2007年11月3日土曜日

大根を干す

 風もなく、うらうらと穏やかなインディアンサマー。この期を逃してなるものかと、冬の常備食となるタクアン用の大根を干した。

 ブログの記録によれば、去年は10月31日に干しているから、少し遅い。しかし、今年はあれこれあったので、こんなものだろう。
 今年の大根は細めで36本。古くからある近所の小さな食料品店から、1本48円で入手した。以前は泥つきのを買って自分で洗っていたこともあるが、最近は洗ってあるのを買う。


 しばるロープは繰り返し使用可能な、3ミリのビニロン製。DIYで使っていたものを再利用している。
 片側に9本ずつ振り分け、1本のロープに18本。これを2セットで合計36本となる。葉の一部もバーベキューコンロの上に干し、漬け込むときの蓋として使う。残った葉は堆肥として菜園に埋める。無駄がない。
 タクアンを漬け始めたのは北海道に住むようになってから。関東に住んでいた頃は、もっぱら白菜漬けだった。
 結婚以来33年、冬の漬物作りを切らしたことはない。これは家の主、すなわち私が大の漬物好きだからで、喜んで食べる夫がいれば、妻の料理の腕は自然にあがるという、ごく自然で単純な論理に基づく。

 食べるのは9割方私なので、漬け込むまでの作業は妻まかせにせず、全面協力する。これまた当然の論理か。
 旨くて安全なものを食べるには、それなりの労力が必要なのである。