札幌近郊に住む学生時代の友人Tから突然の電話があり、1週間後に夫婦で遊びに行きたいが都合はどうか?と聞いてきた。10月はあれこれ忙しいが、うまい具合に当日のスケジュールは空いている。
問題は時間で、私たち夫婦と違って先方は早起き。10時までにはやって来るという。
普段は2時に寝て10時に起きるという気まま(自堕落)な生活。ボランティア活動や遠方ドライブの時には、意を決して2時間ほど早起きするが、今回も昼寝はパスして早めに就寝し、8時には起きて(これでも世間の相場より相当遅い)備えた。
予定ぴったりの10時に来訪。実は1年前には、私たち夫婦が先方の家に遊びに行っている。T夫婦が我が家にやってくるのはコロナ禍前の2019年夏以来で、5年ぶりのこと。前回と比べて、ずいぶん住宅が建て込んでいると驚いていた。
互いに結婚前から50年以上も交流が続いている旧知の仲である。懐かしい昔話やいまの暮らしぶりなど、話は延々尽きない。あっという間に2時間が経過。
「長居はしない」が暗黙のルールで、話し足りない部分もあったが、「健康でいればまた会えますね」と約束して別れた。
私たち同様にT夫婦もまた、いろいろな病気を抱えている身。いつ何時、交流が途切れてしまってもおかしくない年頃だ。
前回会ってまだ1年しか経ってないが、「元気で会えるうちに会っておこう」と、おそらくTも考えたに違いない。その判断はおそらく間違っていない。