2016年6月15日水曜日

野の花

 義理のある方に主催していただき、苦手だった午前中ライブをいい形で無事に終えることができた反動か、この2日間ボーとして過ごした。私にしては珍しいことだが、たまにはこんなこともある。
 今日も昼食後に睡魔に襲われ、1時間ほど昼寝。これでは身体がなまると、晴れ間が見えた夕方に自宅西を流れる川の周辺を散策。歩数計は装着しなかったが、推定で2.5〜3キロは歩いた。

 咲く花が日々めまぐるしく変わるが、バラ系の花がそろそろ咲き始めた。誰も見向きもしないアカツメクサが土手周辺に多数咲いていたので、数本を摘んで台所前の窓台に飾る。野の花である。
 自宅の裏庭に思い出したように薄紫色のアイリスが咲いた。新築時に確か2種類のアイリスを買って植えたが、いつしか消えてしまったもの。はっきりしないが、たぶん7〜8年ぶりではないだろうか。生命力の強さに驚く。


 週末の障がい者施設ライブに備え、送られてきた55曲のリクエスト曲から、1時間分として16〜17曲への絞り込み作業をやっている。

 例によって直感で選び、ざっと歌ってみてから微調整を繰り返す。一昨日のライブで試みて効果的だった「似た傾向の曲を続けて歌う」は、今回もやってみるつもり。
「フォーク」→「POP系昭和歌謡」→「演歌」といった流れだが、大事なのは曲調やリズムテンポで構成にメリハリをつけること。
 初めて依頼された施設だが、別の障がい者施設での経験をなんとか活かしたい。

2016年6月13日月曜日

苦手な午前中ライブ

 チカチカパフォーマンスの聴き手として知り合い、その後いろいろな企画ライブに招かれているS子さんから、再び地域高齢者むけのライブを依頼された。
 S子さんは私より少し世代が若いが、民生委員を務め、地域のさまざまな社会活動に関わっている。活動の一環に好きな音楽を活かしたいと考えていて、たまたま路上ライブで私の歌を聴き、声をかけてくださった。

 2年前から町内会女性部や市民平和運動のイベントなどに呼んでいただいたが、今回は札幌市が手掛ける地域包括支援事業のイベントが対象。地域に住む高齢者が認知症を予防しつつ、住み慣れた地域で自立して暮らそう、という運動の一環である。
 これまで相続や遺言、介護などの勉強会を開いているが、一部に音楽イベントも取り入れていた。
 会場は2年前に町内会女性部サロンを実施した町内会館で、現地調査の必要はなかったが、問題は開始時間だった。
 午前10時にイベントを始め、お昼ごはんを食べて13時に終了、という進行計画である。対象が60〜70代の高齢者ということで、早めに始めて早めに終わりたい、という主旨は理解できた。

 イベントの1番手は私に演って欲しいとの意向で、過去にも一度だけ午前10時開始の地域イベントに出たことがあるが、声が途中で途切れるという大失態をやらかした苦い経験がある。
 しかし、最近はチカチカパフォーマンスの開始時間もじわじわと早まる傾向にあり、いつまでも逃げているわけにはいかない。何とか克服しようと前向きに考え直した。


 この日は朝からあいにくの雨で、当分止みそうにない。自分にしては早めの7時に起き、最近始めたばかりのプロ用ボイストレーニングを何度かやって備える。市内だが車で1時間近くかかる遠方なので、8時45分には家を出た。

 9時40分に会場到着。前回は座布団と椅子が半々だったが、今回は全席が椅子だった。予定通り10時に開始。
 予め提出済みのリストに従い、先方の希望通りぴったり1時間で17曲を歌った。(※はリクエスト)

「ボラーレ」「愛の讃歌」「パダンパダン」「人生一路」「空港」「22才の別れ」「山谷ブルース※」「涙そうそう」「恋の町札幌」「赤い花白い花」「ビリーヴ」「鱒」「夏の想い出」「珍島物語」「二輪草」「365日の紙飛行機」「この広い野原いっぱい※」
 聴き手は26名。会の主旨から、介護認定は全く受けてないか、介護度の低い方ばかりである。従って、事前に選んだ曲も懐メロ系は皆無。多ジャンル混在となり、洋楽から演歌まで多岐に渡った。
 つまりは私の得意とするパターンだったが、今回は「似たジャンルを続けて歌う」という新たな工夫をこらした。
「トークを交えて歌って」という希望が事前にあり、同じ傾向の曲を続けたほうがMCや時間の微調整はやりやすいだろうと考えたが、ほぼ思惑通りに運んだ。


 会場内は非常に静ひつだったが、1曲毎の拍手は熱くて長い。要所に入れた曲にまつわるトーク(MC)も効果的で、場を和らげるのに充分役だった。
 課題だった喉の調子は、1曲目からスムーズに声が出て、不安は吹き飛んだ。手探りで始めたボイストレーニングは、どうやら効果的のようである。

 8曲目の「涙そうそう」を終えて29分が経過。状況次第では休憩をはさむつもりでいたが、「どんどん歌ってください」との要望で、一気に突っ走ることに。
 外は雨が降り止まなかったが、歌詞に「雨」を含む歌が偶然3曲もあり、場の気分にはぴったりハマった。喉の調子は尻上がりによくなり、キーの高い難曲「珍島物語」は場の反応がよいこともあって、予定にないフルコーラスを歌った。
 実は最近になって「ビリーヴ」と「珍島物語」はキーを半音上げた。コードがそれぞれGとAmになってギターは弾きやすくなったが、ボーカルの難易度は増す。しかし、聴き手の反応は以前よりもよくなった気がする。キーはやはり限界まで上げるべきか。


 ラストひとつ前の「365日の紙飛行機」で、会場に手拍子での協力を求める。場がずっと静ひつなままだったので、賑やかに締めくくりたいという狙いだったが、これは当たった。
 最後は会のテーマソングにしているという「この広い野原いっぱい」を全員でシングアウト。11時からは終活関連の報告会が続くので、早めに退席させてもらったが、「素晴らしかった」「もっと聴きたかった」との声が多数。

 帰宅すると責任者のS子さんから、「力強い歌声が感動的。ぜいたくで幸せな時間でした」とのお礼メールが早くも届いていた。
 聴き手の感想と歌い手の感覚とが一致するライブは意外に少ないものだが、今回はそれが起きた。午前中ライブの苦手意識も払拭できた気がする。

2016年6月11日土曜日

カッコウに追われる

 近くの森でカッコウがうるさく鳴き始めてから、だいぶ経った。種を蒔くべき時期が到来しているのだが、ライブやら不順な天候などの都合で、延ばしに延ばしていた。
 昨年は山鳩とカッコウとを取り違えてしまい、早く蒔きすぎた種を腐らせてしまった苦い経験がある。あまりに早いより、少し遅目くらいでちょうどいいのだ、と自分に言い聞かせた。


 愚図ついた天気がようやく終わり、すっきり晴れた。気温も19度まで上昇。諸事雑事も一段落したので、ようやく枝豆(大豆)の種を蒔くことにした。
 家庭菜園の掘り起こしや石灰、肥料散布などはすでに終わっている。

 種は2回に分けて蒔くので、初回はまず16ヶ所に蒔いた。1ヶ所に3粒使うので、合計48粒。鳥に食べられないよう、半割りのペットボトルで厳重に蓋をかぶせた。
 古い種は発芽しないので、昨秋に自宅で採取した全87粒の種を使う。残った39粒13ヶ所は、最初の種が充分に育ってペットボトルカバーが不要になってから蒔く。


 外仕事のついでに、花の周囲に生えた雑草抜きをやる。化粧水とハーブティーの両方に使って残りがわずかとなったカモミールの開花が待ち遠しいが、まだ小さなツボミを数個つけたばかり。採取まで、あと1ヶ月はかかりそうだ。
 挿し木で育てた2種類のハマナスが開花。丈夫で手間がかからない。ズボラな我が家向きの花だ。

2016年6月7日火曜日

共存共演

 6月最初のチカチカパフォーマンスに参加。中旬に2つの依頼型ライブを控えていて、上旬はよさこいソーランで街全体が騒がしく、歌う気分ではない。広場の割当て枠も飛び飛びで、思うようにスケジュールを組めないが、この日だけは調整がうまくいった。
 前回よりもさらに30分早い11時20分に家を出る。都心で買物があったので、早めに始めて早めに終わらせようという目論見だったが、事務局に行くとすでに他のパフォーマーが会場入りしていた。

 12時25分に広場に到着。ちょうど最初のパフォーマンスが終わるころで、わずか15分後の12時40分から第1ステージ開始となる。これほど効率がよいのも珍しい。
 およそ30分で8曲を歌った。

「ろくでなし」「わかっているよ」「わかって下さい」「別れの朝」「夢の途中」「夜霧よ今夜も有難う」「夜明けのスキャット」「ビリーヴ」
 早いと思っていた前回よりもさらに30分開始時間が早く、世間は昼休みのまっただ中。人の動きは全く読めなかったが、あまりあれこれ考えずに、「わ」から始まる曲の前後を自由に歌う。
 外の陽気がいいせいか、はたまた昼休み中ということもあってか、地下通りを歩く人の姿は少ない。2曲目くらいから立ち止まってくれた若い男性が、ずっと最後まで聴いてくれた他は、関心を示す人はごくわずかだった。
(この若い男性、どこか見覚えがあると思ったら、以前にCDを買ってくれた方で、偶然通りかかったそう)

 直前のジャグリング・パフォーマーも集客には苦戦していたが、暑くも寒くもなく、外でも過ごしやすい昼休みの時間帯というのは、地下通りにはある種の「鬼門」なのかもしれない。


 昼食中に他の2組のパフォーマーも次々と広場に現れる。タイムロスを少なくするべく、都心での買物は待ち時間のうちに手早く済ませた。
 1時間25分の待ち時間ののち、14時35分から第2ステージを始める。およそ25分で8曲を歌った。

「涙そうそう」「恋の町札幌」「赤い花白い花」「ビリーヴ」「空も飛べるはず」「君をのせて」「時代」「また逢う日まで」
 前半は来週から始まる依頼型ライブの予定曲を適当に見繕って歌う。いわば予行演習のような位置づけだった。
 開始前に作品系パフォーマーのスタチュー(人間彫像)担当者と打合せた。前回は互いの干渉を避けてステージを南に2ブロック移したが、今回は相乗効果をねらっていつもどおりの位置で歌うことにする。
 開始時には北隣で人間彫像のパフォーマンスがすでに演技中だったが、冒頭で広場全体でパフォーマンスが繰り広げられていることを集まっている人にアピール。
「人間彫像をご覧になりながら、30分間歌もお楽しみください」と案内してから始めた。

 初の試みだったが、これがなかなかうまく運んだ。人間彫像は音や光を全く出さず、フリーズして銅像になり切るパフォーマンスなので、歌そのものの邪魔にはならない。
 人間彫像に集まった人が、そのまま歌も聴いてくれる、という願ってもない展開。常時10人を越す人がその場にいて、ある人は人間彫像と記念写真、ある人は歌に拍手、というお祭り広場的様相となった。
 集まった人の様子から判断し、途中で路線をキッズメニューに変更。なぜかリクエストは出なかったが、手応え自体は抜群で、売上げも含めて満足できるステージだった。
 今回の試みは全くジャンルの異なるパフォーマーとのコラボレーションに近いものだったが、工夫次第では同時間帯での共存も充分可能だと分かった。

2016年6月6日月曜日

ロボットの世論調査

 発信者不明の電話が鳴ったので、勧誘電話の類いかと用心して受話器を取った。
「もしもし」
 すると、相手が一方的に喋り始める。
「こちらは…の調査です。コンピュータが無作為に選んだお宅へ…」

 要するに音声自動ロボットによる参議院選挙・世論調査なのだった。さして興味もなく、あまりに一方的なので切ろうかと一瞬思ったが、短時間で済むとロボット(女声)がいうので、渋々つきあうことに。


 投票に行くかとか、選挙区は誰に入れるか比例代表は?等々、一通りの質問が続く。回答は1〜0までの数字を押す仕組みだが、「質問の途中でも入力OK」などと冒頭で言っておきながら、実際には全部を聞き終えてからでないと、再入力させられた。
「男か女か?」などの二択質問なら、どうにか番号を覚えていられるが、政党がらみだと選択肢が10では足らず、「これ以外の政党の場合は、99を押してください」などと、番号を2桁で入力する必要があった。
 うかうかすると、番号を忘れてしまう。
 選挙の世論調査は学生時代にバイトで何度かやったが、当時は直接の面談が基本。電話、ましてや音声ロボットによる調査など、思いもしないことだった。

 推測だが、この種の調査に真面目に応対する人は、限られているのではないだろうか。面倒な人、忙しい人は最初の段階で切ってしまうだろうし、操作が煩雑で間違った回答をしてしまう人も少なくないはず。特定の政党のシンパシーなら、絶好の機会と喜んで応ずるに違いないが。
「無作為調査」などといいつつ、こうしてはじき出される結果は、偏った歪んだものになっている気がしてならない。

2016年6月3日金曜日

自家製ノンアルビール

 大腸ガン転移再発予防のため、担当医の忠告もあって、「2日飲んだら1日休む」をこの1年間忠実に守ってきた。
 医者は当初、完全禁酒させたいような感じだったが、節酒のかいあって指標となるγ-GTP値が順調に下がっていることもあり、今年の検診では特に何も指摘されなかった。当面はこのペースを守ってゆく。

 飲まない日はお茶か麦茶を代りに飲んでいるが、メニューによってはビールが欲しくなることもある。代用としてアサヒのノンアルビール「ドライゼロフリー」をたまに飲んでいるが、最も安いトライアルでも、1缶100円する。
 普段飲む発泡酒が同じトライアルで1缶79円なので、なぜかノンアルビールのほうが高いのだ。

CGC製ノンアルビール

 そんなとき、近所のスーパーでCGC製ノンアルビールが1缶69円で売られているのを見つけた。これなら発泡酒よりも10円安い。お試しに1缶だけ買って、さっそく飲んでみた。
 そしてその味は…?、やはり100円のドライゼロフリーには叶わない。旨味がなく、ピリピリ尖った味がする。ないよりはマシだが、これなら麦茶でもいいかな…、という意見が大勢だった。

 ふと思いつく。(自分でノンアルビールを作れないか?)さっそくネットで調べてみた。

自家製ノンアルビール

 最初は麦茶を濃い目に入れ、冷やした炭酸で割れば似た味になるのでは…、と考えた。実際、同じことを考えて試している方が多数いた。しかし、あまり評判はよくない。
「これなら素直に店でノンアルビールを買いましょう」といった案配だった。

 さらに調べると、インスタント珈琲と炭酸を使い、市販品と遜色ないノンアルビールふう飲料を作っている方がいた。半信半疑だったが、さっそく真似てみる。
1)小さじ1杯のインスタント珈琲をグラスに入れ、少量の熱湯で溶く。
2)氷2個を入れてかき混ぜ、インスタント珈琲が冷たくなったら、氷は捨てる。
3)少し高い位置から、冷えた炭酸を注ぐ。

 泡の立ち具合や色は、ノンアルビールに限りなく近い。飲んでみると、味も市販品と大きな違いはない。少なくとも、CGC製ノンアルビールには負けていない気がする。
 予想以上に美味いので、思わずお代わりしそうになったほど。

 炭酸はトライアルで1L入りを70円くらいでいつも買っているので、仮にコップ2杯350mlを作ったとしても、原価は25円くらいか。少なくともノンアルビールを切らしたときの代用には、充分なることが分かった。

2016年6月1日水曜日

声帯を早く起こす

 差出人のないメールが突然届いた。迷惑メールの類いではなく、携帯メールからのオリジナルCDの感想である。どうやらどこかで2枚セットで買ってくれた方らしい。
「どちらも素晴らしい。時間があると聴いているが、なぜか自然に涙が流れる。他にもCDを出していたら、ぜひ欲しい…」と、歌い手にとっては殺し文句の数々が並ぶ。

 記録を調べると、今年になって2枚セットで買ってくれた方は4名いる。すべて女性だが、(おそらくあの方だろう…)という漠然とした予感はあった。
 CDにはメールアドレスのみ記載してあるので、連絡を取る手段はメールしかない。しかし、知人以外でメール連絡をくれた方は今回が初めてだった。
 さっそく礼状をしたためる。すぐに返信があり、やはりチカチカパフォーマンスで買ってくれた方だった。地下通りを歩いていて、「声」に思わず惹きつけられたという。
 数回のやり取りがあり、ネットはやっていないので、次なるCDが出た場合や一般公開でのライブ予定があったら、携帯メール宛に連絡することを約束した。

 長く歌っていると実にいろいろな出会いがあるもので、最近は歌を介したこうした見ず知らずの方との出会いが、歌うことの動機づけのひとつになりつつある。


 今月は中旬に2つの依頼型ライブを控えているが、うちひとつが午前10時開始という、苦手な午前中ライブなのだ。地域高齢者を対象とした集いで、1時間という長丁場。15〜16曲を予定している。
 起き抜け直後は声帯がまだ眠っている状態なので、4時間前起床が理想。しかし、元来が夜型の私に、6時起床はまるで地獄だ。
 最近は3時間前起床でもどうにか声は出せるようになったが、それ以外にも声帯を早く正常復帰させる手段を模索中。

 ネット調査によると、体操が意外に有効らしい。声帯も身体の一部に違いないので、まず身体を正常に機能させよ、ということか。
 単純なボイストレーニングもいろいろ例があったが、「いきなり歌う」というのは、どうやらあまりいい手段ではなさそうだ。
 もうひとつのライブは、ネット経由で初めて依頼された障がい者施設からのもの。平均年齢が私よりも若い60歳ということで、何を歌うべきかずっと電話やFAXでのやり取りがこのところ続いてた。
 チカチカパフォーマンスで使っている315曲のリクエスト一覧を先方に送ってあったが、その中から絞りこまれた希望55曲がFAXで送られてきた。
 リストは大半が昭和歌謡系のJ-POPかフォークで埋まっていた。洋楽系は「カントリー・ロード」だけで、唱歌はゼロ。演歌も少なめで、12曲しかない。懐メロ系は皆無だ。

 チカホでの路上ライブとだいたい同じ傾向だが、ちょっと珍しいと感じたのは「さよなら大好きな人」。好きな歌だが、これまで一度もリクエストがなかった。
 こちらも1時間の長丁場なので、これからさらに16曲ほどに絞り込む作業が待っている。一任されているので、楽しい作業だ。