2024年10月13日日曜日

デッキ床板の交換

 カラリとした秋晴れで、雪が降る前の懸案事項のひとつだったウッドデッキ床板のメンテナンスを午後からやった。
 ウッドデッキは自宅新築直後の2000年に自作し、はや25年が経過した。南北両端には洗濯物干しポール、中央南側にはブロック造りのBBQコンロも設えてある。
 電動工具を使ったDIY作業全般や、漬物類の下作業、日々の洗濯物干しなど、用途は雑多。夏場は上部パーゴラに遮光ネットを張り、日射軽減にも役立っている。

 材料はすべて松で、風雨や雪にさらされて経年でどうしても傷む。これまで腐食した材料の交換を中心に、毎年のようにメンテナンスを行ってきたが、10年前から木材の防腐剤として木酢液を使い始めてからは、腐食の進行がかなり遅くなった。


 今年も雪解け後に状態を確認してみたが、床梁の固定に補強金物を使い始めたこともあって、積雪による大きなダメージはなかった。
 ただ、雨と夏の暑さで古い床板に傷みが目立ち始めた。涼しくなって腐敗菌の勢いも弱くなり、交換するにはいい時期かもしれない。

 木材価格の高騰で仕上がりの美しいKD材には手が出ず、安価な構造材(18×105ヌキ板)に電動グラインダーをかけて使うのが最近の傾向。今回も同じ手法で1820長のヌキ板2枚を先行して仕上げてあった。


 交換するのは応急処置でツギハギ状態の床板1枚と、床下点検用に設けた点検蓋の中の1枚。
 寸法に合わせて電動ノコで切断し、木酢液を原液のまま塗る。
(1回塗りでOK。製法によっては毒性の高い物質が含まれることもあるようです。試みる場合は各自の判断でお願いします)

 乾燥時間を使って対象の床板を外し、固定穴をドリル加工しようとしたら、点検蓋を支えるツナギ材(18×45胴縁)の腐食も激しい。この際、一緒に交換することにした。


 交換した床板の多くは廃棄処分としたが、一部がまだ使えそうだった。BBQコンロの蓋も同じ材料で作ってあり、調べると一部が傷んでいる。こちらのツナギ材(45×45タルキ)も腐食がひどく、同時に交換することにした。
 簡単に終わるはずが想定外の作業が発生し、1時間半を費やす。廃棄する材料は10Lゴミ袋に一杯となった。来年もまた何枚か換えることになりそうだが、緊急性の高い部分の処置は終えた。