2024年12月31日火曜日

静かな年越し

 雪かきと大掃除に励んだせいか、起きると腰に違和感。無理をすると正月早々ギックリ腰になりそうで、とりあえず腰コルセットを装着した。
 幸いに新たな降雪はなく、仏壇に仏花も飾り終えて、たいした用事はない。正月用の祝い箸に名前を書き、古くなった紙製音楽CDケースをプラケースに変更。夕方やってくる長男のために寝具を整えていたら、キルケットの一部に破れを発見した。
 以前から傷みがあってミシンで修復を繰り返してきたが、またまたミシンを引っ張り出し、修復をする羽目になった。


 全部やり終えたころに市内在住の長男がやってくる。道南在住の次男は一昨日から帰省中で、昨年に引き続き今年も4人での年越しである。
 次男が買ってくれた高級食材、カニで豪華な夕食。面白くもない紅白を横目で観ながら、我が故郷の幌加内産ソバを美味しく食べつつ、静かな年越しとなった。
 今年は新しい趣味として電子ピアノを独学し始め、まずまず5歳児レベルまでにはなった。妻を伴って新しい観光地や新しいカフェ、飲食店もいくつか開拓し、刺激的で充実した1年だった。
 継続中の図書館での本修繕ボランティアは3年目となり、作業にはすっかり慣れた。コロナで中断していたギター弾き語りボランティアも復活気配。

 10月には夫婦で後期高齢者になったが、子供たちや社会になるべく負担をかけない生き方としては、順調な出だしだったと思う。引き続き来年は、こうした生き方の地固めの年にしたい。
 

2024年12月29日日曜日

洗濯槽洗浄とミシン

 ちょっと迷ったが、洗濯機の洗濯槽洗浄&清掃を、やはり年内にやってしまうことにした。ブログ記録を調べたら、前回やってからすでに6年半が経過している。
 当時は買って19年目で初めて試み、かなりの汚れだった。「今後は5年おきくらいにやるぞ」と結んでいるが、その5年はとうに過ぎた。

 前回使ったアリエールの洗濯槽クリーナーがまだ2袋あり、同じ手順で試みる。思いついたのが大掃除を終えた深夜。ブログ記事を参照しつつ、2本の掃除機パイプで40度のぬるま湯を洗面台蛇口から洗濯槽満水位まで注ぐ。
 糸くずフィルターを外して5分間洗濯させ、そのまま一晩放置した。


 一夜明けて次なる手順へ進もうとしたら、妻が今年最後の洗濯をやるつもりらしく、脱衣カゴは洗濯物の山。こんなこともあろうかと、昨夜寝る前に「洗濯機清掃中、このままで」との注意書きメモを、洗濯機の上に残してあった。

 洗濯槽に汚れは浮いてなく、残りの工程を全部やると時間がかかるため、急きょ予定を変更し、洗浄剤に記してある標準工程でやることにした。
 糸くずフィルターを取り付け、洗濯→すすぎ→脱水の標準コースを設定して運転させたが、これでも終わるまで40分ほどかかった。汚れが残ったら、すすぎを繰り返す必要があったが、底にゴマ粒ほどの汚れを2つ見つけただけで、問題なしと判断。洗濯機は妻に譲った。
(あとで調べると、糸くずフィルターにかなりの汚れが溜まっていた)
 前日の疲れで2度寝してしまい、次に目覚めたのはお昼近く。外はひどい吹雪で、こんな日は家でじっとしているに限る。妻はオセチ料理の準備に忙しく、前日の大掃除で気づいた汚れの目立つ客用枕カバーの更新作業をすることに決めた。

 これまで枕カバーを買ったことはなく、すべて手作りでまかなってきた。使うのは幅90〜110ほどの市販の端布。単純に折り返して幅450強の袋状にミシンで縫うだけだった。
 端布を入れてある箱から適当な布を選んで裁断。簡単に終わるつもりでいたら、なんとしたことかミシンの調子が極端に悪く、何度やっても下糸がからんで動かなくなってしまう。


 カマの中に糸くずでも詰まったのかと分解掃除と注油を試みたが、全く改善しない。針板を外して送り歯を掃除したり、ボビンケースを交換するなどしても症状は変わらず、買って4年目でついに故障か…、と半ば諦めかけた。
 ふと思いついて、上糸をかけ直してみた。下糸がからむので、てっきり下糸周りの故障と決め込んでいたが、上糸のセットが不完全な場合、下糸まで不調が及ぶことがあると思い出した。

 さっそくかけ直してみると、あっさり問題は解決。数日前に綿毛布の補修をして白糸だったのを、黒糸に交換して作業を始めたが、上糸のかけ方がまずかったらしい。
 思いがけないトラブルに手こずったが、その後の作業はトントン進み、年末年始に息子たちが使う新しい枕カバーが完成。ミシンの修理費をかけずに済んだことが、一番の朗報だったかも。

2024年12月28日土曜日

一気に大掃除

 昨日から今日にかけ、集中して大掃除をやった。ライブや買い出しに時間をとられ、取り掛かるのはどうしてもこの時期になる。
 食事とトイレ以外はずっと作業していて、クタクタに疲れたが、おかげで夕方までに家の中はすっかり片づいた。

 使う七つ道具は、「掃除機」「はたき」「小型はたき」「歯ブラシ」「雑巾とバケツ」「乾いた布巾(柔らかい生地)」「デッキシューズ」。
 天井が低い1階はこれで足りるが、傾斜天井と表し梁のある2階と階段には、1.8Mの脚立ハシゴも使う。


 2種類のはたきで高所のホコリを落とし、ただちに掃除機で吸い取るのが基本パターン。フットワークを考慮し、掃除機は充電式の小型タイプ。吸い込みパイプは使わず、吸込口を直結する。
 床の溝や狭い部分のホコリ掻き出しには歯ブラシを。雑巾は広い部分の汚れ落としに。乾いた布巾は電球やシェード、鏡や額縁&ギターや家具類の清掃に使う。

 掃除機の出番が多く、満充電から始めて初日は2回、2日目も2回の充電を強いられた。20分のタイムロスとなるが、充電中に他の手作業で時間はつぶれるから、予備バッテリは未だ買わずにいる。
 空だった掃除機パックは2日目に満杯になり、交換した。

来年の干支「巳」のグッズ

 終了後、玄関ゲタ箱の上に定番の正月飾りを、居間には鏡餅を飾って、一気に正月ムードになった。
 残っているのは、仏壇に仏花を飾ること。緊急度は低いが、しばらくやっていない洗濯機洗濯槽の洗浄もやるかもしれない。
 いずれにしても、今年もなんとか無事に年を越せそうだ。

2024年12月27日金曜日

今年の3冊

 この時期に新聞や雑誌で著名人が選んだ「今年の3冊」を特集しているが、自分も真似てみた。つまりは、「今年読んでみて、面白いと感じた本」の個人的ベスト3である。

 雑誌以外の本を週に1冊ペースで読むが、多くは創作(小説)。評論や実用本、ノンフィクションも悪くないが、どっぷり浸れるのは、どこかの誰かが作り上げた虚構の世界なのだった。

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旅する練習 乗代雄介(2020年作品)

 作者2度目の芥川賞候補作で、12歳のサッカー少女と作家の叔父が我孫子から利根川沿いの土手道を、アントラーズの本拠地がある鹿嶋市まで歩いて向かうという小説である。
 私自身が少年少女サッカーの指導に9年間関わったこともあり、以前から読んでみたかったが、あいにく市図書館には数冊の在庫しかなく、多くの予約数で埋まっていた。文庫版が出たのを機に、久しぶりに街の書店で購入することにした。

 旅の途中で女子大生が加わるなどし、紀行文に似た切り口の展開。少女のサッカー、叔父の創作作業、卒業間近な女子大生の生き方、三者三様の「旅」の様子が、川沿いの風景と併行して語られる。
 とても面白く読めたが、発表がコロナ禍の盛りということもあって、その影響が色濃く表れているように感じた。芥川賞の選評も評価が分かれていて、受賞は逃している。
 気になってデビュー作の「十七八より」も読んでみたが、一筋縄ではいかない実験的作風だった。文学的にいろいろ試そうとする創作意欲を感じる。「二十四五」で5度目の芥川賞候補にノミネートされているが、はたして着地点はありやなしや?



ユニット 佐々木譲(2003年作品)

 妻が古本市で手に入れ、「面白い」と勧めてきた。氏の本はかなり読んでいて、本を原作としたテレビドラマも数多く観ている。構えのない文体が読みやすく、年齢的にも親近感を感じる。
 札幌育ちで中標津町在住ということで、北海道を舞台にした作品が多い。この作品も旭川、札幌、小樽、函館が舞台で、いずれも行ったことがある地域だった。1000枚ほどの長編ハードボイルド小説だが、ぐんぐん引き込まれて一気に読める
 前述の「旅する練習」はフランス映画的な不条理を感じさせるが、こちらはハラハラドキドキしつつも、読後感は爽やか。

 テレビでもぜひ観たいものだと調べてみたら、なんと2006年にドラマ化されていて、主人公の一人である女性は、私の好きな若村麻由美が演じている。舞台は東京に置き換わっているが、いつか見届けたい。

菜食主義者 ハン・ガン(2007年作品)

 2024年、アジア人女性初のノーベル文学賞を受賞した韓国人作家の代表作である。受賞を知ってすぐに札幌市図書館サイトにアクセスした。わずか3冊の在庫だったが、受賞直後とあって予約数は6名。ただちに予約し、1ヶ月足らずで順番は回ってきた。
(現在は250名を超す予約で埋まっている)
 本作は世界23カ国で翻訳されているという。肉を拒否した若い女性が主人公で、3つの章が身内による別々の視点から描かれる。
「肉」「野菜」はある種のメタファー(暗喩)。始めから終わりまでヒリヒリする小説である。ノーベル賞に適う文体と構成。一読をお勧めする。

2024年12月25日水曜日

歌い納め

 今年最後となる近隣デイサービスでのXmasライブを無事に終えた。
 前日から降り続いた雪が、近隣土木センターの積雪深で62センチに到達。市内でもダントツの大雪地域である。
 ライブ開始は14時。発声練習のあと、予定曲を1曲だけ歌って出発。深夜に自宅前を除雪してあり、未明に除雪車もやってきて、車の出し入れに支障はなかった。

 昨年のXmasライブで初めて歌い、今年の敬老ライブでもリピート依頼があって、今回が3度目。職員さんともすっかり顔なじみになり、ステージや位置や電源の場所など、設営に戸惑いはない。


 13時55分にスタンバイし、予定を早めて始めることになる。「昨年のXmasライブと同じ内容で」との施設側要望だったが、当時の記録を参考に重複は4曲にとどめた。
 アンコールを含め、40分で13曲を歌う。(※は昨年との重複曲)

「ジングルベル※」「きよしこの夜※」「北国の春」「お座敷小唄※」「お母さん(森昌子)」「知床旅情」「こんにちは赤ちゃん(初披露)」「みかんの花咲く丘」「矢切の渡し」「まつり※」「月がとっても青いから」「東京ラプソディ」 〜アンコール「また逢う日まで」
 聴き手はおよそ50名。この施設の特徴として、男性利用者の比率が他よりも高いこと。感じとしては男性が40%前後か?理由は不明だが、男性に配慮した対応があるのかもしれない。構成もそれに応じて、男性に人気のある曲を散りばめた。
 過去ライブでの反応を参考に、前半の4〜5曲には手拍子の出やすい曲を並べ、中間部に一休みできる叙情的な数曲を配置。ラスト3曲で盛り上げて終わるという構成にしたが、ほぼ思惑通りに運んだ。


 予定ぴったりの14時30分で終えると、利用者からの予期せぬアンコールが飛び出す。昨年のXmasライブでアンコールはなく、今年9月の敬老ライブでは職員さんによる先導アンコールだった。
 お約束でも時間調整でもない真のアンコールで、コロナ禍以降では久しくなかったこと。
 黒豆茶で調整した喉の調子はよく、音程もロングトーンも安定していた。長い中断を経て、ようやく以前のライブ感覚をつかみ始めた感じはする。聴き手は実に正直だ。

 職員さんにも好評で、終了後これまた想定外だったが、来年の新年会ライブを新たに依頼された。同じ場で同じ聴き手への連続ライブは禁物だが、曜日を変えれば利用者の重複は少ない。その条件で、ありがたくお受けした。
 今年は路上イベント4本、介護施設系3本、趣味系イベント1本、計8本のライブをこなした。数の点でも復活の胎動を感じる。
 春先に発症した筋肉痛&関節痛も、サポーターやストレッチでほぼ完治した。節制に努め、少しでも長く歌い続けたい。

2024年12月24日火曜日

さらなる防犯対策

 間断なく降り続く雪のせいで、 午前中に妻が1回、私が午後に1回深夜に1回と、終日雪かきに追われた。以前にもふれたが、今年は市内で我が家のある地域だけが突出して積雪量が多い。12月でこれほど降るのは、あまり記憶にない。

 雪だけでなく寒さも突出していて、今朝の直近石狩アメダスでは、最低気温マイナス16.6度の今季最低を更新した。
 今年は早めに2階寝室窓に断熱戸を設置し、暖房ボイラの稼働時間も1時間延長して、深夜1時まで点けている。そのせいか、寒さはなんとか凌げている。気が早すぎるが、春が待ち遠しい日々。


 雪の間隙を縫って、防犯対策の一環となるセンサーライト&カメラを新たに玄関前に設置した。西側ウッドデッキ上には10月末に防犯センサーライトを設置済みで、車や通行人に鋭く反応している。

 東の玄関側には明るいLED街灯が目の前にあり、比較的安全だったが、玄関ドア周辺を広く照らす人感センサーライトで、さらなる防犯対策を施そうと考えた。


 アマゾンで購入したのは、電源不要のソーラー式。現状の外部コンセントがスイッチ式で、防犯ライトには使いにくかった。
 明るさ 800ルーメン、IP65防雨仕様、点灯時間20秒(動きがなければ自動消灯)
 ヌキ板を加工して車庫内の方杖に架台を作って取り付け、3日間使ってみたが、人感点灯に限定すれば充電切れの心配はない。作動は周囲が暗くなった夜間限定で、それなりの防犯対策にはなりそう。

 実は1階にある窓すべてに、防犯アラームも最近設置した。ガラスや鍵を壊して侵入した瞬間に、大音量アラームが内外に鳴り響く仕組み。
 周辺空き地の雑草刈りも含め、空き巣や緊縛強盗に備えた各種対策を延々やってきたが、今回で一段落。それでも油断はできないが。

2024年12月22日日曜日

自撮り棒を自作

 昨秋から自由参加型の路上イベントに参加しているが、記録写真の撮影にけっこう苦労している。
 参加者が多く、スタッフが少なくて多忙。簡単に撮影を頼める雰囲気ではない。以前に活動していたチカチカパフォーマンスも似た状況だったが、マイクスタンドやキャリーカートの三脚転用で不便はなかった。音響機材が自分のものでない場合、これができない。

 最初は簡易な三脚を持参して撮っていたが、移動時の重さが気になった。参加者に知人がいれば撮影を頼むことができて、歌唱中の写真も撮れるが、毎回いるとは限らない。
 今後のことも考え、自撮り棒を使ってスマホで撮影しようと思った。スマホのカメラは古いデジカメと比べて遜色ない画像が得られることがわかってきた。モードをインカメラに切り替えれば、画像を確認しつつ写せる。
 シャッターは最大5秒のセルフタイマーを使うと、手ブレが少なくてタイミングの調整が容易だった。


 市販品もあるが、調べると自分でも作れそうな気がする。手頃なパーツをかき集め、試行錯誤しつつ3日ががりで作り上げた。

 スマホの保持は大型目玉クリップを使い、当たりを柔らかくして角度をつけるため、薄い木片とガムテープで内側をカバー。
 支持棒は100均で買った外径10ミリの薄肉スチールパイプ(のれん用?)58センチ分を使った。先端に6センチ長の木片を差し込み、目玉クリップの接合部は斜め(≒60度)にカット。目玉クリップの穴を利用し、裏側からビス固定する。


 全体の長さは64センチとなり、これだけでも充分使えるが、必要に応じて譜面台の中間パイプをつなぎ、計100センチまで延長することも可能。
 単体での重量は70gで、ギターケースの外ポケットに入れて簡単に持ち運べる。介護施設系ライブでも職員さんの手が離せないシーンが多くあり、今後使うことになるかもしれない。

譜面台の中間パイプをつないで延長使用

2024年12月17日火曜日

夫婦でイルミ忘年会

 昨年に続き、妻と中心街に出かけて夫婦忘年会をやることになった。昨年は12月26日と実施が遅れに遅れ、ホワイトイルミネーションの大半が終了していて見損ねた。
 今年は同じ轍を踏まぬよう、時期を慎重に調整。買い出しやボランティア活動がなく、空いてそうな平日で、ホワイトイルミネーション終了前の日程を選んだ。

 夕食の候補は中心街にある和食系の店。以前によく食べたうどんすきの店が閉店してしまい、洋食系は胃の負担が大きいと妻が拒否。しゃぶしゃぶの店に絞って探すうち、コロナ前にはよく行った「しゃぶ葉」が中心街にも開店していたことを知る。
 新鮮味には欠けるが、味は安定していて値段もリーズナブル。ネット予約が可能なのも魅力で、ここに最終決定した。


 16時に出て、最寄りの駐車場から地下鉄で大通公園に向かう。乗り換えて11丁目駅で降りたが会場は6丁目からで、かなり歩いた。単純に大通り駅から地上に出るべきだったかも。

 区画ごとに色や形が異なり、バラエティに富んだ構成になっている。気温マイナス4度の真冬日を忘れさせる美しさだった。
 昨年は1丁目会場だけしか観られず、途中で激しい雪に見舞われるなど、残念な思いをしたこともあり、妻は「観られてよかった!」と大興奮だった。


 およそ30分で最後の1丁目会場まで見届けて、時計は17時45分あたり。そのまま徒歩で狸小路にある店に向かう。
 予約時間ちょうどの18時に到着。席までの案内はしてくれたが、オーダーは客がテーブル上のタブレットでやる仕組み。配膳もロボットだそうで、しばらく来ないうちに、すっかりAI化が進んでいる。

 操作不可能なら従業員に頼むこともできたが、回転寿司店などで何度もやっていて不安はない。ディナーの「三元豚90分食べ放題〜2,199円」コースを選択し、ノンアルビールと白ワインを別注文した。
 肉は配膳ロボットが席まで届けてくれ、受け取りボタンをタッチして終了。飲物だけは従業員が届けにきたが、野菜やウドン、タレ、サラダ、デザート類はセルフサービスで客が取りに行く。

配膳を終え、ニャーと笑うネコ型ロボット

 普段の夕食より早めだったが、寒さの中を歩いたせいか、どんどん箸がすすむ。三元豚バラと豚ロースを計5皿食べ、「残り時間30分です」のメッセージがタブレットに流れ始めたころに満腹終了。ご飯やカレーライスもあったが、とても食べられない。
 ネットからクーポンを印刷して持参し、会計は3%引きの計4,662円カード払い。妻は少し食べすぎたらしく、帰りの地下鉄で珍しく居眠りしていた。

 駅近くの量販店で来年用の箸を購入し、20時半過ぎに自宅帰着。歩きに歩いて、歩数計は9,800歩に達していた。少し疲れたが、目的をすべて達成できて満足。

2024年12月16日月曜日

本修繕ボラ納め

 今年最後となる地区図書館〜本修繕ボランティアの日。外は相変わらずの真冬日が続くが、幸いに雪は降っていない。
 やや出遅れて、9時40分に到着。最後とあって、メンバー4人全員がそろった。


 今月2度目の活動日とあってか、修理対象の本は少なめ。「表紙ヤブレ」とただし書きのある本から始めたが、最初に手に取った図鑑の透明ブックカバーが広範囲で擦り切れていて、作業に手間取った。

 破損箇所は厚い表紙の小口部分のみで、透明カバー全体を外す必要はなさそうだった。傷んだ透明カバーをすべて取り去り、3センチ幅に切った透明カバーで小口部分のみを覆う。
 背の部分だけは内側に折り込み、同じ処理を計4ヶ所で実施。ページの一部脱落も補修して、ようやく終了。これ1冊で1時間以上も費やした。


 続けて別の図鑑の表紙破れを処理。こちらも似た破損状態で、ほぼ同じ方法で補修を施す。見返しの表紙からの剥離もあり、編み針の先端にボンドをつけ、深く差し込んで接着した。

 2冊を終えた時点で12時を回ってしまい、最後に小説単行本のページ外れを補修して、この日の作業を終えた。
 2時間半やって、処理した本は3冊と効率の悪い日だったが、終了後に「どうぞよいお年を」などと、スタッフやメンバーと挨拶を交わす。


 帰宅して昼食をとり、バナナと頂き物のサツマイモを材料にフライパンでケーキを焼く。珈琲タイムまで居間ベンチでうたた寝したあと、美味しく食べた。

2024年12月14日土曜日

居座る寒気団

 北海道上空に寒気団が居座り、平年を大きく下回る寒さが続く。気温は連日の氷点下真冬日で、近隣土木センターの積雪深36cmは例年の4倍を超える。
 腰をかばいつつ連日の雪かきに励み、今日の作業時間は30分。雪かきの運動負荷は散歩の2倍とかで、ゆっくりやれば冬の運動不足解消には絶好だ。


 ウッドデッキも雪に覆われ、ここでのDIY作業は不可能。やむなく玄関上がり框で、年末年始料理にむけたマナ板を新規加工する。居間テーブル天板に使った15ミリ厚パイン集成材の端材を電動ノコで切るだけで、難易度は低い。
 サイズは150×270と小さめ。予備として230×410の樹脂製マナ板もあるが、もっぱら使うのは邪魔にならない小型のほう。
(その後、水を含んで反ってしまう弊害が発生し、側面をアルミU字レールでビス固定した)


 冬の到来に合わせ、今年3月に手作りした車用のスノーブラシをリメイクした。
 ブラシ部分に外用ほうきの穂先を切って使ったが、柄の長さやブラシ部の角度に使いづらさを感じ、2度の修正を試みるうち、柄の固定部分が割れてしまった。


 発想を新たに柄の丸棒の再利用をやめ、既存の樹脂製スクレイパーとブラシ部分を別の角材でつなぐことに。柄を長くし、ブラシ部を短めの位置でビス固定。ぐらつきは解消され、使い勝手は向上した。

2024年12月10日火曜日

自転車の冬ごもり

 久しぶりに晴れて、気温も3度近くまで上がった。運動不足解消のため、気温が最も高い昼食前に土手の散歩道を歩く。積雪は10センチ強で、まだギリギリ歩ける。


 昼食後、妻が乗る自転車の冬ごもり作業に取りかかる。12月に入って路面が乾いている日に数日乗ったが、さすがに危なくてもう乗れない。この時期の定番行事だが、今年はやや早めだ。

 物置の裏側にあたる壁際に自転車を置き、まず六角レンチでハンドル固定ボルトを緩めて倒し、コンパクト化する。
 その後、壁に止めてある角材(30×45)にUVシートをかけ、自転車を両側から挟み込む。シート端部の要所をゴムバンドで止めて終了。


 雪がかなりの量で、周囲の除雪作業も伴い、けっこうな時間がかかった。このまま冬ごもりさせ、順調なら3ヶ月後の3月中旬ごろから再び乗り始める。

2024年12月9日月曜日

山東菜を雪冷蔵

 このところ断続的に雪が降り、近隣土木センターでの積雪深が14センチに達した。平年値は4センチに過ぎず、不思議に思って他の区を調べてみると、自宅周辺だけが突出して多い。
 風の向きでそうなるのか、理由は不明。予報をみても今後雪が解ける見込みは薄い。



 雪が解けることを見込んで放置状態だった家庭菜園の山東菜は、最終収穫のタイミングを失い、雪の下にある。このまま雪に埋もれさすのは惜しく、思いついて部分的に掘り起こしてみると、まだ鮮度は失っていない。
 試しに根ごと抜き取って洗い、根や傷んだ部分を取り去ると、普通に食べられた。


 雪に埋もれた山東菜はまだまだ残っていて、このまま雪を冷蔵庫代わりに「雪下野菜」として貯蔵し、最後まで食べ切ることに決めた。

 以前の年末年始に空の漬物プラ容器を地面に置き、周囲を厚く雪で覆って食品の非常保存容器として使ったことがあるが、雪の冷蔵機能と保温機能が効いて、程よい状態を保つことができた。
 つまりは雪を有効利用する「利雪」と呼ばれる工夫である。

2024年12月7日土曜日

忘年家族会

 年末年始に九州の実家に帰省する長男のお嫁さんと孫娘の予定にあわせ、少し早いが、長男一家と我が家で忘年会をやることにした。
 長男のネット通販事業が停滞気味という事情もあり、最近になってお嫁さんが教育系の自宅ネット事業の合間に、以前勤めていた会社での隔日パート勤務を再開した。
 今月唯一の休みがこの日で、多忙のため昨年のようなXmasイベントは不可能。食事会のみで今年を締めくくることになる。

 出し物はないが、各種Xmasグッズは飾った。オヤツとして梨ケーキも準備。夕食はいつものように、はま寿司のテイクアウトとする。


 2日続きの終日マイナス日で、真冬なみの寒さ。バス停から我が家まで歩く普段のコースは難しく、14時に寿司店近くのスーパーで待ち合わせ、寿司を受け取ったのち、全員が車に乗って我が家に向かった。

 さっそくオヤツタイムに突入。2ヶ月遅れで私と妻の誕生祝いというサプライズ演出がまずあり、続けて私の焼いた梨ケーキを食べる。梨ケーキが苦手な孫娘には、チロルチョコの詰め合わせと好物のスプライトを準備した。



 歓談しつつ、孫娘のお絵描き作品を見る。既成のキャラクターは卒業し、最近はもっぱらオリジナルキャラを描いているという。
「よく描けてる。このキャラで4コマ漫画を描いてみたら?」と誘ったら、まんざらでもなさそう。

 その後、お嫁さんが持参した「テープボール」という色付き半透明テープを使った不思議な工作をやったり、孫娘が学校で習っている「赤いやねの家」という歌を私のギター伴奏で歌ったり、孫娘が友人から教わったというtuki.の「晩餐歌」という耳慣れない曲を聴いたりし、あっという間に夕食の時間となる。



 夕食はテイクアウトのはま寿司をメインに、マカロニサラダとポテトグラタンが並ぶ。Xmasの宴ではないので鶏系の食べ物はないが、美味しく食べた。
 前回、9個を残した寿司は、厳選して4個減らして注文。今回余ったのは2個だけで、ほどよい量だった。

 18時半にお開き。余った梨ケーキといただき物のミカンをお土産に持たせ、最寄りの地下鉄駅まで車で送る。事前に準備したイベントはなかったが、食べ物だけで充分楽しめた家族会である。

2024年12月4日水曜日

イノチの儚さ

 1通の喪中ハガキが先週末に届いた。30年以上前に仕事上で知り合い、量は多くなかったが、途切れずに仕事をもらっていた同年代男性が亡くなったとの内容。私同様に自宅を拠点に建築設計事務所を主宰していて、差出人の奥様もよく知っている。
 25年前に自宅を新築した際には、土地探しから始まり、慣れぬ建築確認申請のアドバイスをいただいたり、施工する工務店を紹介してもらうなど、多方面でお世話になった。

 ここ10数年はお付き合いがなかったが、年頭には「今年もどうぞよろしく」と添え書きが入った年賀状が届いていた。ところが、喪中ハガキには2月上旬に亡くなったとある。元気そうに思えたのに、いったい何が起こったのか…?
 胸騒ぎを覚えつつ、悪い想像が頭をかけめぐる。年は先方が1歳上と思っていたが、私より4つ上だったことを知る。それでも平均寿命と比べて、少し早すぎる気がした。
 亡くなってからすでに10ヶ月が経過していて、一周忌に合わせて弔問することも考えたが、やはり早いほうがいい気がしてきた。妻とも相談し、霊前に供える菓子を準備して自宅にうかがい、直接お悔やみを伝えることにした。


 午前中に先方に電話し、弔問のむねを予め伝えてから車で出かけた。事情で位牌やお骨はすべて奥様の実家に移したと聞いていて、霊前でのお参りは叶わない。弔意は玄関先で伝えた。
 奥様に続いて顔見知りの息子さんも現れ、亡くなった経緯を伺う。昨年5月に末期の肺ガンが見つかり、手術が不可能で抗がん剤治療を続けていたが、やがて脳にまで転移し、意思疎通が難しくなったことで治療を打ち切ったという。
 市の定期健診等を受けていたかどうかは、聞きそびれた。発覚からわずか9ヶ月という短さで、イノチの儚さを改めて思い知る。

 このところ身近で同年代の方の訃報が相次いでいる。新聞のお悔やみ欄にも同年代の告知が、やけに目に付くようになった。
 60代までは(まだまだ生きるぞ…)と自分を励ましつつやってきたが、70歳で両親を送ってからは、(次はいよいよ自分の番だ…)と、具体的なイメージで死を捉え始めた。
 75歳を乗り越え、すでに充分生きてきた実感はあるが、残された貴重な日々を、悔いなく過ごすことを心がけたい。

2024年12月2日月曜日

効率よく本修繕

 今年度11回目の本修繕ボランティアの日。近隣アメダスで−2.9度まで下がったが風はなく、日照もほどほどあって、寒さはあまり感じない。
 9時半に到着して、ただちに作業開始。前回、精力的に作業したせいで、修理対象本は少なめ。メンバーも4人全員が集まり、効率がよかった。

修理対象の作業棚

 持ち越し分の作業はなく、修理対象棚に並んだ本のうち、今回も「ヤブレ」の記載がある本を中心に作業をする。

 最初に手掛けたのは、紙芝居のケース修理。紙芝居も立派な図書貸出しの対象で、人気がある。
 ビニール製ケースの四隅が破れ、程度はかなり悪い。透明ブックカバーを使い、破損の激しい箇所は内側と外側の両方から補修する。初めてやったこともあって、ここでかなりの時間を費やした。

修理を終え、ボンド乾燥待ちの作業棚

 続けて通常のページ破れを中心に作業する。安易に透明ブックカバーは使わず、ページの破断部分に金属製編み針の先端でビニダイン(接着剤)を直接塗って固める。水で薄めて筆を使うより難易度は上がるが、乾燥時間が早いという利点がある。

 メンバーと雑談を交わしつつも、休憩なしで続けざまに作業し、6〜7冊を仕上げたあたりで12時となり、この日の作業を終えた。
 12月〜3月までは作業日が休日と重ならず、修理対象本はじょじょに減ってゆくと思われる。