午後からDIYセンターに行き、材料を調達。一昨日買ったばかりなので、戸惑いはない。前回こりたので、今日は長い材料を店で切ってもらった。おかげで帰りの車の運転に不安もなく、法定速度ですんなり帰宅。
すぐに材料を加工し、塗料だけは塗ってしまおうと思ったが、あいにく陽が陰り始め、気温も急速に下がってきた。時計を見ると16時。明日も晴れの予報なので、無理をせずに軽い下作業だけにとどめ、早々に家に入った。
珈琲を飲みつつ、今週ずっとてがけている住宅相談の仕事に取りかかる。北海道からはるか離れた地域からの依頼だが、難しい条件が多く、手強い。珍しく行き詰まっていたが、昨夜、妻との雑談のなかで素晴らしいアイデアが閃き、さっそく図面にまとめて送信したばかり。
依頼主の反応が悪くなかったので、今日はその案をさらに具体的に煮詰める作業に没頭した。
住宅相談はそう大きな収入にはならないが、手掛けると非常に面白い。家作りの過程でいろいろな形でお施主さんが煮詰まったあげく、ネット経由で私に相談を持ちかけてくる。それを第三者のプロの目で解きほぐし、打開策を一緒に考える。
幸い、大半のケースで良い解決策にたどり着き、多くの方々に喜んでいただいている。
最近は種々の事情でネット非公開の依頼が大半だが、実は水面下では年に4〜5件の依頼が継続的にある。
この事実は、いまの日本の住宅の発注体系が、必ずしも住み手の要求を満たしていないという明解な証しだ。その足りない部分を、少しの報酬と相当の知力労力で私が埋める。この仕事の面白さと満足感の本質がそこにある。
これを書いているのが19時。気温はどんどん下がって、外の寒暖計はついにマイナス1度を記録。しかし、「終日ブラインドを全開放」という策が効いているのか、室内は無暖房でまだ23度もある。
このところずっとこんな感じで、暖房はほとんどつけていない。だから、先日満タンにしたばかりの灯油も、あまり減らない。ほ、縄文暮しの極致ですか。