材料はすでに前夜リストアップ済み。梁には長さ4メートルの材料が必要だが、北海道で最大のDIYセンターとあって、他店では入手の難しい長さ4.88メートルのツーバィ材も多数そろっている。
問題はこれをどう運ぶかだ。いつもは車のルーフキャリアに載せて運ぶが、長さ3.64メートルを超える材料はこれまで積んだことがない。
頑丈にしばったつもりでも、途中で木材が少しずれ始めた。あわてて車を止め、慎重にしばり直す。以後、スピードを30キロ程度に保って交通量の少ない裏道を走り、何とか無事に家にたどり着いた。
すでに昼だったが、休む間もなく材料を寸法通りに切り、塗料を塗る。天気はよいが気温が10度強なので、最低3時間は乾燥させたい。昼食前に塗ってしまいたかった。
塗り終えて昼食を食べ、すぐに下作業に取りかかる。以降、内容があまりに専門的なので子細は省略。梁の取付けが始まったのは14時半からで、20キロ近い部材を3メートルの高さに無事に一人で取付けた。
作業の山を越えた頃、勤めから妻が戻る。いつもよりかなり遅い。
「職場の友人とお茶飲んでたの…。ゴメン」
いいですとも、オイラは「一人上手」ですもの。
跡片付けまで含めてすべてを終えたのが、夕闇迫る午後4時。ほとんど休憩なしで6時間ぶっ続けの作業であった。よくぞ体力が持った。あれこれ言っても、DIYが好きなんだよ。総費用2,000円強。やっぱりDIYは安いです。
写真は端部が腐った梁と、その下に新たに増設した梁。縦方向の小梁はすべて新しい梁で受けている。一冬様子を見て、状況によってはもう一段下に増設するかもしれない。