趣味や生きがいが認知症予防につながるのは理解できるが、なぜ男性より女性がひとつ少なくてよいのか説明がなく、その理由は不明。
想像だが、高齢になると男性よりも女性がより社交的になり、認知症リスクが減るのかもしれない。
認知症と趣味に関する研究例もあり、それによると散歩や料理、家庭菜園、旅行も趣味にカウントされるとか。また、数は多いほど認知症リスクは軽減されるという。
自分の場合、現時点で以下のようなものが思いつく。
1)パソコン&インターネット
学生時代からサラリーマン時代、事業独立後から現在に至るまで、切れ目なく続けてきた活動。かっては収入に直結していたが、リタイア後は完全に趣味の領域に入った。
2)文筆
こちらも学生時代から始めて50年余。細いがコツコツ続けている。投稿謝礼やちょっとした賞、商業出版など、予期せぬ収穫もあった。このブログも文筆活動の一部である。
3)サッカー
子供たちの遊び相手から始まり、少年団の指導や自らも中年チームに所属するなど、始めるのが遅かった割に相当ハマった。いまはテレビ観戦が中心で、時折スタジアムにも足を運ぶ。
4)ギター弾き語り
これまた学生時代に始めた趣味。もともと音楽は好きだったが、最も長続きしたのがこれ。気が向くと自宅や公園で弾き語るし、ボランティアとして介護施設や公的空間で、20年近く活動を続けている。もはや生きがいに近い位置づけだ。
5)DIY
幼きころから「なんでも自分で作る」という傾向、嗜好がすでにあった。多くのオモチャを自分で作って遊んでいた。大工の棟梁だった父と、編み物が得意だった母の器用さを受け継いでいる。
その指向は大学の学部や仕事の選択でも、変わることはなかった。いまだに暇さえあれば何かしら作り出している。
ここまでで5つをクリアしたが、日々の「散歩」、野菜や花を育てる「家庭菜園」、気が向くと台所に立つ「料理」、最近始めた「本の修繕ボランティア」なども加えてよさそうだ。よくやっている「ミシン作業」は「DIY」に含めるべきか。
妻との「食べ歩き」や「旅行」も数えたいところだが、回数が少ない。コロナ禍収まらない世情では、今後の見通しも暗そうだ。
そもそも「食べ歩き」が趣味なのか、ちょっと疑問。年間かなりの量を読む「読書」も趣味に含めていいものか、考えてしまう。
庭のカエデの紅葉はいまひとつ |
私に比べて実益を伴う行動を重んじる妻に、趣味が少ないのが少し気がかりだ。「料理」「読書」を含めても、あとは「パソコン&インターネット」くらいしか思いつかず、女性の推奨値「4つ」にはひとつ足りない。
籐工芸や陶芸を始めた時期もあったが、長続きしなかった。散歩やボランティアを勧めても、気乗りしない様子。無理強いするつもりはなく、なにか自分で見つけ出すのを見守っていよう。