想定外の作業だが、大掃除の前倒しのようなものか。


 その後、セーター6枚、コート2着、帽子や手袋等の小物類を順に片づけた。買ってまもない春秋物セーターはパス。
 すすぎはいつも2回やっていたが、今回はお湯の交換を頻繁にし、汚れの目立つもの以外は基本的に1回で済ませた。
 冬への備え、例年より早めに進んでいる。

2024年9月3日火曜日

スマホ液晶カバー破損

 数日前のこと、スマホの上端に小さなキズがあることに気づいた。調べると液晶の上に貼ってある透明カバーの一部が欠け、そこからの亀裂が反対側にまで及んでいる。
 実は破損には心当たりがあった。数日前にやった草刈り作業で、終了後に玄関框に座ってズボンをはきかえた。その際、ポケットからスマホが滑り落ち、玄関ポーチのレンガに落ちた。スマホの動作に問題はなかったが、おそらくそのときに液晶カバーが割れたに違いない。

 液晶カバーは耐衝撃性のあるガラスフィルムで、液晶を含めた本体に異常がなかったのは、明らかにフィルムが盾になって守ってくれたからだろう。
 昨年4月に買ったスマホ「arrows We FCG01」は衝撃に強く、これまで無垢材の床には何度か落としたが、裏面に樹脂製のカバーをつけていることもあり、本体や動作に異常はなかった。だが、さすがにレンガ床では厳しかったらしい。
 ひとまず実用には差し支えないが、液晶保護のためには早急に交換すべきだった。

 ネットで調べると、対応するのは「エレコム arrows We FCG01ガラスフィルム PM-F221FLGZBL」である。ところが同じ製品でも数百円から数千円と価格差が激しい。
 最終的にメルカリで2枚セットだった商品を交渉し、1枚300円(送料込)で購入した。


 今日商品が届き、さっそく交換する。単なる貼替えで簡単に終わるはずが、なぜかフィルムが固定されない。よく調べたら、フィルムには裏表があるらしく、誤って反対にして貼っていた。
 あわてて元に戻すと今度は固定されたが、中にホコリが紛れ込んでしまった。もう一度はがして、付属のホコリ除去テープで処理。再度貼って、ようやく成功した。一部に小さな気泡が発生したが、時と共に自然消滅。

 今回のトラブルには、衝撃に強い機種という油断があったかもしれない。同じ過ちを繰り返さぬよう心がけたい。

2024年9月2日月曜日

高難度の本修繕

 新年度になって7回目の本修繕ボランティアの日。はや9月だが、諸事情で今年度の活動日は少ない。9月の活動もこの日だけだ。
 9時25分に到着し、参加者は4名と少なめ。前回活動日から2週間しか経ってなく、修理対象本はそう多くない。

 目についた単行本の補修から始める。「斜光」という分厚い小説で、数ページ分が本体から外れている。他に問題はなく、単純に接着剤をノド部分に塗って処理すればよいが、問題はその厚さ。637ページもあって、ゆうに3センチを超える。
 以前に作って寄付した木製クリップのうち、最大のものを使ってギリギリ足りた。現状の木製クリップは最大で42ミリ厚までの対応だが、さらに厚い本にも対応可能なものが必要かもしれない。


 続けて分厚い昆虫図鑑の修理に取り掛かる。夏休み期間中に多くの子供たちが閲覧したせいか、状態が非常に悪い。かなりのページが脱落し、他にも脱落寸前のページが多数。
 過去に透明シートで修復を重ねた痕跡があり、その修復部も部分的にはがれ始めていて、根本的な修復が不可避の状態だった。
 係員と協議し、昨年4月に初めて手掛けた背の部分にノコで刻みを入れ、全体を糸と接着剤で補強する難しい修復を再度やることになる。

 当時の作業記録はスマホに保存してあり、参照しながら作業。
 まずバラバラ状態の本文を、見返しだけ残して表紙から取り外す。過去の修復部分をすべてカッターで切り離し、はみ出した接着剤や透明シートをカッターで除去した。
 紙ヤスリも使って本文を整える。全体を木製クリップで挟み、背から5ミリほど残して蝶ナットできつく締めた。仮固定できるクリップがなく、整えたページを崩さずに固定するのが非常に難しい。


 背の部分を手前にして机に置き、床に座ってノコで深さ2ミリの刻みを入れる。刻みは端部から1センチ離して2センチおきに計14ヶ所入れた。前回は他のメンバーに押さえてもらって作業したが、今回は大型木製クリップがあり、一人でやれた。
 タコ糸を15センチ切り、2つに折って接着剤を塗った溝にはめこむ。大事な部分なので、接着剤の不足分を補給しつつ、3本ずつ数回に分けて作業。無事に終わらせた。

 その後、表紙に残っている見返しの傷みを補修する。一部に破れがあり、和紙を細長く切って裏から接着剤で貼った。同時に背の傷みも補修して整えた。
 この日可能な作業はここまで。接着剤乾燥後の次回は本体の背に寒冷紗を貼り、補強したタコ糸の端部処理をする。寒冷紗の乾燥が早ければ、表紙への接着まで一気にやれるが、状況は微妙。
 時計は作業終了時刻ちょうどの13時。休みなしで3時間半も作業し、かなり疲れたが、久しぶりに手応えのある作業だった。

2024年9月1日日曜日

プレミアム商品券

 市の広報で知り、ハガキで申し込んで当たった「札幌生活応援・プレミアム商品券」を7〜8月の2ヶ月で使い切った。
 1口5千円分の商品券が4千円で販売され、差額の千円分が「生活支援」となる仕組み。札幌市在住が条件で、1人5口まで申し込める。申込用紙は市の出張所でもらってきた。過去にも似た企画はあったが、エントリーは今回が初めて。

 夫婦2人分を申し込み、口数は熟慮のすえ、1人2口(計4口)とした。6月末になって妻と私の両方が当選したとのハガキが届いた。
 さっそくコンビニに行き、4口分〜計1万6千円を支払って決済を済ませる。ハガキの下1/3ほどに印刷された二次元コードから、電子マネーとして2万円分が支払い可能となる。
(スマホを使ったクレカやPayPayも選択可能)


 利用期間は7/1〜12/31。7月に私の分1万円をまず使い、8月には残る妻の分1万円を使った。(ハガキは申込者それぞれに届く)
 使える店(参加店)はHPで確認できる。いつも食料品を調達する店のうち、トライアルは使えず、ザ・ビッグは使えた。市指定ゴミ袋やタバコ金券類など、支払いに使えない商品もある。

 セルフレジでは利用不可で、精算時に店員を呼ぶか、有人レジを利用する。「プレミアム商品券で払います」と告げると、店員が店に準備のスマホを取り出して紙商品券の二次元コードを読み取り、相互が確認のうえ購入金額分を精算してくれる。
 残金がゼロとなった場合、不足分を現金等で支払えばよい。残高は紙商品券の裏面に記載の二次元コードにアクセスして確認できる。
 妻と2人で買物に行ったときは私が支払いを担当したが、慣れると妻ひとりでも近所の対応スーパーで利用していた。

 割当は最大150万口で、概ね市の人口分ということになる。市のサイトで調べたら、およそ48万人〜計234万口の申し込みがあり、1人3口以下の希望者はすべて当選。4〜5口の希望者は抽選となったそう。
 初めて利用してみたが、思っていたより簡単で便利だった。計4千円分が補助されたことになり、物価高のこの時期にはありがたかった。