2022年2月24日木曜日

度重なる豪雪への対応

 今冬何度目かとなる激しい冬嵐が、3日間にわたって吹き荒れた。2月上旬の記録的豪雪のダメージからようやく抜け出したばかりで、度重なる試練に庶民は立ち上がる気力も萎えてしまったように思える。
 JRや航空機、道路は3日間機能不全。多くの学校は休校を余儀なくされた。仕事や受験、旅行で出かけた人々は、空港や動かないバスの中で、ひたすら耐える時間を過ごしたらしい。

 嵐の襲来に備え、直前の日曜日に予定を前倒しして、食料を多めに調達しておいた。灯油タンクは先週満タン給油したばかり。自宅敷地内の雪置き場は、暇をみつけて拡張してある。
 おかげで月曜からの3日間、一歩も外出することなく過ごせた。収集遅延を想定し、ゴミは出さずに物置にしまっておいた。


 不安だったのは、豪雪による建物への障害。北側の壁に設置してあるFF暖房ボイラの給排気筒は、万一雪に埋もれると点火や燃焼に影響する。一酸化炭素中毒の恐れもある。
 ユーテリティ窓から毎日様子を確かめていたが、埋もれそうなときは周囲を広範囲に除雪して日々対応。

 除雪はこれまでと同様に、分割方式で毎日少しずつ処理した。初日の月曜は細い人道のみを確保。ようやく車を出せる状態になったのは、4日目の今日だった。


 新たに降った雪で、近隣のホームセンターとレストランの入り口屋根が雪で倒壊するという事故が昨日起きた。どちらもよく行く店で不安になり、DIYで作った自宅車庫を再度チェックする。
 梁と桁の歪みは許容値の範囲内に収まっていたが、柱にわずかな傾きを検知した。600ミリの水準器で1ミリ弱。柱の全長2500で換算すると、上端が4ミリほど南に傾いている。
 これが積雪に起因するかどうか断定できないが、緩い傾斜屋根に載った雪のベクトル方向と歪みは一致する。雪もやんで久しぶりに晴れたので車庫屋根に上り、部分的に雪を30センチほど削ぎ取った。

 落とす場所は事前に確保してあり、作業はごく短時間で終えた。結果的に屋根の積雪深は約1.2Mまで減少。設計値1.4M以下となり、ひとまず安心できそうだ。


 南側家庭菜園の雪置き場が窮屈になり始め、次なるドカ雪に備えて、ウッドデッキ西の空き地に新たに雪置き場を確保する。初めて使う場所で、昨年買ったスノーシューをはいて踏み固めた。

 朝から夕方まで雪の処理にかかりきりの一日だったが、不思議なことに腰痛は起きていない。記録的豪雪に身体がじょじょに慣れてきたように思える。もうひとがんばりだ。

2022年2月21日月曜日

食料品値上げ対策

 いつも食料品を調達するディスカウント店の食パンが10円、豆腐が8円、続けざまに値上げされた。小麦と大豆の価格上昇が背景にある。
 食パンは月に10袋、豆腐は月に4個ペースなので、単純計算で月に132円の支出増。誤差の範囲のように思えるが、問題はこの種の値上げが今後広範囲に及びそうな状況にあること。原材料の輸入比重が高い品ほど影響は大きいようだ。

 簡単なのは食費雑費に課した「1日千円」の縛りを解き、たとえば「1日千百円」に上げてしまうこと。年間では36,500円の支出増となるが、先日まとめた昨年分の家計収支をみると、それによって赤字転落になる可能性は低い。健康に関わる食べ物の節約は避けたいという思いもある。
 予算増は最後の手段として、その前に食費に無駄がないか、再検証を試みた。

長く冬眠状態だったイチジクが発芽

 主食副食費は現状のままとし、ねらいは嗜好品。終わりなきコロナ禍で、嗜好品は数少ない息抜きの手段になっているが、節約に直結しやすい要素を含んでいることは間違いない。

 医者の指導もあって、隔日に制限しているアルコール類は、妻がたまに飲むチューハイも併せて、月額1,500円ほど。1日換算だと50円で、ひとまず問題なさそうだ。
 珈琲は400gで360円の廉価品を飲んでいる。1日3杯30gで27円、月に810円になる。こちらも保留。
 オヤツは1日100円以内にしようと目下画策中。安い袋入り菓子を多種類買ってキムチのプラ空き容器に入れ、あれこれ少しずつ食べると目先が変わって少量でも満足できると知った。
 以上による嗜好品の合計が1日174円。衛生雑費を1日26円とすると、残りの800円が1日で使える主食副食費となる。
 主食として朝食の食パンが27円、米が70円(ユメピリカ→美味)、計1日100円をみておけばよい。つまり残る700円が副食費(めん類含む)ということだ。
 月額2万円で、週換算だと5千円。こうして整理するうち、そう厳しい数字ではなさそうな気がしてきた。

2022年2月18日金曜日

雪庇切りと車庫梁の変形

 記録的な豪雪で母屋と車庫の屋根には、かってないほどの巨大な雪庇が発生している。
 玄関前の車庫屋根東側に発生した50センチほどの雪庇は、万一落下すると出入りする人を直撃しかねない。
 これまでは車庫屋根の雪下ろしをする際に雪庇も同時に落としていたが、2019年に車庫を頑強に建て替えてからは、雪下ろしの必要はなくなり、雪庇だけを処理する必要に迫られた。


 最深部で1.5Mほども雪が積もった車庫にはあまり登りたくない。なんとか下から処理する方法を考えた。
 脚立に上ってスコップを使うのが手っ取り早いが、足場が不安定で転倒が怖い。物干し竿を利用して作ったツララ落としを雪庇切りに改良し、斜め下から作業することにした。
 9ミリ厚OSB合板の残材をツララ落としの先端にビス止め。全長が4Mほどになり、雪庇から離れた位置で作業するには充分な長さだった。

 包丁で豆腐を切るようなイメージで、少しずつ作業。屋根から道路側に飛び出た雪庇はきれいになくなった。同時に日々発生するツララも早めに除去。
 母屋南東屋根にも雪庇が垂れ下がっているが、万一落下しても直下には車庫の屋根と玄関袖壁があり、リスクは少ない。しばしの様子見とした。


 ドカ雪が一段落し、現時点での車庫構造体の変形チェックを今年もやった。
 屋根の積雪深は場所によって異なり、1.3〜1.5Mあたり。母屋の壁際や屋根端部、日当りのいい南側は雪解けが進んでいる。

 建て替えた直後の冬は最大積雪深が0.8Mほどで、積雪深1.4Mで設計した構造体には何も問題がなかった。翌2020年の冬は最大積雪深が1.2Mまで増えたが、構造体の変形は見られなかった。
 今冬の最大積雪深は過去に例のない1.5Mで、設計値をすでに超えている。ドカ雪に見舞われるたびに下からチェックしていて、目視で確認した限り構造体の変形は確認できなかった。
 今回は脚立に上って、真横からより正確にチェック。設計値を超える積雪ということで、メインとなる登り梁の中央部では、目視で5ミリほどのたわみ変形を確認した。
 ただ、屋根梁の許容たわみ量は15.2ミリで、設計計算値の10ミリも大きく下回る。あわてる数値ではない。

 続けて10本の登り梁を両端で支える桁の変形を確認。こちらも過去2年の冬には問題なかったが、今回は目視で2〜3ミリのたわみ変形を確認した。設計計算値の2.6ミリとほぼ同程度だが、許容たわみ量は5.6ミリなので、数値的にはまだ余裕がある。桁の直下に造り付けた物置の引戸の開閉にも、特に支障はない。
 今後のドカ雪次第だが、すでに積もるよりも解ける分が上回る時期に差し掛かっている。今冬もなんとか雪下ろしは回避したいもの。

2022年2月16日水曜日

初めてのタイムマシン

 Macを使いはじめてから足掛け28年になるが、これまで画像やファイルのバックアップはフロッピーディスクやMO、外付けHDDなどで対応してきた。
 インターネットの普及発展に伴い、ネット上にデータを保存するクラウドサービスが主流となり、データを手元で保存する必要性はなくなりつつある。

 だが、万一PCがクラッシュするなどして操作不能に陥り、OSをクリーンインストールする事態になった場合、PCをそっくり元の状態に戻すのは容易ではない。
 過去に何度かそうした状況に追い込まれたが、いったんPCを完全消去し、移行アシスタントを使って別のPCからそっくり内容を移し替えることで乗り切ってきた。そのためにOSのグレードが同じ複数のMacを予備として常に所有している。

カテゴリ6のLANケーブルを使用

 ところが最近購入したMacBook Proは最新ひとつ前のOS11.6。他の3台ある古いMacとOSの互換性がない。古いMacにはOS10.13以上をインストールできないのだ。
 万一クラッシュした場合のOSインストールUSBは持っているが、他のMacから設定やアプリをそのまま移す必殺技が使えず、復帰にはかなりの手間が予想された。
 そこでMacの内容を設定やアプリ、データも含めて丸ごと保存し、必要になったときは短時間で読み込んで復活させる「Time Machine〜タイムマシン」というバックアップ機能を使ってみることにした。

「Time Machine」は2007年の0S10.5から標準搭載されていて、使うのは今回が初めて。保存先には外付けHDDかSSDを使うのが一般的だが、新たな投資はせず、3台ある古いMacを使えないか画策した。
 情報が極端に少なく、アップルサポートサイトでようやく詳しい手法を得る。一部重複するが、およそ以下の手順でやり終えた。バックアップ元はMacBook Proでバックアップ先はMac miniである。

1)バックアップ元のMacBook Pro「システム環境設定」から「Time Machine」を起動。右下の「オプション」からバックアップ対象除外項目を選ぶ。この画面から同時に、「バックアップ完了後の予想サイズ」(今回は145G)の情報を得る。

2)バックアップ先に使うMacを吟味。iMacの空き容量が370Gで最大だったが、妻が常用するので回避。最近ほとんど使ってないMac miniの不要ファイルを整理し、229Gの空き容量を確保した。

3)前述のアップルサポート情報に従い、Mac miniの適当な場所にバックアップ用のフォルダを作成。「Time Machine Backup」と名付けた。


4)Mac miniの「システム環境設定」「共有」からファイル共有を有効にし、共有フォルダに3)で作ったフォルダを追加。手順に従ってこのフォルダをTime Machineバックアップ先共有フォルダとして指定する。同時にユーザ全員の読み書きを有効にする。

5)MacBook ProとMac miniをLANケーブルで接続。移行アシスタント使用時と同じカテゴリ6ケーブルを今回も使った。2台ともスリープは解除し、Wi-Fi接続もオフにした。


6)MacBook Proのシステム環境設定からTime Machineを起動。「ディスクを選択」から一覧画面に切り替わり、必要に応じて左下にある「バックアップを暗号化」をチェック。指定したバックアップフォルダを選択して「ディスクを使用」を選ぶと前画面に戻り、「バックアップを自動作成」をチェックすると作業が始まる。

7)作業工程は逐一画面表示され、結果的にバックアップ容量は129.31G、作業時間は2時間ちょうどだった。最初の移行時に同じ条件下で96Gのファイルを1時間25分で移し終えたから、妥当な数字だ。

 完了後のMac mini容量にはまだ100Gの余裕があり、今後何度かバックアップを重ねてもしばらくは使えそう。
 3D-CG系の仕事が今後復活する可能性は低く、もはやMacのヘビーユーザーとは言い難い。毎日のようにバックアップをとる必要性はなく、せいぜい年に数回も作業すれば、クラッシュに対する備えとしては充分と思われる。(その後4ヶ月毎の作業をスケジュール指定)

2022年2月15日火曜日

豪雪の断熱効果

 今冬3度目の灯油を給油した。給油量は252.2Lで、前年同時期の311.7Lに比べて60L、20%近く減った。
 日平均消費量は6.64L/日で、こちらも前年同時期の7.99L/日に比べて17%の減少。灯油単価は99円で昨年同時期の90円より10%上がったが、支払額は24,968円で逆に3千円ほど減った。


 直近の石狩アメダスによる気象データは以下の通り。日平均灯油消費量は過去4年間で最も少ない。

・2019.1(6.81L/日)
 月平均気温-3.9度、真冬日19日、日照時間76.4h、最深積雪85cm
・2020.1(6.93L/日)
 月平均気温-3.7度、真冬日19日、日照時間85.8h、最深積雪51cm
・2021.1(7.99L/日)
 月平均気温-5.7度、真冬日22日、日照時間101.5h、最深積雪80cm
・2022.1(6.64L/日)→今回
 月平均気温-5.5度、真冬日25日、日照時間71.6h、最深積雪133cm
 気象条件を比べると、月平均気温は昨年同時期と大差なく、真冬日と日照時間では逆に条件が悪くなっている。なのに、なぜ消費量がこれほど減ったのか?
 暖房を極端に節約したことはなく、逆に年末年始の厳寒期は暖房をオフにせず、深夜は低温での24時間連続運転に変えた。これにより温度環境が安定し、プラス要因に働いた可能性がある。


 もうひとつの要因として、豪雪によって家の周囲に雪が高く積み上げられ、雪そのものが自然の断熱材として作用した可能性がある。
 雪の断熱性能については以前から知られている。締まり具合によって異なるが、熱伝導率 0.12〜0.70W/mKというデータがある。コンクリートの1.6W/mK、土(粘土、シルト)の1.5W/mKと比べて2〜10倍ほど小さく、木材(松)の0.12W/mKなみの数値を誇る。

 記録的豪雪に見舞われた今冬は雪置き場に困り、苦肉の策として玄関をのぞく外壁周囲に1.5メートルほど雪を盛り上げた。屋根には1Mを超す雪が載ったままで、雪下ろしはしていない。結果的にそれが厳寒期に良好な断熱材として働き、灯油消費量激減につながったのではないか。
 この推測が正しかったとすると、今後も雪を無闇に排除せず、貴重な資源として可能な限り家の周囲や屋根に積み上げて過ごすのが得策だ。
 札幌の平均宅配灯油価格は現時点で112円/L。いつも頼んでいる業者より13円高い。「一回200L以上で在宅現金払い」という条件だが、一冬だと1万円以上もの違いになる。この価格差は大きい。

 給油がスムーズに運ぶよう、配達前日には灯油タンクの上や周囲をていねいに除雪し、給油口が開けられることを確認。道路からタンクまでの経路には階段を作るなどし、作業に支障がないようにしている。
 今日の支払い時に「いつもタンク周りをきれいにしていただいて、ありがとうございます」と、担当者から感謝された。
 タンク周辺の雪には困っていると先日のテレビで灯油業者が嘆いていた。誰も雪に疲れ切っていて、気持ちに余裕がないのだろう。

2022年2月14日月曜日

孫娘からバレンタイン

 市内に住む孫娘から、ゆうパックでバレンタインチョコが届いた。先月の寒中見舞いに返事を出したら、たいそう喜んで「今度はバレンタインチョコを!」と張り切っていたとか。
 自筆のカードのほか、母親のカードも添えられていて、2人で作ったという。デコレーションは孫娘が担当したようだ。


 最初にバレンタインチョコなるものを貰ったのは、25歳のときに婚約中だったいまの妻から。山奥の現場事務所で汚水処理場の現場管理をやっていたころだった。
 まだバレンタインデー自体がそれほどメジャーではなく、チョコレートは市販のものだったが、味気ない現場勤務のなかで、未来の妻の気遣いが嬉しかったのをよく覚えている。

 板チョコを割るための小さなハンマーが同封されていて、チョコは食べてしまったが、ハンマーだけはいまも捨てずにとってある。


 その後50年近くを経て、まさか孫娘から手作りのバレンタインチョコを貰うことになるとは、夢にも思わなかった。長生きはするものだ。
 さっそく母親のアドレス経由で孫娘宛にお礼のメールを送った。先月の寒中見舞いは本物のハガキで返事を出し、今回は本物のメールでの返信。読みやすいようフォントを最大にし、平仮名とカタカナだけで記した。
 じいじです。
 バレンタインチョコレート、
 ぶじに とどきました。
 どうもありがとう。
 とってもよくできています。
 ばあばとふたりで、
 おいしくたべました。

 はるがちかづいて、
 コロナがすくなくなったら、
 またみんなであそぼうね。
 おそらく初めて自分宛に届いたメールに違いない。孫娘からも自分で打ったという短い返信メールがさっそく届いていた。
 専用のタブレットは持っているので、そろそろメールアカウントを持つべき時期かもしれない。こうして少しずつ世の中を知り、オトナになってゆく。

2022年2月10日木曜日

年間100万円生活へ

 豪雪とコロナのダブルパンチで外出もままならず、除雪排雪作業の合間に数日かけ、昨年の家計費収支のまとめを粛々とやった。
 事業で青色申告をやっていた時期に自作したデータベースソフトを転用。売掛帳は収入帳、経費帳は支出帳にリネームし、項目を微修正したもの。昨年初めてやってみて、家計の収支状況と問題点が明確に把握できるため、今年も使うことにした。

 預金通帳やカード決済一覧、ネット通販の確認メールや紙の領収書などを参照しつつ、地道に入力する作業は青色申告と変わらない。紙台帳への転記や事業と家事分の按分作業がなく、その点では楽だ。
 同時に不要になった7年前の領収書類を廃棄処分。光熱費関連の数値は別のデータベースに入力保存した。


 集計の結果、かねてからの目標だった「年間100万円生活」に、今回限りなく近づいたことを知る。厳密には数万円オーバーしたが、妻の個人使用分も含めた家計収支なので、信頼性は高い。

 一昨年と比べて、収入は定額給付金と音楽系収入がなくなった分減ったが、同時に支出も15万円以上減ってトータルプラスをキープ。
 昨年4月に新車を購入したが、価格が高くて10数年に一度の要素のため、収支には含めずに特別会計とした。
 支出が大きく減った理由として、医療費負担が3割から2割に変わったこと。新車購入により定期点検代がなくなり、燃費向上でガソリン代も減ったこと。固定電話と携帯電話契約の整理。新聞夕刊の購読中止。2年払の火災保険支払いがなかったことなどが挙げられる。
 家族旅行の復活や灯油価格の上昇は支出増の要素だったが、それを補って上回る減少だった。

 項目別で今後減らせそうな要素はほとんどなく、強いて挙げるなら、ネット接続でもう少し安い手段が見つかるかもしれない。
 水道光熱費で比重の高い灯油代は今回1万円増だったが、寒さを我慢するつもりはなく、今後の原油価格次第で流動的な要素。消費税は上がっても、「1日千円」と決めている食費雑費は横ばいを維持した。

 どんな生き方暮らし方をすれば年間100万でやれるか、肌感覚でわかった気がする。今後の目標は、いかにして現状のペースを維持するか?である。
 大病などの突発事情がない限り、むこう2年はいまのペースでやれそうに思えるが、火災保険2年払と車検が重なる2024年が問題。以降2年ごとに、ある程度の支出増は覚悟している。
 それでも年間収支で赤字になる可能性は低い。食事と運動に留意し、ストレスを避けて健康でいることだ。

2022年2月9日水曜日

緊急雪置き場

 記録的豪雪の残した爪跡は深く、札幌駅発着のJRはいまだに部分運転が数本程度で、完全復旧には程遠い。自宅近くを通るJR学園都市線はずっと運休したままで、再開の見通しはたっていない。
 市内ではゴミ収集も区によっては停止中。交通渋滞を回避するべく、行政からは不要不急の外出を控えるよう要望が出ている。数日間も都市機能がマヒしたままのお寒い状況で、政令指定都市とは恐れ入る。

 通勤や通学のない我が身にとって影響は軽微だが、それでも最低限の外出はする必要がある。
 予定より1日延ばしたが、車庫周辺の除雪排雪もようやく終え、車を出せる状態になったので、意を決して食料品の買出しに出かけた。

居間南側に設けた雪置き場

 安売りスーパー2店を回る経路は先月のドカ雪時の経験をふまえ、慎重に吟味。基本は脇道を避け、多少時間はかかっても安全度の高い幹線道路だった。
 出かける時間帯は車が空いてそうな昼食時をねらう。早めに昼食を済ませて12時半に家を出たせいか、道路は拍子抜けするほど空いていた。ドカ雪の再来を想定し、普段より多めに食料品を調達。エコバックが計4個にもなった。
 相次ぐドカ雪で、どの家も雪の処理には悪戦苦闘している。業者に排雪を依頼するケースも多く、4tダンプで5,000円〜とか。近隣に空地や河原がある家はまだ恵まれていて、そこに自分で雪を運べばよい。
 我が家の東側にも川が流れていて、雪置き場には不自由しないはずが、あいにく間に町内会館や宅地などがあって、河原まで雪を運ぶには大回りせざるを得ず、利用は難しい。

玄関横から雪置き場への搬入路

 通常の冬ならば2つある自宅青空駐車場が臨時の雪置き場に変わり、それで事足りていた。ところが今冬はあっけなく満杯になり、南側の家庭菜園を緊急の雪置き場として使わざるを得なくなった。
 2日前からコツコツ作業して、かなりのスペースを確保。何度かに分けて地道にスコップで運んでいるが、自宅敷地なので遠回りして河原に運ぶより、体力的にはずっと楽だ。30分も作業すれば氷点下でも汗にまみれ、冬場の運動不足解消には絶好。

 30ヶ所ある市指定の大規模雪置き場は、すでに11ヶ所が満杯で閉鎖になったらしい。我が家の雪置き場にはまだ余裕はあるが、いい加減終わりにして欲しい。

2022年2月6日日曜日

災害レベルの豪雪

 朝起きて階段を降り、1階居間に入ると、なんだか薄暗い。ウッドデッキに面する2つの窓が雪で半分ほどふさがっているのだ。昨夜寝る前にはなかったことで、一夜にして今冬何度目かのドカ雪に見舞われたらしい。
 テラス窓が半分ほど雪でふさがったことは過去にもあったが、ベンチ側の窓までふさがることは初めて。外は雪に埋もれていて、南西角の楓の木は幹の半分まで埋まり、ウッドデッキの風力計は雪で完全に隠れてしまった。


 玄関ドアを開けて車庫内を点検すると、風がなかったせいか車の雪はそれほどなく、道路だけが深い雪に覆われていた。

 あいにく前日の雪かきで腰に違和感があり、朝食後に入念にストレッチをする。手始めに道路までの通路を細く確保。雪質はパウダースノーで、以前のように湿った重い雪ではない。
 作業中も雪は降り止まず、これ以上やっても無駄になりそうで、早々に切り上げて家に戻る。


 昼食後、居間ベンチでひと眠りしたら雪がやみ、薄日がさしてきた。雪雲レーダーで確認すると、夕方まで雪は小休止の気配。外に出てこの日2度目の除雪を始める。
 食料の備蓄は充分で、車で外出する予定はない。車周囲の除雪は明日以降とし、南側軒下の雪を踏み固めて、雪運搬用の通路を確保する。そのままウッドデッキに回って、雪に埋まった2つの窓を掘り出した。


 家に戻って珈琲タイムとする。テレビで直近の土木センター積雪深を確かめると、172センチに達していた。朝9時の記録が147センチ、昨日9時の記録が120センチだったから、記録的な豪雪だったことは間違いない。
 テレビやネットでは、札幌の24時間降雪量が観測史上初の60センチに達したと報じていた。道路は再びズタズタに切り裂かれているようで、車での外出はしばらく控えたほうがよさそう。


 夕方、気になって北側壁にあるFF暖房ボイラ給排気筒周りの除雪をした。過去に2度凍結して点火不能に陥ったことがある。窓から見た限りでは問題なさそうだったが、念のための措置。

 夕食後にまた雪になり、5センチほど積もった。明日の札幌駅発着のJR列車は除雪が追いつかず、終日全面運休になるという。雪に埋もれた道路は集中する車で大渋滞に陥るだろう。
 新型コロナ爆発と豪雪の連続パンチで、都市機能は完全にマヒしている。どちらも行政にはあまり期待できそうになく、庶民のささやかな知恵で乗り切るしかなさそうだ。

2022年2月5日土曜日

段階的除雪

 加齢に伴って、除雪による腰への負担がジワジワと増しつつある。以前のように一気に雪かきを片づけようとすると、たちまち腰痛に襲われる。
 電動除雪機に頼った時期もあったが、雪を玄関周辺に高く盛り上げることはできても、エンジン式除雪機のように遠くに飛ばす力はなく、組み立てや収納の面倒さも手伝って、雪山が低い降り始めの時期にしか使わなくなった。


 例年にない豪雪の冬ということもあり、最近は腰への負担を考慮して一回の作業時間を15〜20分にとどめ、段階的に除雪をしている。

 まず、玄関前通路や車の上、車周辺の雪をスコップでざっとどかす。ゴミ出しやお使い、郵便配達等の最低限の歩行に対しては、これで事足りる。
 第2段階として、雪をスコップで車庫左右の雪山に積み上げる。雪山は予め50〜70センチ程度まで低くしてあり、作業はそれほどの負担ではない。
 第3段階として、高くなった雪山をスコップで少しずつ裏庭の雪置き場へと運ぶ。雪置き場への道は幅50センチ程度に踏み固めておく。

雪山を低くしてある車庫の左右

 以上の作業は体力と天候を見ながら、2日以上かけてやることが多い。作業の間に昼食や珈琲タイムをはさんだりし、(この雪山を片づけたら、一休みしよう)などと、楽しみながらやるよう心がけている。
 雪置き場は昨年から南側の家庭菜園を使ってきたが、今年からは新たに北側の軒下スペースも使い始めた。
 車庫南側に積み上げた雪は南側家庭菜園に、北側に積み上げた雪は北側の軒下へと、それぞれ最短距離の雪置き場を使っている。

北側軒下の新たな雪置き場

2022年2月3日木曜日

立春前日に願う

 立春前日の節分ということで、季節行事を重んじる妻が、今年もメザシに恵方巻といった定番料理を食卓に並べてくれた。恵方巻きはスーパーで買わず、自作にこだわった。
 枡に入れた大豆を使った本格的な豆まきは私が担当し、春の訪れとコロナの収束を願った。

2022年2月2日水曜日

ネットで確定申告準備

 昨年夏の実家売却に伴う不動産譲渡所得の確定申告、半年前に税務署へ相談に行った際には「事前に電話で予約して」と言われたが、新型コロナの感染拡大で扱いが変わり、今年は当日会場で配布される「入場整理券」が必要になるんだとか。
 電話予約は出来ず、混雑次第では翌日に回される可能性もあるようだ。LINEからだと事前発行が可能らしいが、スマホは所有せず、LINEはやっていない。(PCからでもLINEはやれると後で知った)

 当初の想定よりも面倒そうで、もっと簡単にやれないか調べてみると、国税庁HPから入力し、印刷して送付する手法を見つけた。e-Taxやマイナンバーカードがなくても、PCとプリンタ、ネット環境があれば自力でやれる。


 昨日から入力作業を始めたが、思っていたよりも簡単だ。途中で内容の保存も可能で、いったん保留状態にし、気になっていた昨年度の医療費を集計したら、約6万円で医療費控除の対象外。
 一昨年は10万円を超えたので不思議に思ってよく考えたら、昨年は大腸ポリープ切除手術がなかったこと、そして70歳を超えて医療費負担が3割→2割に減ったこと(これが大きい)が理由だった。
 分かってみれば何ということもないが、医療費が減るのは朗報。


 2日目の今日は保存してあったデータをプリントアウト。体裁はこれまで税務署から送られてきた確定申告書と全く変わらない。
 譲渡所得の内訳書や源泉徴収票などの各種添付書類を整え、すぐにでも送れる状態にした。控え分を返信してもらう返信用封筒も必要だ。

 同時に他の相続人へ送るための必要書類を準備。書類内容や確定申告のやり方を箇条書きにまとめ、同封する。相続人代表としての最後の仕事である。
(翌日に全書類を送付し、1ヶ月後にはネット経由のカード決済で納税を終えた)