引続き車庫の補修ネタ。快晴ではないが、風もなく穏やかな陽気。昨日の作業の残務整理を行った。
まず、諸悪の元凶と思われる木製雨樋を強制撤去した。ビスで強固に止めてあるので、外すのもやっかい。ドライバーで外せない部分は電動ノコを動員してようやくすべて取り去った。
跡に残ったのは、雨樋のあった部分だけ黒く腐食した無惨な梁の姿。
通路の雨だれ防止のために何気なくつけた雨樋であったが、とんだ見当違いだった。大失敗である。木製雨樋は雪には強いが、密着部分がいつまでもシケってしまうので、木材腐食菌の格好の住処となってしまったようだ。
その後、腐った部分を丹念にノミで除去したが、一部は完全に梁を貫通している。接触する柱の一部にも巣食っていて、判断が少し遅れていたら、大事になっていただろう。
梁といっても、もはや強度面の役割はほとんどないので、長期的にはすべて除去するのが望ましい気がしてきた。そのためには万全を期し、新しい梁をさらにもう一段つけたい。いまは新しい梁にただ載せてあるだけの縦方向の小梁も、金物で固定する必要がある。
費用はそれほどでもないが、連日の重労働で、身体があちこち悲鳴をあげつつある。続けてやろうという気力がイマイチ湧かない。少し休んで充電しつつ、もう一度よく考えてみよう。
夕方、そんな気分を見越したかのように、小雨が降ってきた。雨樋は撤去してしまったので、雨はまっすぐ地面に落ち、梁をほとんど濡らさない。この状態なら、梁の腐食はない。雨の日の多少の雨だれくらい、我慢すれば良かったのだ。
いい勉強をした。