今年最初の地区図書館〜本修繕ボランティアの日だった。 年末休暇や係員の都合などあって、前回から1ヶ月以上も間隔があいた。
春のように暖かい日和のなか、9時半に図書室に到着すると、メンバーが一人増えていて計5名。昨年10月にパート勤務を始め、活動から離れていた同年代男性のHさんが復帰している。仕事にも慣れ、たまたま休暇のシフトとなったので、急きょ参加を決めたという。
今後も継続参加できるかどうかは不透明。パート勤務とは人間関係や責任範囲が大きく異なるので、あとは個人の判断になりそう。
間隔があいた割に、年末年始休暇が長かったせいか、作業棚の修理対象本は少なめ。今回も難易度の高いページ外れ本を中心に作業を始める。
この日手掛けた3冊はいずれも絵本。閲覧数が多く、読者が子供で本の扱い加減が難しいせいか、破損は多い。 修理の方法は破損状態をみて決める。部分的なページ外れなら単にボンドで固定すればよいが、ページ全体がバラバラになっている場合は、綴じ方そのものを根本的に直す。
無線綴じなら、背にノコで切れ目を入れてタコ糸と寒冷紗でボンド補強する。これが最も難易度が高い。糸綴じなら全体をバラバラにし、くけ針とタコ糸で綴じ直す。今回は3冊目でこの補修を行った。
綴じ直し修理の頻度は低いが、透明テープを使った部分修理より完成度は高く、本の寿命は長くなる。ただ技術的には難しく、ある程度の慣れが必要だ。
11時半近くになって、地域介護予防センターの係員2名が図書室にやってきた。実は以前から介護予防イベントへの出演打診があり、昨年の別イベント参加時に経歴書は渡してあった。
来年度からそれが実現することになり、年度初めの4月に2本のライブをやることになった。
リクエスト用紙など別資料を手渡す必要があり、会場が同じ地区センターという縁もあって、担当者が本修繕ボラ活動にあわせて、直接とりに来てくれた。
ライブは1時間で、前半は私の選曲、後半を完全リクエストでやる。「介護予防」が目的のため、要介護の聴き手はいない。その分、選曲の幅は広い。
春はまだ先だが、昨年までとは異なる動きがあちこちで見られる。