2022年1月20日木曜日

スリップして冷や汗

 大雪は小休止となったが、後始末に地域社会全体が苦しんでいる。降り積もった雪による落雪事故で、幾人もの方が亡くなった。大半が高齢者である。
 重い大量の雪に道路は排雪が遅々として進まず、左右には背丈をはるかに超える雪の山。見通しが悪くていつ車が飛び出してくるか予想できず、人も車も安心して進めない。
 日当たりのいい主要道路は乾き始めてきたが、脇道や交差点は氷塊による凸凹が解消されず、雪山で道幅は極端に狭くなっている。


 実は昨日の買出しで、あやうく事故になりかけた。空いている脇道を選んだが、調子に乗ってスピードを出しすぎたかもしれない。
 ちょっとした氷塊に左の車輪が乗り上げたとたん、ツツツ…とタイヤが滑り出してハンドル制御が効かなくなった。車は右に回転し始め、あわててブレーキを踏んでも止まらない。そのまま対向車線にはみ出して、90度回転してようやく停まった。

 幸いだったのは、対向車が全くいなかったこと。もしいたら、妻の座る助手席あたりに激突していたに違いない。冷や汗ものだった。
 その後は多少渋滞していても、広くて凸凹の少ない道を選択。危険な場所に差し掛かると、スピードを20〜30キロ程度にセーブして進んだ。
 2日前には札幌近郊で高齢者運転の車がトレーラーと正面衝突し、夫婦が亡くなっている。車による移動は他との接触を避ける意味でコロナ対策として極めて有効だが、道路がこんな状態ではコロナ感染よりも事故のほうがはるかに怖い。
 札幌市内の道路状態が平常に戻るには、今月いっぱいはかかりそうな気配。それまで車の運転は最低限にし、危機を回避したい。